巻き毛の超短毛猫・コーニッシュレックス。その魅力を探ります

巻き毛の超短毛猫・コーニッシュレックス。その魅力を探ります

毛が非常に短い猫としてはスフィンクスがよく知られていますが、イギリス産の超短毛猫・コーニッシュレックスも忘れてはいけません。カールした毛がおしゃれな彼ら、いったいどんな猫なのでしょうか? まとめました!

  • サムネイル: 関 慶之
    関 慶之
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1.概要

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コーニッシュレックスは、イギリス・コーンウォール州が原産の、カールした非常に短い毛にほっそりした体つきが特徴の猫です。

2.歴史

コーニッシュレックスはイギリスのコーンウォール地方で誕生しました。1950年、この地で農業を営んでいたエニズモア家で飼われていたエレナという名のメスが産んだ5匹の子猫の中に、突然変異で全身を巻き毛に覆われた猫がいました。この猫は「カリバンガー」と名付けられ、遺伝学者のA.C.ジュード氏の助言を受けて巻き毛の固定化が試みられます。

その後は近親交配も行いながら少しずつ巻き毛の固定化に成功していきますが、エニズモア家が育種にかかる金銭的負担に耐えられなくなり猫を手放す事態に陥ったり、残ったオスも生殖能力を失うなどの数々のアクシデントの結果、コーニッシュレックスは一時的に絶滅の危機に陥ってしまいます。

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しかしその後、残された個体をもとに慎重に繁殖が行われ、バーミーズやシャム、アメリカンショートヘアやロシアンブルーなどの様々な猫種がかけあわされ、1957年にはイギリスからアメリカへと輸出。現在のような姿ができあがったのは1967年のことです。

日本ではマイナーな猫種ですが、漫画家の鳥山明氏が愛好家として知られており、鳥山氏原作のアニメ「ドラゴンボール」にはコーニッシュレックスがモデルのキャラクターが登場します。

3.身体的特徴

被毛

遠目には無毛のようにも見える非常に短い毛は、ウェーブのかかった独特な形状をしています。このようにカールした毛を持っている猫はほかにラパーマが知られています。被毛の色はトーティシェル、ホワイト、ブラックスモークアンドホワイト、レッドースモーク、シナモンシルバー、トーティアンドホワイト、チョコレートポイントなど多種多様です。

体格・体の各部

前足よりも後ろ足のほうが長く、犬のイタリアングレーハウンドのようなとても引き締まった体をしています。耳が大きく、高い位置に付いているのも特徴です。一般にアメリカのコーニッシュレックスの頭部が湾曲しているのに対し、イギリスでは平坦な頭部に小さめな耳が理想とされています。

4.性格・気質

コーニッシュレックスは好奇心旺盛で、見知らぬ人ともすぐに仲良しになれる特質を備えています。飼い主に対する愛情も深く、また知能も高いためしつけもしやすいといえます。一方で寂しがりやで繊細な面があるため、ほかの猫や動物と一緒に飼育したり、小さなお子さんのいる家庭で飼育したりするのには向いていない猫ということができます。

5.しつけ

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頭がよく飼い主にも従順なので、しつけに手間取ることはそれほどないでしょう。ただし頭がよいぶん手の込んだイタズラをすることがあり、ドアや扉を開けてしまう光景が多く見られます。また一見華奢に見えますが後ろ足の力が強く、高い場所でもジャンプして登ってしまいます。こうした点には気をつけてあげてください。

6.お手入れ

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短毛かつ下毛のないシングルコートですので、抜け毛や毛玉はかなり少なく、お手入れは楽ということができます。こうした特徴のため、コーニッシュレックスは猫アレルギーを持っている方でも飼うことのできる品種の一つです。ただし絶対に発症しないというわけではないのでその点は注意しなければいけません。

皮脂がよく出るので、こまめに濡れタオルなどで全身を拭いてあげてください。シャンプーも子猫のうちから慣れさせ、月1回程度行うとよいですね。歯磨きや爪切りもシャンプーと同時に慣らしておくとよいでしょう。また耳が大きくそのぶん汚れやすいので、イヤーローションを含ませた布で軽く拭いてあげましょう。

7.かかりやすい病気

コーニッシュレックスは様々な猫の遺伝子が入った猫であるものの、初期には極度の近親交配が行われたため遺伝病を持っている可能性が否定できません。特に起こりやすいといわれている肥大型心筋症には注意するようにしましょう。この病気は若い猫にもしばしば発生し、初期症状は非常に分かりにくいため、定期的な健康診断を受けることが重要です。

毛が短いぶん皮膚の露出が多いため、皮膚疾患になりやすいのが特徴です。撫でる際はできるだけ優しく、ブラッシングもできるだけソフトに行ってあげてください。また、寒さや紫外線にも弱いため注意しましょう。完全室内飼いを心がけ、特に子猫のうちは室温を25度から28度程度に保ってあげてください。

おわりに

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いかがでしたでしょうか。日本ではちょっとマイナーな巻き毛の短毛猫・コーニッシュレックス。

普通の猫にはなかなかない魅力にあふれていますよ!

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