靴下を履いた猫? スノーシューの性格や特徴、飼い方について

靴下を履いた猫? スノーシューの性格や特徴、飼い方について

あまり聞き馴染みのない「スノーシュー」という名前。これはシャムとアメリカンショートヘアの血を引いた猫ちゃんのことなんです。足の先が白く、靴下を履いているような見た目のスノーシューについて、性格やかかりやすい病気などをまとめました。

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    ゆき 真白
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1.概要

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あまり耳馴染みのない「スノーシュー」。雪山を登る方はよく聞く名前かもしれませんが、こちらはその「靴」ではなく、猫ちゃんの名前なんです。雪のくつを履いているように見えるから「スノーシュー」という名前が付けられたのだとか。顔は「ハチワレ」のようで可愛いですね。

家族みんなに愛情を向けるけれど飼い主さんには一等甘えるなど、なかなか世渡り上手な猫ちゃんですので、きっとパートナーには最適ですね。

2.歴史

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■起源:1960年代
■誕生国:アメリカ合唱国

スノーシューの誕生は本当に偶然で、1960年代にフィラデルフィアに住んでいたブリーダーのドロシーさんが、飼っているシャム猫の中に足の先が白い子がいるのを発見したことが始まりです。この足先の白い猫とアメリカンショートヘアを交配して生まれたのが、スノーシューになります。

ドロシーさんはその繁殖の難しさから途中でブリーディングをやめてしまいましたが、引き継いだ他のブリーダーが品種として確立するために交配を続けました。

スノーシューはなかなか新たな品種としての登録が認められず、1980年代にやっとTICAに登録されます。シャムのポイントカラー部分に白が混ざるのはよくないとされ、滅多に生まれない劣性遺伝であることから、猫種として登録されるまでおよそ20年の歳月を要しました。

名前の由来はそのままで、雪のくつをはいているように見えたことから付けられたそうです。

3.身体的特徴

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■平均体重:オス 3.5kg〜6.5kg / メス 2.5kg〜5.5kg
■体型:セミフォーリン
■被毛種:短毛種
■カラー:ブルー、チョコレート、シールなどのミテッドやバイカラー

スノーシューは、シャムのようなポイントカラーと、鼻の頭から口周り、足先などが白くなっているのが特徴的で、瞳はシャムから受け継いだサファイアブルー、体はアメリカンショートヘアのようにがっしりとしいて、まさにいいところを併せ持った猫ちゃんなのではないでしょうか。

シャムは遺伝的にかかりやすい病気が多くありますが、アメリカンショートヘアは丈夫な猫ちゃんなため、このスノーシューも比較的丈夫だと言われています。

4.性格・気質

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■活発
■遊び好き
■人懐こく
■甘えん坊

明るく活発で、一人で遊ぶよりは飼い主さんや家族と一緒に遊ぶほうが大好きです。家族みんなに愛情を持って接してくれますが、飼い主さんに対してはより一層の愛情を見せてくれるなど、よく家族を見極める賢さも持っています。社交性があり多頭飼いも可能な猫ちゃんです。

ただ甘えん坊なため長時間放っておかれるのはあまり好きではありませんし、おしゃべりな子も多いため、マンションや外出の多いお家などにはあまり向いていないかもしれません。

5.入手方法と値段

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入手方法

スノーシューの独特の模様は、劣性遺伝から生まれるものですのでまだまだ数が少なく、日本ではほとんど入手困難と言えます。購入を希望する場合は、「CFA」「TICA」など猫の血統登録団体に確認してみてください。もしからしたブリーダーさんがいるかもしれません。

また、輸入という手段もありますよ。

値段

平均的に20万円〜30万円ほどで購入できるそうです。ただ輸入という手段を選ぶと50万円以上はするのだとか。日本で購入する場合もその希少価値の高さから平均より少々高くなる可能性もあります。

6.しつけ

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トイレ

トイレサインを見逃さずにトイレに連れていくことができれば難しいことはありません。まだトイレを覚えていないときは、なるべく目を離さないように1日見守ってあげるといいですが、なかなかそうもいかないと思いますので寝起きや食後など、トイレに行きそうなタイミングは特に注意して見てあげてください。

床のニオイを嗅いだり、ソワソワしだしたら、それはトイレサインですのでさっとトイレに連れて行ってあげてください。排泄中は静かにして、終わったら褒めてあげましょう。これを何度か繰り返すことで自然とトイレに行ってくれるようになりますよ。

トイレ以外でしてしまったときは、人間でいうおもらしのようなものだと思って、叱らずにニオイが残らないよう消臭スプレーなどを使って素早く片付けてしまいましょう。1度トイレを覚えてしまえば、トイレが清潔に保たれている限り決まった場所でしてくれますので、あまり気負う必要はありませんよ。

