猫のペット保険についての基本まとめ。メリットは? どれを選べばいいの?

ペットを飼う上で一番気になるのが「万が一の治療費」です。そこで近年注目されているのが「ペット保険」です。

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    関 慶之
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1.ペット保険とは?

ペット保険とは、その名の通りペットのための保険です。

加入することによって、もしもペットが病気にかかったとき、高額になる医療費を何割かの割合で保険会社が負担してくれるサービスです。

2.ペット保険に加入するメリット

ペット保険に加入することには、どのようなメリットがあるでしょうか。

高額な医療費を抑えられる

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わが国では国民皆保険により、人間の医療費は比較的低く抑えられていますが、むろんペットたちはその対象とはなっていません。そのため動物病院の診察は保険がきかない「自由診療」となっており、大きな病気やケガの治療となると人間の医療費をはるかに上回るケースも少なくありません。

こうした状況に備えて、ペット保険に加入しておけば医療費を安く抑えることができます。しかし、日本のペット保険加入率はまだまだ低く、特に猫においては低いという現状があります。

猫のペット保険加入率は低い

やや古いデータとなりますが、ネットリサーチ会社のディスドライブが2009年に行った以下の調査によると、ペット保険の加入率は全体では5.9%と低いです。また、犬では10.9%と比較的高いものの猫では3.4%とその半分以下になっています。

加入している人に理由を聞くと、「何かあったときに困るから」が67.6%で最も多く、「医療費の負担」「ペットがケガや病気をしたから」が続きました。加入にあたっては、「補償内容」「月々の保険料」「加入条件」などを重視する人が特に多かったようです。また加入しない理由を聞くと、「保険料が高い」「病院を利用しない」「保険の存在を知らなかった」などの回答が多くなりました。

猫のペット保険加入率が低い理由は、猫はそもそも犬に比べると動物病院に行く機会が少ないということが考えられます。犬とは違い猫にはワクチンを接種する法的な義務はなく、また日本で飼われている猫の多くを占めている日本猫は体が比較的丈夫で病気にもかかりにくいです。こうした要因が重なり、飼い主の健康への関心はどうしても猫より犬のほうが高くなり、保険加入率の低さにつながっているものと考えられます。

しかし、近年では完全室内飼いの普及などにより猫の寿命はぐっと伸びており、それに伴って高齢の猫は多くの病気にかかるようになってきました。病気がちになって保険を考えはじめたけれど、気がついたときには加入可能な年齢を過ぎていた……というケースも少なくありません。まだ若くて健康なうちは大丈夫であっても、少なくとも5歳程度になったらペット保険についても一度は考えてみるのがよいのではないでしょうか。

3.ペット保険の選び方・注意点

様々なメリットがあるペット保険ですが、実際に加入する際は様々な点に注意し、比較検討を充分に行ってください。損をしないために保険に加入していたはずが、実際に加入してみると実は損をしてしまった、ということがないようにしましょう。

加入可能な年齢に注意

まずは保険に加入できる年齢を確認して、ペットの年齢と照らし合わせましょう。加入できる年齢は各保険会社やプランごとに異なっているので、注意が必要です。満10歳を超えている場合、やや保険探しが難航するかもしれません。

補償対象外の病気について

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特定の病気と診断された経歴がある場合はやはり加入が難しくなることがあります。特に、特定の猫種が遺伝的に発病する難病の場合、加入できなかったり支払い対象外となったりするケースが多いです。例えばスコティッシュフォールドは高い確率で遺伝的に関節や軟骨に病を発症しますが、このような場合は対象外になる可能性が大きいでしょう。

またそれだけではなく、療養のためのサプリメントや療法食など、病院から処方されたものであっても医薬品以外のものは補償の対象外となるケースがしばしばあります。これもあらかじめ確認しておくと安心することができます。

支払い金額はいくらくらい?

それでは、実際に加入した際に支払う保険料はどの程度になるのでしょうか。

猫の場合、おおむね500円から3,000円程度が多いようです。ただしこれは最も安い金額であり、一般に年齢が高くなるほど病気やケガになるリスクも高くなるため、保険料も高くなっていく傾向があります。

人間の保険もそうですが、保険料が低いとそのぶん補償の対象が狭まることがしばしばあります。値段だけを見て飛びつかないように注意しましょう。

実際のプランを見てみよう

ペットを家族とみる向きが浸透するにつれてペット保険も次第に広まり、現在ではもともと保険事業を手掛けていた企業のほかにも様々な企業がペット保険に参入しています。しかし、数多くの会社が存在しているとどこを選べばいいのか迷ってしまいますよね。そこで今回は一例としてペット保険最大手のアニコムのプランを紹介しますので、ご参考にしてください。

・アニコム「どうぶつ健保 ふぁみりぃ」

負担額には50%プランと70%プランの2つがあり、それぞれ1年ごとの負担額は70%の場合は36,320円、50%の場合は27,260円となります(0歳の時点)。金額的にはもっと安い保険も数多くありますが、アニコムが人気の秘訣は「窓口精算」にあります。

一般的なペット保険ではいったん治療費を全額支払ったのちに銀行口座に補償分が振り込まれるタイプが多いのですが、アニコムは送付されてくる保険証を全国に数多くある提携病院で見せれば自己負担額分を支払うだけで済みます。わずらわしい手続きが不要になるのが人気の秘訣ということができるでしょう。

まとめ

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いかがでしたか。この記事では猫のペット保険の基本として、保険に加入することのメリット、そして保険の選び方を解説しました。

様々な選択肢がありますが、少しでも長く猫と一緒にいるためには保険に入ることはよいことです。損をしないようじっくり吟味して、保険を選んであげて下さい!

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