気品溢れる高貴な猫! シャムの性格や特徴、飼い方について

気品溢れる高貴な猫! シャムの性格や特徴、飼い方について

独特なカラーに、美しいサファイアブルーの瞳。多少わがままなところもありますが、そこが愛されているポイントでもあるのではないでしょうか。タイ王国にて貴族などに愛されてきたシャムについて、飼い方やかかりやすい病気についてまとめました。

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    ゆき 真白
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1.概要

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白い体にポイントで出る色。小さな顔の中でキラキラと輝く美しいサファイアブルーの瞳。その佇まいからも気品がうかがえるシャム猫ですが、実際にタイ王国の中でも昔は地位の高い人だけが飼える猫でした。

性格も猫らしくワガママなところがあり、猫好きとしてはとても心惹かれる猫ちゃんなのではないでしょうか。

2.歴史

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■起源:18世紀以前
■別名:サイアミーズ
■誕生国:タイ王国

シャムは1300年代の古書にも記録が残っているほど古くからいて、タイの王室や貴族、寺院など位の高い人々しか飼うことが許されなかった高貴な猫です。1880年代イギリス総領事館に勤めていたゴールド氏が帰国する際に、タイ王室からペアのシャムが贈られたことで、知名度が広がっていきました。

「シャム猫」で調べると、丸い体型の子とすらっとした体型の子がいるかと思いますが、それはどちらもシャムで繁殖する過程で二分化して行ったそうです。まるっとした体型の子が昔からいるシャム猫で、細いほうはシャムの特徴をより顕著にして繁殖された子たちです。キャットショーに登場するのは細身のほうのシャムなんだそうですよ。

日本では「シャム」と呼ばれるのが一般的ですが、英語表記が「siam(サイアム)」なことから外国では「サイアミーズ」と呼ばれることが多いそうです。ちなみに「シャム」というのはタイの昔の国名です。

3.身体的特徴

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■平均体重:オス 3.0kg〜4.0kg / メス 2.2kg〜3.6kg
■体型:オリエンタル
■被毛種:短毛種
■カラー:シールポイント、チョコレートポイント、ライラックポイント、ブルーポイント

他の猫に比べて逆三角形の顔が特徴的なシャムですが、その最大の特徴は顔と尻尾、耳や足などにでるポイントカラーではないでしょうか。生まれたときはあまり目立ちませんが、成長するにつれて濃くくっきりしてきます。瞳はサファイアブルーのみが認められていて、シャムの純血種としての高貴さが伺えます。

小さい顔に反して耳は大きく、全体的にスレンダーな体型をしていますが、ただ細いだけでなくとても筋肉質でしっかりとした体をしているんです。前足より後ろ足のほうが長く、歩く姿はまさに優美です。

4.性格・気質

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■警戒心が強い
■愛情深い
■活発
■甘えん坊
■わがまま

シャムはまさに「猫らしい」性格と言えるのではないでしょうか。一般的なイメージとして「気まぐれ」「わがまま」などが挙げられる猫ちゃんですが、シャムも甘えん坊な反面、わがままで気難しいところがあります。遊んでもらうのが大好きで仲良く触れ合えたと思えば、突然素っ気なくなったり…そこが魅力の一つなんですね。

気品ある姿で優雅なときを過ごしそうですが、実はとても活発で好奇心旺盛なところがあるんです。シャムが甘えてきたらたくさん遊んであげましょう。

自己中心的な態度が出ることもありますが、愛情深く人懐こい面もありますので、シャムの気分に合わせて距離感を変えてあげると、よい関係が築けるかもしれませんね。

5.入手法と値段

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入手方法

シャム猫はショップからもブリーダーからも購入が可能です。ただ、もし丸い体型のシャムを飼いたいとお考えの場合は、ショップでもブリーダーでも見つけるのはなかなか難しいかもしれません。

他にも里親という制度があります。日本では猫ちゃんの殺処分数がまだまだ多いです。殺処分されてしまう猫ちゃんを救うためにも、一度里親というものを考えてみてはいただけないでしょうか。

値段

■ショップの場合

15万円〜30万円と振り幅はありますが、平均的に20万円前後のことが多そうです。生後1ヶ月〜2ヶ月ほどの子猫の場合は、40万円近くの価格がつくこともあります。生後4ヶ月を過ぎ始めると、安定して15万円ほどに落ち着きそうですね。

■ブリーダーの場合

4万円〜25万円と振り幅は大きいですが、15万円前後が安定した相場のようです。両親がチャンピオンの場合は25万円ほどするそうですね。生後2ヶ月ほどの子猫でも相場通り16万円ほどで購入可能ですので、思ったより価格は高くないみたいです。

6.しつけ

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トイレ

トイレのしつけはあまり難しくありません。寝起きや食後などトイレに行きそうなタイミングは特に注意して、床のニオイを嗅いだり、そわそわしだしたらトイレサインなので連れて行ってあげてください。トイレ中は静かに見守り終わったら褒めてあげます。これを繰り返すことで自然とトイレを使ってくれますよ。

トイレを失敗してしまうこともあるかと思いますが、そのときは叱らずにニオイが残らないよう消臭スプレーなどを使ってサッと片付けてあげましょう。

爪とぎ

猫の爪とぎはトイレと同様習性によるものですので、やめさせるのではなく決まった場所でさせるようにしましょう。爪とぎ器には「紙」「布」「縄」「板」などの種類があり、どれを気に入るかは猫ちゃんによるので、どれがいいとはなかなか言えません。

