ずんぐりむっくりが愛らしい! ブリティッシュショートヘアの飼い方

ずんぐりむっくりが愛らしい! ブリティッシュショートヘアの飼い方

そのたくましい体からは頼もしさもうかがえるブリティッシュショートヘア。近年人気を高めつつあるこの猫種は、実は『不思議の国のアリス』に登場する「チェシャ猫」のモデルなんです! ここではブリティッシュショートヘアについてまとめました。

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    ゆき 真白
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1.概要

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ずんぐりむっくりで骨太な体型、短毛なだけにその丸々しさがよくわかるブリティッシュショートヘア。「ブリティッシュブルー」と呼ばれるその綺麗な被毛は、どこか気品を漂わせていますよね。そんなブリティッシュショートヘアについて、歴史や飼い方、かかりやすい病気などをまとめました。

2.歴史

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■起源:1880年代
■誕生国:イギリス

ブリティッシュショートヘアの歴史は古く、2世紀ごろローマ人がネズミ退治のためイギリスに持ち込んだ猫の子孫ではないかと考えられています。その後、イギリスで自国産の猫種とすべくブリーディングが盛んに行われ、現在のブリティッシュショートヘアが確立されました。

ペルシャなど様々な品種と交配していたため、時には長毛種の子も生まれたそうです。長毛の子は「ブリティッシュロングヘア」という別の種名で登録されているそうですよ。

実はこの猫、『不思議の国のアリス』に登場する「チェシャ猫」のモデルになったそうです。丸い顔と丸い目にどことなく面影がありますよね。

3.身体的特徴

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■平均体重:オス 4.5kg〜6.5kg / メス 3.5kg〜5.5kg
■被毛種:短毛種
■体型:セミコピー
■カラー:ブルー、ブラック、ホワイトなどのカラー、タビー、ソリッドなどのパターン

大きくて丸い顔、筋肉質で骨太な体、そしてベルベットのような手触りのよい被毛が特徴的です。「ブリティッシュブルー」と呼ばれるほど、ブルーが人気で多く見かけますが、実際はブラックやレッドなどの様々なカラー、タビーやソリッドなどの様々なパターンが認められています。

目の色は毛色よって変わり、基本となる「グリーン」「ヘーゼル」「アンバー」「カッパー」が全て見られるそうです。

また、これもとても特徴的なのですが、ブリティッシュショートヘアの約4割が、血液型はB型なのだそうです。これは他の短毛種では見られない珍しいことなんですよ。定期検診のときに血液型を見てもらうのもいいかもしれませんね。

4.性格・気質

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■穏やか
■物静か
■独立心が強い
■我慢強い

もともとハンターとして働いていたため、とても活発です。しかし、その性格はとてものんびり屋で温厚、ぬいぐるみのようにじっとしていることが多いのだとか。たくましい巨体からクールなイメージがありますが、実は甘えん坊なところもあるんですよ。

飼い主のあとをついて行ったり、体を擦り寄せるなどぺったりなことも。お留守番も上手にできますが、帰ってきたらたくさん構ってあげるといいですね。ただ、抱っこされるのが嫌な子も多いので、自分から膝の上に乗ってくるまでは、撫でるだけにすると良いでしょう。

我慢強いところがあるため、普段のちょっとした変化や、何かしらのサインを見逃さないようにするととてもいい関係が築けると思います。

5.入手方法と価格

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入手方法

愛猫家の間では非常に人気の猫ちゃんですので、ショップからでもブリーダーからでも購入は可能です。確実に子猫を購入したいのであればブリーダーがオススメですよ。また、悲しいことに中には里子に出されてしまう子もいます。殺処分されてしまう猫ちゃんを少しでも多く救うために、是非里親というものをご検討頂けないでしょうか。

価格

150,000円〜300,000円が平均です。ショップやブリーダーによって価格は変動しますので、直接問い合わせてみるのがいいですね。また、中には400,000円ほどする子もいますので、平均より価格が高い、安いという場合は理由を訊いておくと安心ですよ。

