寂しがりやの甘えん坊! オシキャットの特徴や飼い方について

寂しがりやの甘えん坊! オシキャットの特徴や飼い方について

濃い茶色の毛と斑点模様がヤマネコを彷彿とさせるオシキャットですが、実はヤマネコの血は入っていないんです! イエネコらしく人懐こく甘えん坊な性格でとても飼いやすい猫ちゃん。そんなオシキャットについて性格やかかりやすい病気などをまとめました。

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    ゆき 真白
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1.概要

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「シャム」「アビシニアン」「アメリカンショートヘア」から生まれた「オシキャット」。それぞれのいいところを取ったこの猫ちゃんは、ワイルドな見た目に反してとても優しく従順なんです。ヤマネコのようで犬のようなオシキャットについてまとめました。

2.歴史

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■起源:1964年
■原産国:アメリカ合衆国

オシキャットは、ヤマネコのような斑点を持っていますがヤマネコの血は混じっておらず、シャムとアビシニアン、アメリカショートヘアを交配して生まれた猫ちゃんなんです。

アメリカのミシガン州に住むブリーダーのヴァージニアさんが、シャムのようなポイントカラーを持ったアビシニアンを作出しようと交配をしたのが始まりだと言われています。この2匹の間に生まれた子猫の中に斑点を持って生まれた子がいて、その子が最初のオシキャットになります。

この斑点をさらに濃くしようと、アメリカンショートヘアとその子猫を交配したところ、思惑通りより斑点のはっきりとした、体格のよい猫ちゃんが生まれたそうです。その後、1980年代に「TICA」「CFA」に、1990年代後半には「GCCF」にも登録されることになりました。

オシキャットの名前の由来ですが、オセロットというヤマネコに似ていることから付けられたそうですよ。

3.身体的特徴

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■平均体重:オス 3.5kg〜7.0kg / メス 2.8kg〜5.5kg
■体型:セミフォーリン
■被毛種:短毛種
■カラー:タウニー、シルバー、ラベンダーなど全12色とスポッテッドが公認

最大の特徴はやはり、斑点ではないでしょうか。同じ斑点模様を持つ猫として「ベンガル」や「エジプシャンマウ」がいますが、「ベンガル」の斑点は2色からなっていて、「エジプシャンマウ」は人の手が加わっていない自然に生まれた斑点で、それぞれ違ってきます。

目の色はブルー以外全て許されていて、手触りがよく光沢のある被毛のカラーもタウニーというブラウンのような色を基本として、ブラック、ラベンダーなど12色が公認されています。逆三角形の顔と大きな耳はどこかシャムとアビシニアンを彷彿とさせますね。筋肉質のしっかりした体とセミフォーリンの体型はアメリカンショートヘア譲りでしょうか。

ヤマネコの血は入っていないにも関わらず、キリッとした野生的な顔つきがかっこいいですね。

4.性格・気質

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■穏やかで優しい
■人懐こい
■遊び好き
■寂しがりや
■甘えん坊
■友好的

なかなか野生的な見た目をしているオシキャットですが、その実とても甘えん坊で寂しがりやです。

友好的な子で、他の猫や動物とも仲良くできるので多頭飼いにも向いています。また、その優しい性格から子どもとも仲良くできますし、猫ちゃんにしては珍しく見知らぬ人にでも特に警戒することなく寄っていくことがありますので、来客の多いご家庭でも飼えます。

犬のように芸を覚えたりするなど賢くとても従順な面がありますが、犬のような性格の分、たくさん構ってあげる必要があげないとストレスを感じてしまいます。猫ちゃんとずっとべったりしていたい方にはぴったりの猫ちゃんと言えますね。

5.入手方法と値段

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入手方法

一般的にはあまり見かけないオシキャットですが、ショップからでもブリーダーからでも購入は可能です。ただ確実にお迎えしたいのであればブリーダーに問い合わせるのがいいかと思います。成猫にはなってしまいますが、里親制度というものもあります。殺処分されてしまう猫ちゃんを救うためにも、里親もご検討ください。

値段

平均価格は10万円前後です。親がチャンピオンの場合は20万円から30万円ほどしますが、他の猫ちゃんに比べると幾分かお求めやすい値段になっていますね。模様がはっきりしていると値段が高くなる傾向にあるようですよ。

6.しつけ

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頭がよく人間が大好きな猫ちゃんですので、しつけはあまり難しくありません。

トイレ

食後や寝起きなど、特にトイレに行きそうなタイミングは目を離さず見ているようにしましょう。床のニオイを嗅いだり、ソワソワしだしたら、「トイレに行きたいな」というサインですので、さっとトイレに連れて行ってあげます。排泄中は静かにして、終わったら褒めてあげましょう。これを何度か行うことで、自然とトイレを使ってくれるようになりますよ。

まだトイレを覚えていないときは、トイレサインを見逃してしまい、違う場所でしてしまうこともあるかと思います。その際は叱らずに、ニオイが残らないように消臭スプレーなどを使って素早く片付けてしまいましょう。叱ってしまうと排泄自体を悪いことだと思い、膀胱炎などになってしまう危険があります。