もし可能であれば全種類試させてあげましょう。ただものによっては値段も高く場所をとってしまうものもあるため、まずは一番安価でポピュラーな「紙」製のものを買ってあげるといいかもしれませんね。家具などで先に爪をといでしまった場合は似た素材の爪とぎを買ってあげると使ってくれる可能性が高まりますよ。

爪とぎ器に肉球を擦り付けニオイをつけることで使ってくれることもあります。

噛み癖

とても優美なシャム猫ですが、子猫のときはやはり噛み付いてしまうこともあるかと思います。放っておくと噛み癖が残り成猫になってからも噛んでくるようになりますので、子猫のうちにしつけておきたいですよね。

「歯がかゆい」「遊び足りない」などで噛むこともありますので、噛めるようなおもちゃを用意してあげたり、たくさん遊んであげてください。特にシャムは猫種のなかでもトップクラスの運動量が必要になります。運動不足はストレスにもなって問題行動を起こしてしまう危険もあるため、おもちゃはいっぱい買っておきましょう。

噛まれたときは「ダメ」「イケナイ」と目を見て強く言ったり、「イタイ」と大げさに顔を歪める、無視してその場を離れるなどしましょう。特に遊んでいる最中に噛まれたときは、無視をすることで「遊んでもらえない」と覚えるので噛まなくなりますよ。

7.お手入れ

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ブラッシング

シャムは短毛種ですので、1日1回のブラッシングで問題ありません。シルクのような手触りを保つためにも是非毎日ブラッシングしてあげてください。警戒心の強い性格をしていますので、子猫のうちからブラシに慣れさておくといいかもしれませんね。まずは見せる程度、徐々に体に触れさせたりじゃれさせたりして、最終的にブラシを通すようにするとすんなり受け入れてくれる可能性があります。

爪切り

シャムは見た目に反して活発な猫ちゃんです。活動的な分、爪が伸びるのも早いですので週に1度は爪をチェックしてあげてください。爪とぎをしていても爪は伸び続けますので、短く先を丸くするために爪切りは欠かさないようにしましょう。シャムは肩に乗ってくることもありますので、できれば切ったあとに爪やすりで丸くしてあげるといいですね。

シャンプー

完全室内飼いであれば汚れることもないと思いますので、シャンプーはあまり必要とは言えません。しかし、一緒に暮らしていればニオイが気になることもあるかと思います。半年〜1年に1度シャンプーしてあげるといいかもしれませんね。

ただ猫ちゃんは水が苦手な子が多いので、子猫のうちからお風呂に慣れさせておく必要があります。お風呂に入れたあとは素早く乾かして風邪をひかないように気をつけましょう。ひどく嫌がるようであれば無理に入れる必要はありませんよ。

耳掃除

基本的には猫ちゃんの耳は綺麗ですが、私たちと同じで耳垢は出ます。耳垢を溜めすぎてしまうと細菌が繁殖して外耳炎などの病気になってしまう可能性がありますのできちんと耳掃除をしてあげましょう。週に1度イヤーローションで湿らせたガーゼなどで優しく拭いてあげるといいですね。

ゴシゴシを強く拭いたり、綿棒を使うのは耳を傷つけてしまう危険があるためやめてください。拭くのは外耳部分だけで奥までやる必要はないですよ。

歯磨き

猫ちゃんは虫歯にはなりませんが、歯周病にはなります。食べカスが歯垢として溜まり、歯石になって細菌が繁殖して歯周病になってしまいます。毎日1回ほど歯磨きをして、口内を清潔に保つようにしてください。

永久歯が生えそろう生後6ヶ月ほどまでに、歯磨きに慣れさせておくといいですね。歯ブラシは猫ちゃん用のものを使って、どうしても嫌がるようであればぬるま湯で湿らせたガーゼを指に巻いて拭いてあげてください。

8.かかりやすい病気と寿命

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シャムは遺伝的にかかりやすい病気があります。しかし、平均寿命の15歳を超えてさらに生きる猫ちゃんもいますので、運動や食事の管理などをきちんとしてあげてください。

目の病気

シャムは黒目が内側に向いてしまう内斜視になることが多々あります。その結果、物が見えづらくてぶつかってしまったり、距離感を誤って落ちてしまい、骨折をしてしまうことも。

他にも、眼球が細かく震えたり、失明してしまうような病気になることもあります。シャムを飼ったら是非定期的な検診を受け、少しでも異常が見られたらすぐに病院に行くようにしましょう。命を落とすことはなくても、一生付き合っていかなければならない病気もありますので、まめに観察するようにしてあげてください。

慢性腎不全

高齢の猫ちゃんは腎臓の機能が低下していく慢性腎不全にかかりやすいと言われていますが、シャムはその倍、この病気にかかりやすいと言われています。多飲多尿や食欲不振などが見られたら慢性腎不全に陥っている可能性があるため、すぐに病院に行きましょう。

栄誉バランスのとれた食事内容であればなる可能性も低くなるため、普段から食餌には気をつけるようにしてください。脱水にならないように、水も常に綺麗なものを用意してあげましょう。

寿命

猫の平均寿命は15年ほどですが、このシャムはそれより短い10年〜13年ほどなのだとか。しかし、食事や生活環境に気をつけていれば、20年を超えて生きる子もいるようですので、ぜひ体調管理などをしっかりして少しでも長く一緒にいてあげてください。

最後に

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門外不出とされてきたほど、タイで愛されてきたシャム。遺伝的に病気にかかりやすいところもありますが、ギネスに載るほど長生きをした子もいます。日頃の運動や食事内容をきちんと管理することで長く一緒にいられることも可能ですので、是非シャムにとってよりよい環境を整えて、愛情をたくさん注いであげてください。

2面性を持ったシャムと送る生活はきっと楽しいものになると思いますよ。

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