ふわふわで水もへっちゃら!  ターキッシュバンってどんな猫?

ふわふわで水もへっちゃら! ターキッシュバンってどんな猫?

ターキッシュバンは、トルコ原産のちょっと変わった特性を持った猫です。真っ白なからだで、尻尾と頭だけに模様が付いています。そして何より普通の猫が水嫌いなのに対して、ターキッシュバンは水を怖がらないんです。ほかにはどんな特徴があるのでしょうか?

  • サムネイル: 関 慶之
    関 慶之
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1.概要

ターキッシュバンは、トルコ原産の猫の一品種です。頭部と尻尾にのみ色が付いているバンパターンといわれる特徴的な体色と、水に入るのを好むという猫としては変わった傾向で知られています。

2.歴史

ターキッシュバンの詳しい起源は明らかになっていませんが、トルコ・アナトリア半島東部の山岳地帯で自然発生した非常に古い品種の猫であると考えられています。紀元前1200年ごろの装飾品にターキッシュバンに似た猫の姿が彫られていたという記録が残っているほか、西暦75年のローマ帝国侵攻の際にも似た猫の絵の記録が残っています。

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トルコでひっそりと息づいていたこの猫が大きな注目を浴びたのは、20世紀に入ってからでした。1955年、トルコを旅行していた2人の愛猫家の女性が2匹の猫を譲り受けます。彼らが水遊びをする姿に魅了された2人はこの猫を本国イギリスに持ち帰り、繁殖を始めます。

2匹から生まれた子どもたちはみな、頭と尻尾だけに色を持つ特徴を受け継いでいました。さらに1959年にもトルコからペアが輸入され、繁殖が続けられます。その結果、1969年にはイギリスの愛猫家団体GCCFに公認されます(このときは「ターキッシュキャット」という名前でした)。その後はアメリカにも渡り、CFAやTICAなどの大きな愛猫家団体の公認を受けました。

トルコ原産の猫としてはほかにタ―キッシュアンゴラやバンキャットなどがいます。バンキャットはターキッシュバンとよく混同されますが、色の付いていない真っ白な体毛が特徴です。

3.身体的特徴

被毛

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何といっても、頭と尻尾だけに色が付き、ほかは真っ白な被毛が目を引きます。このような被毛はバンパターンといわれており、中近東発祥の猫には多く見られますが、ほかの地域では稀なものです。毛色はトーティアンドホワイト、ブルー、オーバーン(レッド)などがあります。やや茶色がかった白のクリームなどもあります。

顔の模様は目より上だけに付き、額部分ではっきりと分かれ、耳にも色が付いているのが理想とされています。また毛の長さは長毛ですが、下毛のないシングルコートなのも珍しい特徴の一つです。

体型・体格

体重はおよそ3kgから8.5kgで、普通の猫よりも大きな体格をしています。胴体もがっしりしており、目は大きくぱっちりとしています、

4.性格・気質

■大人しい
■愛情深い
■遊び好き
■賢い
■束縛を嫌う

ターキッシュバンは比較的落ち着いていて、遊び好きな面もある猫です。仲間を作るのが好きで、リーダーシップを発揮する相手ならば、人間のみならず犬などにもよく懐きます。しかし野生的な気質が強めに残っているためか、独立心が強く、飼い主との長時間の触れ合いは好まない子が多いようです。長く遊びたいときは撫でたり抱っこしたりするのではなく、おもちゃで遊んであげた方が喜ぶでしょう。

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また、最大の特徴である「水が大好き」という点ですが、これは確かであり、ターキッシュバンを飼っている家では扉を開けてお風呂には入らないほうがよいともいわれます。また水道の蛇口を自分で開けたり、トイレの水を流したりすることもあり、そうしたイタズラには注意が必要なこともあります。洗濯機や水槽の魚なども気をつけましょう。

ただ水を好む度合いには個体差があり、喜んで水に入って泳ぐ個体もいれば、水に触れるのに抵抗がない程度の個体もいます。

5.生活環境

ターキッシュバンは頭のよい猫であるため、しつけは楽な部類に入ります。ただし先述の通り、水回りには注意しましょう。一般的な猫とは反対に狭い場所はやや苦手なので、なるべく広くて落ち着ける環境を作ってあげましょう。

6.お手入れ

ターキッシュバンは長毛種のため、抜け毛はやはり多くなってしまいます。ですが、下毛のないシングルコートであるため毛玉にはなりにくいようです。ブラッシングは、コミュニケーションを兼ねて1日1回程度行ってあげましょう。

また水を恐れないので、シャンプーは2週間から1週間に1回程度、普通の猫よりも頻繁に行ってあげてもよいかもしれません。ターキッシュバンの被毛は防水性に富む反面、脂でベタつくことがあります。シャンプーでその脂を適度に落としてあげることで、皮膚の健康にも繋がります。

7.かかりやすい病気

ターキッシュバンは古くに自然発生した品種であるため、これといって遺伝的にかかりやすい病気はありません。猫風邪尿結石肥満など猫全般にかかりやすい病気に気をつけて健康管理をしてあげましょう。ただ、一般にオッドアイの猫は聴覚に何らかの障害を持っていることが多いといわれていますので、その点は注意してあげるとよいかもしれません。

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また、猫の血液型はA型の割合が高くなっており、ロシアンブルーなどは100%がA型ですが、ターキッシュバンはそんな猫の中でも珍しくA型とB型の割合がほぼ半々となっています。このため、あらかじめ血液型の検査をしておくと安心することができます。

おわりに

水が大好きだったり変わった模様があったりと、様々な点で普通の猫とは違う点を持つターキッシュバンの紹介でした。いかがでしたでしょうか。

これを読んでターキッシュバンの魅力に気付いた! という方は、ぜひとも飼うことを検討してみてください!

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