仕草から読み取る猫の気持ち! 分かってあげたい猫からのサイン

仕草から読み取る猫の気持ち! 分かってあげたい猫からのサイン

猫は感情を出しにくいと言われています。しかし、その気持ちは仕草として表れています。そんな猫のサインについて記述します。

  • サムネイル: 秋月 落葉
    秋月 落葉
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猫ちゃんの気持ちを知ることで、より距離を縮めたいと思う飼い主さんは多いようです。実は、感情が分かりにくいように見える猫ちゃんは、仕草でいろいろなことを飼い主さんに伝えています。注意深く観察して、どんなことを猫ちゃんが伝えているのか考えてみませんか。

1.顔、耳の仕草

ゴロゴロと鳴く

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■リラックス
■甘え
■何かの要求

猫ちゃんとスキンシップとっているとき、一緒に寝ているとき、猫ちゃんの喉から「ゴロゴロ」と低い音が聞こえてくることがあります。猫ちゃんが幸せを感じてリラックスしているときに、特によく聞くことができます。

ドイツ人動物学者のパウル・ライハウゼンさんによると、このゴロゴロは子猫が母猫の母乳を飲んでいるときにも聞くことができるそうです。飼い主さんに撫でられて幸せな気分になった猫ちゃんは、赤ちゃんの時に母猫の傍にいたことを思い出し「赤ちゃん返り」をしていると考えられています。

この他にも、ゴロゴロという音は「何かを要求している」ときにも使われている、という説があります。要求をするときのゴロゴロには高周波が含まれていて、人間の注意を引き付ける役割があるようです。他にも、骨密度を高めて体調を整えたり、気分を落ち着けたりするために「ゴロゴロ」と鳴くとも言われています。

喉を鳴らすという仕草だけをとっても、猫ちゃんはこんなに様々な気持ちを伝えているんですね。

耳を伏せている

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■怖がっている
■降参している
■イライラしている

耳を後方に倒して、頭を下げるような仕草を見せているときは、猫ちゃんが強い恐怖を感じています。大きなものや、掃除機の音など猫ちゃんが怖がるようなものが近くにあるので、できるだけ早く取り除いてあげましょう。

このときに無理に抱っこしたり、構おうとすると引っ掻かれる可能性があるので、猫ちゃんが落ち着くまでそっとしておいて、大きな物音を立てないようにしましょう。

また、猫同士のケンカの際や飼い主さんが猫ちゃんを叱ったときなどにもこの行動がみられることがあります。恐怖のほかにも「もう降参!」というような意味合いもあります。猫同士のケンカで片方がこの仕草が見られた場合、多くの場合は耳を倒しているほうが負けます。

猫ちゃんがある程度リラックスしている状態で耳を倒している様子が見られたら、「ちょっと嫌だな、やめてほしいな」とイライラしていることがあります。無理に構うのではなく、一度構うのをやめて距離を置きましょう。

2.手足、尻尾の仕草

尻尾をゆっくりと振る

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■機嫌が良い
■幸せ

機嫌がよく、リラックスした状態だと尻尾を大きくゆっくりと振っている猫ちゃんが多いです。鼻歌交じりに「次は何をしようかな」と考えているようなものですね。毛づくろいをしているときや、ご飯を食べているときなどに見られることが多いようです。

猫ちゃんが自分から近寄ってくれば、構ってほしい合図なので撫でてあげましょう。それ以外のときは、構うと気分を害することもあるので、できるだけそっとしてあげてくださいね。

尻尾をピンと立てている

■嬉しい
■構ってほしい

子猫は母親にお尻を舐めてもらうために、尻尾を立てる習性があります。猫ちゃんが尻尾を立てて、飼い主さんに近づいて来たら「親愛の証」と言えるでしょう。飼い主さんを親のように思い、慕ってくれているのです。この気持ちの表現は猫同士でも行われることがあり、仲の良い猫ちゃん同士は尻尾を立てて挨拶をします。

他にも、飼い主さんに何かをして欲しいという要求を示すときに尻尾を立てることもあるようです。ご飯が欲しいとき、撫でてほしいときなど、要求は様々なのでその場の雰囲気で考えてみましょう。

尻尾の毛を逆立てる

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■怒っている
■興奮している
■驚いている

尻尾の毛を逆立てて、背を弓なりにしてて「シャーッ」という声を出しているときは、猫ちゃんが相当怒っているときの合図です。猫同士のケンカでもよく見られる仕草です。猫ちゃんは攻撃態勢に入っているので、下手に構うと引っ掻かれたり咬まれたりします。刺激せずに、猫ちゃんの気持ちが落ち着くまで待ちましょう。

毛を立てる理由としては、少しでも自分の体を大きく見せることで「自分は強いんだぞ!」というアピールをしています。他にも、驚いたときや興奮したときに全身の毛が逆立ってしまうこともあるようです。

子猫の場合は感情が高ぶりやすいため、遊んでいる最中に毛が逆立ってしまうこともあります。一緒に遊んでないときに子猫が毛を逆立てている場合は、一人遊びが盛り上がりすぎて興奮していることが多いようです。そんなときはスキンシップも兼ねて遊んであげると喜んでくれそうですね。

尻尾を激しく振る

■イライラしている

猫ちゃんが尻尾をパタパタとしはじめたら、それはイライラしているときのサイン。怒るほどではないですが、自分の思い通りにならなかったり、相手をする気分じゃないのに誰かにしつこく構われたときに見せることが多いようです。

