【犬】唸る、吠える。犬の攻撃行動。その対策と予防法とは?【攻撃行動】

【犬】唸る、吠える。犬の攻撃行動。その対策と予防法とは?【攻撃行動】

愛する家族であるはずの犬に、吠えられたり唸られたりすれば、誰だって悲しいですよね。そのような攻撃的な行動を取る理由は何でしょうか? 対策や予防法などをきちんと学んでおきましょう。

  • サムネイル: utsumieri
    utsumieri
  • 更新日:

犬には“唸る”という習性があります。勿論意味もなくただ唸っているわけではなく、自分の身を守るための一種の防衛本能という形で表れるのが唸る行動で、そこには警告という意味合いも含まれます。

「これ以上は容赦しないぞ!」

という、人間に対しての線引きでもあります。
唸るという行為を甘く見てはいけません。下手すると咬傷事故にも繋がる恐れがありますので、しっかりとしつける必要があります。

では何故、そもそも犬は“唸る”のでしょうか。その理由と対処法をまとめてみました!

1.唸りの種類

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

犬が唸るのは、遺伝子に刻まれている闘争本能が表れたものです。ただ一口に“唸る”と言ってもそこには様々な意味合いが含まれており、犬もむやみやたらに唸っている訳ではないのです。犬は人間の言葉を喋れませんから、様子を見て飼い主さんが把握してあげる必要があります。

犬が唸る理由には、以下のような種類があります。

優位性の唸り

人間に対して「自分の方が上だぞ!」と威嚇するのがこの唸り。

耳を立てて歯をむき出しながら唸ります。毛を逆立てることもあるのが特徴で、周囲の人間を見下していることが原因。散歩中にすれ違う人に対してこの行動を取るのも、王様のような優位性を抱いていることが理由です。

恐怖から来る唸り

この行動は、主に虐待などを受けている犬に見られます。

身体をぶるぶると震わせ、尻尾をだらりと下げているのが特徴。唸りも弱弱しく、か細く発します。捨て犬を保護する際によく見受けられます。

子犬を守ろうとする唸り

読んで字のごとく、子犬を守ろうとする母犬が出す唸りです。
妊娠中や出産後の母犬で見られます。

防護性の唸り

飼い主を守ろうとして発する唸り声です。旧友が家に訪ねてきたとき、散歩中に知り合いとばったり会ったときなど、愛犬が唸って困った経験をした飼い主さんもいるのではないでしょうか。しかしこれは飼い主さんを守ろうとして発する行動なのです。

おもちゃ・食物を取られそうになった時の唸り

飼い主さんと遊んでいるときに発する唸りで、怒っている訳ではありません。
食事を取られそうになり唸るのは、確保した餌を逃すまいとするオオカミ時代の名残です。

縄張り意識の唸り

郵便屋さんや宅配業者など、外から来た人に対して唸る行動。
これは主に外で飼っている犬などに多く見られます。犬は元々オオカミを祖先として進化してきた動物ですから、オオカミの縄張り意識が未だ強く遺伝子に残されているのです。

喧嘩の唸り

犬同士がケンカしそうな際の、一触即発の状態。
いつケンカが始まってもおかしくない状況ですので、飼い主さんは注意する必要があります。

疼痛性のうなり

病気・怪我などで身体に痛みがあるときに発する唸りです。人間も怪我をしたときに医者ではない他人に患部を触られそうになったら身構えますよね。それと同じです。
交通事故にあったとき、動物病院に連れてこられたときによく見られます。

犬が唸るという理由だけでも、あげてみるとこれだけ種類があります。その状況でしっかりと唸る理由を判断しながら、気持ちを理解してあげることがまず大切です。

2.対策と予防法

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

犬が吠える理由がわかったとしても、やはりそのまま放っておくわけにはいきません。唸ることを放置したままでは、いずれ誰かを噛んで怪我させてしまう可能性があります。飼い主ならまだいいですが(決してよくはありませんが)他人を噛んだ場合は非常に大事になってしまいます。そのリスクを回避するためにも、普段からのしつけを心がけましょう。

ご褒美を織り交ぜたトレーニング

まず意図的に、犬が唸る状況を作り出しましょう。ただし噛みつかれてしまう危険がありますので、厚手の手袋などを必ずはめるようにしてください。

そうして犬が吠えたら、石の入った空き缶を足元に落とす(大きな音を出す)薄めた酢や水のスプレーを顔にかけるなど、犬が嫌がることをします。これを反復することで、犬に『唸ったら嫌なことが起こる』という感覚を覚えさせるのです。

そしてこれまでは唸っていた状況で徐々に唸らなくなったならば、必ずご褒美をあげるようにしましょう。“強化”のトレーニングと言うのですが(犬から物や場所を取り上げようとしても反抗しなかった瞬間に快びを与える)ご褒美を降りまぜることが最も効果的なしつけとなります。

このしつけを1日数分、毎日行うようにしてください。犬のしつけは一日二日で出来るものではありません。根気が必要です。長い目で見て、しっかりと愛犬が唸らない様しつけていきましょう。

体罰はNG!

手をあげることは特に厳禁とされています。

犬は人の皮膚の感触を覚えることで、次から簡単に噛みつく犬に育ってしまうのです。
唸ったからといって体罰を与えてしまうのは完全な逆効果なので気をつけましょう。

人間が上であることをしっかりと覚えさせる

そもそものしつけとして、犬が唸るのは人間を下に見ていることがとても大きいです。この問題を自分にあてはめてみましょう。学校の後輩、会社の新人から「おい早くしろ」などと言われたら……憤慨物ですよね。それと同じ状況が犬と飼い主さんに起きているのです。

では人間が上であることを覚えさせるにはどうしたらいいのか。

■犬の都合に合わせない

愛犬が可愛いからといって、何でもかんでも甘えさせていませんか? 厳しいようですが、犬とのしっかりした信頼関係を築くには、常に人間に合わせた生活を送る必要があるのです。

犬が生活出来るのは人間のおかげなんだ、という点を意識してください。

そのため、「散歩」も必ず決まった時間に行く必要はありません。同じ時間にばかり行くと、犬が「散歩の時間だ」ということを覚えて催促し始めます。散歩の催促をされている限りは極力付き合わないようにしましょう。

ソファに座っていたら人間が座るためにどかしてください。扉を開けて犬が先に出ていくのもNGです。必ず人間が主導であることを心がけてください。

古来、犬という動物は人間に寄り添うことで生きてきました。人間のパートナーとなる道を選んだことで、生き残る術を学んだのです。今の時代、犬は愛玩動物ですが、根本として主従関係があるということを忘れてはいけないのです。

3.最後に

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

いかがでしたか?

唸る行為がなくなることで、より一層愛犬との強い信頼関係を築くことが出来るでしょう。
以上のことを参考に、飼い主さんとワンちゃんが楽しく幸せな日々を送れることを願っています!

内容について報告する