譲ってもらう団体や個人、猫ちゃんがもともと飼い猫か野良猫かによって、ワクチン代や病院代などを支払うこともありますが、基本的に猫ちゃん自身は無償です。金銭を求められた場合は、その内訳を訊くようにしましょう。

6.しつけ

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ブリティッシュショートヘアは褒められることが大好きです。しつけるときは叱るのではなく褒めながら行うようにしましょう。いけないことをしたときに叱るのは大事ですが、普段は根気強く言い聞かせるようにするといいですね。

トイレ

猫ちゃんは1度場所を覚えてしまえば、トイレが清潔に保たれている限り同じ場所でしてくれます。ご飯のあと床の匂いを嗅いだり、ソワソワしだしたら、それはトイレサインなので、さっとトイレに連れて行ってあげましょう。これを何度か繰り返すことで自分からトイレに行ってくれるようになります。

ショップやブリーダーから購入する場合は、猫ちゃんが前から使っていたものと同じトイレと猫砂を用意することで、家に迎えたあとも自然とそこでしてくれますよ。

覚えたてのときは失敗してしまうこともあるかと思いますが、失敗は決して叱らずにニオイが残らないよう早急に片付けるようにしましょう。また、トイレが汚いと違う場所でしてしまう可能性があるため、できるだけこまめに掃除するようにしてください。飼っている猫ちゃん+1つトイレがあるのが理想的ですね。

爪とぎ

爪とぎは猫ちゃんにとってはトイレと同じ習性になります。やめさせるのではなく、決まった場所でできるようにしつけましょう。

猫ちゃんの肉球を買ってきた爪とぎ器に擦り付けることで、猫ちゃんのニオイがつき、そこが自分の縄張りになるため自然と使ってくれることがあります。買ってきたものを使ってくれない場合は素材が気に入らない可能性があるため、他のものを買ってあげましょう。

もし先に家具などで爪とぎをしてしまった場合は、その素材に近い爪とぎ器を買うと爪をといでくれる場合があります。使うか使わないかは猫ちゃんによるので、いろいろと試してあげてください。

噛み癖

物静かな性格のため、あまり噛むということはしないかと思いますが、子猫のうちは本能が勝って噛んでしまうこともあるかもしれません。

噛まれたときは騒がず大きな声を出さず、「ダメ」「イケナイ」と目を見て強くはっきりと言いましょう。人間の表情をよく見ているため「イタイ」と大げさに顔を歪めることで噛まなくなることもあります。また、無視をしてその場から離れるのも「噛んだらつまらない」と覚えるため有効的ですよ。

遊び足りなかったり、生え変わりで歯がかゆいといったことも考えられますので、十分遊んであげて、噛めるようなおもちゃを用意してあげましょう。

7.お手入れ

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ブラッシング

短毛種であるブリティッシュショートヘアは、1日1回ほどのブラッシングで問題ないです。ベルベットのような手触りを保つために、いくつかのブラシを使い分けてあげるといいですね。

ブラッシングはコミュニケーションの一環でもあるので、できれば毎日やってあげてください。もちろん猫ちゃんが嫌がるようであれば無理にやらないように。独立心が強い性格からブラッシングをさせてくれるまで時間がかかることもあるかもしれませんが、気長に待ってあげてください。

爪切り

「爪とぎをしているから爪切りはいいのでは?」と思われる飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんが、爪とぎは古くなった爪をはがし中にある新しく鋭い爪を出すために行い、爪切りは鋭い爪を切って丸くするために行います。その役割は変わってきますので、ぜひ定期的に確認して切ってあげてください。

肉球を触られることを嫌がる子も多いので、突然爪を切るよりは、まず肉球に触られることに慣れさせるようにしましょう。爪の中ほどから血管が通っているため、誤って血管を切らないように気をつけ、暴れるときは無理に切らないようにしてください。

