シャムとペルシャのハーフ猫! ヒマラヤンの飼い方や性格は?

シャムとペルシャのハーフ猫! ヒマラヤンの飼い方や性格は?

ゴージャスな長い被毛と、足や尻尾のポイントカラーが特徴的な「ヒマラヤン」。その風貌から女王様のような印象を受けますが、実は人懐こく穏やかな性格なんです。そんなヒマラヤンの歴史や飼い方、かかりやすい病気についてまとめました。

  • サムネイル: 蒼樹 りんどう
    蒼樹 りんどう
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1.概要

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ヒマラヤンは、その見た目から別名「カラーポイント・ロングヘア」とも呼ばれます。カラーポイントはシャムを、そしてロングヘアとはペルシャのことを指します。つまりヒマラヤンは、シャムとペルシャを掛け合わせて生まれた猫種なのです。

2.歴史

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起源   1920年代
原産国  イギリス / アメリカ

古くからシャムとペルシャの特徴、つまりポイントと長毛を併せ持った猫種を作りたいという願望が、研究者や愛猫家の間にありました。そして実際に2種の交配が行われたのが、1920年代のヨーロッパとされています。この時生まれた猫種は「クメール」と呼ばれました。

また1930年代には、アメリカでも同様にシャムとペルシャの交配が行われます。ただ、生まれた子は長毛種ではありましたが、カラーはすべてブラックだったのです。そこからペルシャやシャムと交雑が行われ、1935年に現在のようなポイントカラーの猫種が生まれたとされています。当初はデビュタントと呼ばれていましたが、「ヒマラヤウサギ」というポイントカラーがあるウサギになぞらえて、ヒマラヤンと後ほど呼ばれることとなります。

猫種登録団体に登録されたのは、1950年代に入ってからです。クメールは1955年にイギリスのGCCFに登録され、その際にアメリカにならってヒマラヤンと改められました。また、世界最大の登録機関であるTICAやCFAには、1957年に登録されました。ただし、GCCFおよびCFAではペルシャの中の毛色の1つとして分類されています。

3.身体的特徴

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■平均体重:オス 4.0kg〜6.0kg / メス 3.0kg〜5.0kg
■体型:コビータイプ
■被毛種:長毛種
■カラー:クリーム、レッド、ブルーなど様々。鼻先や足先にポイントカラーを持つものが公認される

最大の特徴は、シャムのようなポイントカラーとゴージャスな長い被毛です。その丸まった体型で一見太っているように見えますが、そうではありません。その柔らかい被毛の下は、しっかりとした骨と筋肉質な体が隠れているのです。

またヒマラヤンは、他の猫種にはない"ある特徴"を持っています。それは顔の作り。実はヒマラヤンの顔には2種類あり、鼻筋が通ったタイプとペルシャのようにペチャッとなったタイプがあるのです。どうやら日本では前者が、海外では後者の方が人気が高いようです。

4.性格・気質

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■穏やか
■人懐こい
■甘えん坊
■マイペース
■少し神経質

ヒマラヤンはペルシャに似た性格で、温和でおっとりしています。初めて会う人にも、強い警戒心を見せることはほとんどありません。そのため、子どもや他のペットととも仲良く出来る子が多いようです。鳴くことも少なく、また鳴いたとしても柔らかい声なので、マンションなどでトラブルの元となることはほとんどないでしょう。

ただし、ヒマラヤン自体が物静かな性格なためか、騒がしい場所では少しストレスを感じることもあるようです。

5.しつけ

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トイレ

猫の先祖は、乾燥した砂漠の地域で暮らしていたと言われています。そのため、現在でもその時の習慣が残っています。その代表的なものが排泄方法。排泄は掘った穴で行い、その上に砂をかけていました。そのため、家で飼う場合もやはりトイレは砂状のものを好みます。現在では、"猫砂"としてたくさんの商品が販売されています。様々な砂を試してみて、その子にあったものを使用しましょう。

また、ブリーダーさんの元からやって来た子の場合は、そちらで使用していたものと同じ猫砂を使うことをオススメします。慣れた砂の方が、しつけも行いやすいためです。成猫は、本能で砂がある場所で排泄をすることが多いので、しつけは難しくありません。ただし、子猫の場合は自分でその場所に行けないこともあります。そんな時は、排泄するような素振りを見せたら連れていくようにします。