爪とぎ

猫ちゃんの爪とぎはトイレなどと同じ習性によるものですので、やめさせるのではなく決まった場所でさせるようにしましょう。「紙」「布」「板」「縄」など様々な種類がありますので、猫ちゃんが気に入るものを選んであげてください。

先に家具などで爪とぎを始めてしまっている場合は、それに似た素材のものを買うと使ってくれる可能性は高まります。肉球を爪とぎ器に擦り付け、ニオイをつけることでそこが猫ちゃんの縄張りとなり使ってくれることもありますよ。

爪とぎされたくない場所には猫ちゃんの苦手なニオイを吹きかけておいたり、板などで隠してしまうなど工夫しましょう。

噛み癖

子猫のうちはどうしても甘噛みしまうことがあるかと思います。放っておくと成猫になってからも噛み癖が出てしまいますので、子猫のうちにきちんとしつけましょう。

噛まれたときは騒がずに「ダメ」「イケナイ」と目を見て強くはっきり言いましょう。遊んでいるときに噛まれたときは無視をしてその場から離れてしまうのも有効的ですよ。「噛んだら遊んでもらえない」と覚えることで噛まなくなります。猫ちゃんはよく表情を見ていますので「イタイ」と大げさに顔を歪めてもいいですね。

7.お手入れ

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ブラッシング

スノーシューは短毛種ですので、1日1回のブラッシングで問題ありません。ブラッシングはコミュニケーションの一環でもあるので毎日してあげましょう。抜け毛をとったり、毛艶をよくすることも大切ですが、ブラッシングすることでより近く猫ちゃんと触れ合い、体の異常などにも気づきやすいです。

ぜひブラシを通しながら猫ちゃんの状態を確認してあげてください。

爪切り

爪とぎをしていても、完全室内飼いであるならば爪切りはしてください。1週間〜2週間の間で1度は爪の様子を確認して、伸びていたら切ってあげましょう。爪とぎは中にある新しく鋭い爪を出すために行うので、爪が短くなるわけではありません。伸びた爪は肉球を傷つけてしまうので、よく見てあげてくださいね。

猫ちゃんの爪は中程から血管が通っていますので、誤って血管を切らないように注意しながら切っていきましょう。もしものときのために止血剤やタオルなどを用意しておいてもいいですね。

シャンプー

完全室内飼いであれば特にシャンプーは必要ありません。しかし不注意で汚れてしまったり、ニオイが気になってしまうこともあるかと思います。ニオイ予防のためにも半年に1度ほどシャンプーしてあげるといいかもしれませんね。

皮脂を取りすぎては逆に毛艶が悪くなったり、皮膚病を起こしてしまう危険性があるので、頻繁にシャンプーするのはやめましょう。月に1度程度なら問題ありませんが、少しくらいの汚れであれば、濡れタオルやペット用のウェットティッシュなどで拭いてあげるだけでも十分ですよ。

耳掃除

猫ちゃんも人間と同じで耳垢が出ます。耳垢を放置しておくと外耳炎などの病気になってしまう危険があるため、週に1度イヤーローションで濡らしたガーゼで外耳部分を優しく拭いてあげてください。

奥までやる必要はありませんし、綿棒は耳を傷つけたり奥までさしてしまう危険があるため使うのはやめましょう。お風呂上がりなどは耳垢がふやけていますので、シャンプー後にしてお掃除してあげてもいいですね。

歯磨き

子猫のうちから口周りに触られることに慣れさせて、永久歯が生えそろう6ヶ月までに歯磨きが大丈夫になっているといいですね。毎日1回、寝る前にでも歯を磨いてあげてください。どうしても嫌がるようであれば、ぬるま湯で湿らせたガーゼを指に巻いて拭いてあげてもいいですよ。

8.かかりやすい病気

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外見はシャムの血を色濃く受け継いでいますが、体質的にはアメリカンショートヘアなど健康な短毛種の血を受け継いでいるようで、あまりかかりやすい病気のない丈夫な子が多いそうです。ただシャムの血は濃く残っていますので、普段から体調などには気をつけて異変が見られたらすぐに病院に行くようにしましょう。

歯周病に注意

比較的丈夫な猫ちゃんですが、シャムもなりやすいと言われている「歯周病」にはなりやすいと言われています。ウェットフードなどは猫ちゃんの歯に蓄積しやすく、歯垢が歯石となって細菌が繁殖し歯周病になってしまいます。昔より食べ物がよくなったために起こる、猫ちゃんの現代病です。

口臭などの原因になってしまいますし、歯が抜け落ちてしまう危険もあるため、猫ちゃんが終生自分の歯で美味しくご飯が食べられるように、歯磨きは欠かさず行いましょう。

最後に

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スノーシューはまだまだ知名度も低く、劣性遺伝で繁殖も難しいため、ショップなどで見ることは難しいかと思います。ブリーダーも地道に探さなくては見つからないほど、日本ではまだまだ見られない猫種ですが、その愛らしい性格とチャーミングな見た目から人気が出ることは間違いなしですね。

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