猫ちゃんによっては尻尾をゆったり振っているときと見分けがつきにくいことがあるので、注意深く観察してみましょう。

毛布やクッションをもみもみする

■甘えたい、甘えている
■リラックス

猫ちゃんは毛布やクッション、人の体など柔らかいものに対して、前足を交互に押し付けてぎゅっと握るような動作をする、「足踏み行動」と呼ばれる仕草をします。これは、子猫の頃に母乳を前足で押すことで飲んでいたころの名残と言われています。

何かに甘えたいときに、この「足踏み行動」をすることが多いようです。特に、生後2カ月以内に母親から引き離され、十分な親離れができなかった猫ちゃんは特にこの仕草をする傾向が強いです。

足踏み行動をしているときに構うと、猫ちゃんによってはもみもみをやめてしまい、幸せな気分を邪魔してしまうこともあるので、猫ちゃんの様子を見ながらそっと見守ってあげてくださいね。

3.体全体の仕草

お腹をむける

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■飼い主さんを信頼している
■リラックスしている
■甘えたい、構ってほしい

飼い主さんが近くに来たとき、猫ちゃんに視線を向けたときに仰向けになってお腹を見せることがあります。猫ちゃんにとって急所であるお腹を飼い主さんに向かってさらすのは、「飼い主さんを信頼し、リラックスしている」という気持ちの表れです。

猫ちゃんによっては、お腹を見せたままクネクネと動くことがあるようです。そんなときは、「構ってほしい」という意思表示です。お腹を撫でると怒ることもあるので、頭や体の側面などを撫でてあげましょう。

撫でている手を噛む

■嫌がっている
■怒っている

先ほどまで機嫌よく撫でられていたのに、急に手を噛まれた、という経験をもつ飼い主さんは多いようです。ちゃんのこの仕草は「もう構わないでよっ!」という気持ちの表れと言われています。

猫ちゃんと人間では撫でられている時間の感覚が違うらしく、もう撫でてほしくないという気分になるのが早いようです。猫ちゃんのその気持ちに気が付かず、撫で続けていると抗議の意味合いを込めて咬むようです。また、猫ちゃんとしてはじゃれているつもりで組み付いていることも。

猫ちゃんがイライラし始めると、先ほど紹介したような「尻尾を激しく振る」「耳を伏せる」などの仕草が見られることがあります。撫でているときは猫ちゃんを観察して、撫でる時間を見極めましょう。

身体をこすりつける

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■ナワバリの主張
■親愛

猫ちゃんにとって体を擦りつけるという仕草は、「この場所や物は自分のものだぞ!」という気持ちを表しています。猫ちゃんの体には、自分のニオイを分泌する腺がいくつもあり、身体をこすりつけてニオイをさせることで、ナワバリを主張しているのです。

家にいる猫ちゃんでも、狭いながらもナワバリ意識をもっています。そのため、定期的に家具に身体を擦りつけて「これは自分のもの」と安心感を得ています。また、身の回りの環境を自分のニオイで満たすことで、自分にとってより居心地の良い環境を作っています。

飼い主さんに体を摺り寄せてきた場合、自分の体に飼い主さんのニオイをつけて混ぜ合わせることで、同じ仲間として認めているというアピールになります。もし猫ちゃんが体をすりよせてきたら、踏まないように注意しつつ歓迎してあげたいですね。

家具で爪をとぐ

■ナワバリの主張

飼い主さんを悩ます行動の一つである、猫ちゃんの爪とぎ。これは爪をお手入れするという意味だけでなく、ナワバリを主張するという意味でもあります。爪をとぐことは、視覚的にナワバリをアピールする意味もある他に、指の間の臭腺からニオイを擦りつけるという意味もあります

ナワバリの主張は猫ちゃんにとって大切な本能の一部です。やめさせることは難しいので、爪とぎを増やしたり、保護材を家具に貼ることで、保護をしましょう。

体の下に足を入れて伏せる

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■リラックスしている

四肢を折り畳み、体の下にしまう通称「箱座り(※香箱座りとも)」という仕草は、猫ちゃんがリラックスしているときに見られる行動です。四肢を体の下にしまうと、身に危険を感じたときにすぐに逃げることができなくなるため、箱座りは猫ちゃんが「安全でリラックスできる」と思ったところでしか見せない行動です。

家の中で猫ちゃんが箱座りをしていたら、その場所が猫ちゃんにとって安心できる、心地よい場所ということですね。

捕った獲物を家に持ち帰る

猫ちゃんを外で散歩させていると、猫ちゃんが小動物や虫を捕まえてきて、わざわざ家まで持って帰ってきて、見せびらかすということがあるようです。ときには生きていることもあるので、処分しなければいけない飼い主さんにとっては、悩みの種のようです。

実は、猫ちゃんが何故飼い主さんに見せるように獲物を持ち帰ってくるのか、はっきりとした原因はわかっていません。一説によれば、飼い主さんを子猫に見立て、母猫になったつもりで獲物を持って帰ってきているようです。

他にも、「こんなに狩りがうまくできるんだよ」という自分の強さをアピールしている、という説や、「安全な家で獲物を食べたい」という意味で持ち帰ってきていると言われています。

どの説にも共通するのは、「飼い主さんを信頼しているから、獲物を持ち帰ってくる」ということです。獲物の処分が大変なこともありますが、猫ちゃんが飼い主さんを信頼しているからこその行動なので、できるだけ叱らないようにしてあげたいですね。

最後に

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猫ちゃんは飼い主さんが思っている以上に、体や表情で様々な感情を訴えています。普段から猫ちゃんのことをよく観察し、どのようなことを思っているのか考えてあげられれば、より猫ちゃんとの距離が縮まりそうですね。

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