成猫・子猫に限らずですが、トイレの場所も大切です。出来るだけ人通りが少ない、部屋の隅を選ぶようにします。そうすることで、落ち着いて排泄が出来るのです。

爪とぎ

爪とぎは、猫にとっては生理現象です。古くなった爪の外層をはがし、新しい爪を出すためだと言われています。ですが、この爪とぎは私たちにとって"問題行動"として写りがちです。壁や家具などで爪とぎをされると、家の中がボロボロになってしまいます…。かと言って、生理現象である爪とぎを止めさせることは不可能です。対策としては、『研いでも大丈夫な場所』を作ってあげることです。

猫は爪を研ぐ際、指近くの臭腺から自分のニオイを対象物につけています。そのため、爪を研ぐ場所にその子のニオイをつけておくことで、しつけも楽になります。

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噛み癖

猫が飼い主さんの手などを噛むのは、それを遊び道具だと思っているためです。エスカレートしていくと手から出血なども招くため、出来る限り噛み癖をつけさせないようにしましょう。猫と遊ぶ際には、手を使わずオモチャを使うことを基本とします。

それでも手にじゃれついて来る場合は、ハッキリと大きな声で「ダメ!」と叱るようにします。ただし、体罰は絶対にしてはいけません。飼い主さんのことを怖がるようになり、信頼関係が崩れる原因となってしまいます。

6.お手入れ

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ブラッシング

長毛種は、被毛のお手入れは決して楽ではありません。ヒマラヤンの美しくゴージャスな毛並みを保つには、定期的なブラッシグンが欠かせません。出来れば、朝と夕など1日2回ブラッシングをするようにします。その際に大切なことは、被毛の流れに逆らわないことです。毛が絡まらない様に注意を払い、ブラシでとかしていきましょう。最初は目の粗いブラシを使い、絡まりが取れたら細かいブラシを使うのがコツです。

ただし、猫がブラッシングを嫌がる場合は無理をしてはいけません。出来るだけ短時間で終わらせるようにします。嫌がる中続けると、ブラッシング自体を拒否するようになってしまうためです。ブラッシングも、大切な猫とのスキンシップの時間ということを意識しましょう。

シャンプー

猫はキレイ好きです。そのためよく自分で体を舐め、清潔を保っています。泥や汚物、臭いがついていない限りは、飼い主さんが洗ってあげる必要はほとんどありません。どうしても定期的にシャンプーをしてあげたい場合は、月に1度くらいにします。あまり頻繁にシャンプーすると、かえって被毛や皮膚を傷めることに繋がるためです。また、子猫の頃から水に慣れさせておくと、シャンプーもスムーズに出来ます。

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爪切り

爪は、爪とぎである程度は削れますがそれでも爪先は鋭くなっています。その爪によって、自身が傷ついたりまた飼い主さんが傷つく場合もあります。爪の長さを見て、長い場合は切ってあげましょう。その際、爪の中の神経に気を付けます。深く切りすぎると出血するので、爪の先端を切るようにすることが大切です。

歯磨き

人と同様、猫も歯に食べ物の残りカスが付着します。それによって病気を招く場合もあるので、歯磨きのケアは重要です。特に、ウェットフードなどの柔らかい物は歯に付着しやすいため、歯磨きは入念に行うようにします。

耳掃除

耳の汚れは月に1~2回、掃除するようにします。その際には脱脂綿や綿棒など、そして専用のイヤークリーナーを使用します。綿棒などにイヤークリーナーを染み込ませ、汚れを押し込まない様に掃除します。あまり力を入れすぎると炎症を起こすこともあるので、注意しましょう。また汚れが酷い場合は無理をせず、動物病院やペットサロンで掃除してもらうことをオススメします。

7.かかりやすい病気

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多発性のう胞腎

ヒマラヤンがかかりやすい病気の中に「多発性のう胞腎(PKD)」があります。ペルシャの遺伝的疾患を引き継いでしまっているため、他の猫種よりもこの病気に犯されやすいのです。多発性のう胞腎は、腎臓に「のう胞」と呼ばれる袋が出来る病気です。

これを放っておくと慢性腎不全を引き起こすため注意しなければいけません。猫の脇腹あたりが膨れていたら、この病気の疑いがあります。日ごろからスキンシップを取ることで、早期発見に繋げるようにしましょう。

最後に

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2種類の猫の特徴を持ったヒマラヤン。その可愛さに、多くの人が魅了されます。もし家族に迎える場合は、その子に合った環境作りやケアを行ってあげてください。そうすることで、ヒマラヤンも飼い主さんのことをもっと愛してくれるはず。ぜひ楽しいペットライフを送ってくださいね。

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