シャンプー

シャンプーが必要かそうでないかといえば、必要とは言えません。猫ちゃんはグルーミンをすることで自分で体を綺麗にします。水が苦手な猫ちゃんにとってシャンプーはストレスの原因ともなってしまうため、無理にする必要はないです。

しかし、一緒に暮らしていくうちにニオイが気になったり、ノミやダニに寄生されてしまう、ということがあるかもしれません。猫ちゃんと飼い主さんがお互い快適に暮らすために、半年に1度ほどシャンプーをしてもいいかもしれないですね。

耳掃除

週に1度、イヤーロションで湿らせたガーゼや柔らかい布で優しく拭いてあげてください。奥まで拭く必要はないので外耳部分だけ拭きます。綿棒は耳を傷つけてしまったり、誤って奥までさしてしまう危険もあるため使わないようにしてください。

異臭や赤黒い耳垢は耳の病気や耳ダニの寄生が考えられますので早急に病院に行ってください。

歯磨き

昔より食餌の品質が向上してきたことにより、柔らかいフードが増え「歯周病」になる猫ちゃんも増えてきています。子猫のうちから歯ブラシに慣れさせて、毎日1回は歯磨きをするようにしてください。永久歯になる生後6ヶ月前までに慣れさせておくと成猫になっても受け入れてくれますよ。

歯ブラシでやるのが怖い、どうしても嫌がる、という場合はぬるま湯で湿らせたガーゼを指に巻いて拭いてあげてもいいですね。口元に触られることに慣れてきたら、歯ブラシチャレンジしてみてください。

8.かかりやすい病気と寿命

寿命

14年〜17年が平均だと言われています。室内飼い猫ちゃんの平均寿命が15歳前後ですので、ほとんど平均的か他の子より少々長生きかもしれませんね。もちろん、猫ちゃんにとって過ごしやすい環境、適切な食事内容、不妊手術を行うなど、状況によってはもっと長い時間を一緒に過ごすことも可能です。是非猫ちゃんにとって住みやすい環境を整えてあげてください。

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糖尿病

歳をとるごとに動かなくなっていくブリティッシュショートヘアは高カロリー、高タンパクな食事のおかげか肥満になりやすくなります。肥満になると糖尿病を発症し、他にも合併症を引き起こす可能性があります。

多飲多尿や、元気がなくなる、疲れやすいなどの症状が見られた場合は糖尿病が疑われますので、早急に病院に行きましょう。糖尿病にならないためにも、肥満にならないように注意しましょう。不妊手術をした子は特に太りやすいと言われているため、術後はエサを変えるなどの工夫が必要になりますね。

皮膚病

皮膚病は、猫の現代病と考えられていて、栄養の偏りや、大気汚染、ストレス、ノミやダニによるものなど、様々な原因があります。かゆがっていたり、フケなどが見られた場合は、早急に病院に行きましょう。

猫はグルーミングをするため、大気汚染やノミ、ダニが原因の場合はそれらを体内に取り込み、体調を崩してしまう危険があります。日頃からよくスキンシップをとり、少しの変化でも見逃さないようにするといいかもしれませんね。

尿路結石症

猫は全体的に尿路結石症になりやすいです。尿道、尿管、膀胱、腎臓に、砂のような小さいものから数cmほどの大きいものまで大小様々な結石ができる病気です。水をあまり飲まなかったり、ビタミン不足になるとこの病気になると考えられています。

トイレに行く回数が増えた、血尿を出す、排尿するときに痛がるなどの様子が見られたら尿路結石症の可能性があるため急いで病院に行ってください。最悪の場合、尿が排出されず、尿に含まれる毒素が体に溜まり死んでしまうことがあります。

最後に

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最近ではその人気と知名度をじわじわとのばしているブリティッシュショートヘア。猫らしいクールなところもあれば、あまえん坊な一面もあるなんとも可愛らしい性格のこの猫ちゃんと暮らせば、きっと楽しく充実した毎日が送れると思います。是非パートナーして迎えてはいかがでしょうか?

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