猫の去勢手術って、絶対に受けた方が良いの? 猫の不妊手術について

猫の去勢手術って、絶対に受けた方が良いの? 猫の不妊手術について

猫を飼う上で必要な去勢。必ず受けさせた方がいいとよく言われます。今回は去勢手術のメリット・デメリットについて記述します。

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1.去勢とは?

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「去勢」とは、動物の不妊手術の事。一般的には雄の不妊手術を指して言います。手術費用は2〜3万円程度、入院期間は約3日です。

去勢手術とは元々雄猫の不妊手術の事を指して言いますが雄雌関係なく、去勢手術と指す場合もあります。雌猫の不妊手術は避妊手術と言います。

不妊手術を行う事で望まない妊娠を防ぐ他にも雄、雌共に性格が穏やかになる傾向がある、病気になりにくくなるなど挙げられます。

望まない妊娠を防ぐことは猫の体の負担を減らす他に、殺処分を減らす事にも繋がります。子猫をしっかり飼育できる環境にある、子猫の貰い手が確実にあるという方以外は無闇に繁殖させるのはやめましょう。

去勢・避妊手術に適した時期・手術前後の注意点

一番初めの発情期の前に去勢・避妊手術を済ませるのが好ましいとされています。だいたい生後6~8ヶ月頃に済ませておくのが良いようです。

発情期に入ると雄は攻撃的になり、雌は発情期特有の鳴き声を出し、人や物に体をなすりつけます。

去勢・避妊手術は全身麻酔で行われます。基本的に手術前は絶食です。手術前日の夕食は軽めの食事を与え、手術当日は誤って水や餌を与えないようにしましょう。

術後、猫ちゃんは心身共に疲れ、ストレスも溜まっているでしょう。手術を終えた後は必要以上に構わず、細やかなケアをしてあげる事が大切です。自宅に連れて帰ってからは傷口を舐めないようにさせたり、薬が処方された場合はしっかりと与え、激しい運動を控えるように見ている事が必要です。

2.雄雌の去勢・避妊の違い

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雄猫の場合

雄猫が去勢手術をした場合には雄特有の縄張りの強さ、尿マーキング、雌猫と多頭飼いしてもマウンティング行為がなくなると言われています。

また、雄猫の去勢手術は精巣を取り除くため精巣、前立腺の病気になりにくくなるといわれています。雄同士の喧嘩が少なくなる事で猫エイズなどの感染症の発症率も下げる事ができます。

雄の場合去勢手術を行う事で子孫を残すという本能がなくなるため、性格も大人しくなり、飼いやすくなるとも言われています。雄同士の争いもなくなるため穏やかで甘えん坊になる傾向があるようです。

雌猫の場合

雄と同様、雌特有の病気を防ぐ事が可能です。乳腺、子宮の病気の発症率を下げる他に、卵巣を取り除くので卵巣の病気に掛かる可能性も低くなります。雌の病気には命に関わるものもあるので、妊娠を望まない場合には病気の発症率を防ぐため、避妊を勧める医師もいるようです。

また、発情期特有の鳴き声がなくなり飼い主さんにとっても猫にとってもストレスが軽減されるでしょう。屋外で飼う雌猫は避妊手術を行わないと知らぬ間に妊娠していた、という事もあり得ます。子猫を責任持って飼えない場合には避妊手術をしておいた方が良いでしょう。

3.不妊手術のメリット・デメリット

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不妊手術のメリット

■病気の発症率を下げられる
■性格が穏やかになる
■問題行動が減る
■望まない妊娠がなくなる
■発情期のストレスが減る

上記のメリットの他にも不妊手術を行うことで、不妊手術を受けていない猫よりも寿命が伸びる、殺処分される猫の数が減るなどがあります。最も大きい変化としては病気の発症率が下げられる事と性格が変わる事ではないでしょうか。

不妊手術のデメリット

■太りやすくなる
■手術のストレスを与える
■本来の猫らしさが減る
■全身麻酔・手術のリスクを負う

不妊手術を行う事でホルモンバランスの関係上太りやすくなる事が科学的に証明されています。また、手術は全身麻酔のため猫の体には相当な負担がかかり、術後も完全に傷口が閉じるまでは基本的に安静にしていた方が良いでしょう。手術自体は15~30分のためリスクがあるとは言えませんが100%安全だとも言えません。

雄猫が去勢手術を受けた際に尿管が細くなり、尿路結石になりやすくなるという報告もあるので、食事に気をつけなければなりません。

手術を受ける事で本来の猫としての姿がなくなるという理由で手術をしない飼い主さんもいるようです。手術を受ける際にはメリット・デメリットをきちんと考え、飼い主さんと猫ちゃんどちらも幸せになれるよう選択してはいかがでしょう。

最後に

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猫の不妊手術についていかがでしたか? 猫の不妊手術には良い面も悪い面もありますので手術に対して不明な点がある場合は獣医師からきちんと説明を受け納得のいくようにしましょう。

猫ちゃんと飼い主さんの関係は様々です。最良の選択ができるようにきちんと考えましょう。また、不妊手術を受けていない猫ちゃんを屋外に出す場合は野良猫化しないようにしましょうね。猫ちゃんと飼い主さんの幸せな日々が続く事を願っています。

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