1度覚えてしまえば決まった場所でしてくれますので、最初はなるべく目を離さないようにしてあげるといいですね。

爪とぎ

爪とぎは猫ちゃんにとって習性のようなものですので、やめさせるのではなく決まった場所でさせるようにしましょう。ただ、「紙」「布」「縄」「板」など、爪とぎ器にはいくつか種類があり、猫ちゃんがどれを気に入るかはわかりません。

活動的なオシキャットを飼う場合はキャットタワーも購入すると思いますが、柱部分に麻縄が巻きついているものもあるかと思いますので、まずはそれで様子を見てみてもいいですね。使うかわからない場合は一番安価な紙製のものも買っておくといいでしょう。

もし先に家具などで爪とぎを始めてしまったときは、それに似た素材のものを買うことで、爪とぎ器を使ってくれる可能性が高まりますよ。肉球を擦り付けておくことでニオイがつき使うこともありますので、その方法も試してみてください。爪をとがれたくない場所には猫ちゃんの苦手なニオイを吹き付けておくなどしておきましょう。

噛み癖

あまり噛み付いてくるような猫種ではありませんが、猫ちゃんにも個性があります。また、環境によっては噛み癖がついてしまうことがありますので、子猫のうちからしっかりと気をつけておきましょう。

子猫のときは、歯の生え変わりで痒くなって噛む、おもちゃだと思って噛む、噛むことが悪いと思っていない、などよくわからず本能的に噛んでしまうことがあります。噛まれたときは騒がずに「ダメ」「イケナイ」と強めの口調で言い聞かせましょう。騒いだり大声を出すと、より強く噛まれてしまったり、噛み癖が治らなかったりしますので注意してください。

むやみに噛む子はいないと思いますので、なぜ噛んだのか原因を考えて対処するといいですね。

7.お手入れ

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ブラッシング

オシキャットは短毛種ですので、1日1回のブラッシングで問題ありません。飼い主さんと触れ合うことが大好きな猫ちゃんですので、コミュニケーションも兼ねて、汚れていなくてもブラッシングをしてあげてください。また、より近く体に触れることで猫ちゃんの体調の変化にも気づきやすので、怪我がないか、寄生虫がいないかなども確認してあげましょう。

爪切り

爪とぎは爪を鋭くするために行いますが、爪切りは鋭い爪を短く丸くするために行います。爪とぎだけでは爪は伸び続けてしまうので、定期的に爪をチェックしてあげてください。放し飼いにしている場合は、アスファルトなどで自然と削れて丸くなりますので特に爪切りは必要ありませんよ。

オシキャットは活発な猫ちゃんですので週に1回は爪をみてあげましょう。爪を切るときは、中ほどからある血管を誤って切らないように注意をして、もし切られることに抵抗がないようであれば、爪やすりで丸く整えてあげてください。

シャンプー

完全室内飼いであれば特にシャンプーは必要ありません。猫ちゃんは体臭もほとんどなく、あまり臭わないと言われていますので、濡れタオルで定期的に拭いているようであれば、終生いれなくても大丈夫でしょう。

ただ、中にはニオイに敏感な飼い主さんもいらっしゃるかと思いますので、もし気になるようであれば半年に1度シャンプーしてあげてもいいですね。あまり頻繁に行ってしまうと、皮脂がなくなり皮膚病を引き起こしてしまうこともありますので、期間をおいてシャンプーするようにしましょう。

耳掃除

オシキャットは立ち耳ですので、1週間に1度ほど耳掃除をしてあげましょう。気になるようであれば毎日してあげてもいいですね。イヤーローションなどで湿らせたガーゼで外耳部分を拭いてあげます。奥までやる必要はありませんし、綿棒は耳を傷つけてしまう危険があるため使わないようにしましょう。

耳垢がひどかったり、異臭がある場合は何か病気の可能性があるため早急に病院に行きましょう。

歯みがき

食事内容がよくなり、柔らかいものが増えてきた今、歯周病になる猫ちゃんが多いのだとか。できれば毎日磨いてあげるようにしましょう。

猫用の歯ブラシか人間の子ども用の歯ブラシを、歯ブラシを嫌がるようであれば、指に湿らせたガーゼを巻いて拭いてあげてもいいですよ。突然歯磨きはできませんので、子猫のうちから口周りに触られることに慣れさせ、歯ブラシが危険なものではないと覚えさせましょう。

8.かかりやすい病気

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「シャム」「アビシニアン」「アメリカンショートヘア」のかかりやすい病気になる可能性はありますが、オシキャットに特に起きやすい病気というものはありません。ただ、全猫共通でかかりやすい「尿路結石症」「毛球症」「腎不全」などには注意しておきましょう。

あまり一人にはさせないように

誰かと一緒にいることが大好きな猫ちゃんですので、あまり長時間一人にしてはストレスを感じてしまい、脱毛や先にあげた腎不全を患ってしまうことがあります。もしどうしても一人での留守番が多くなってしまうときは、多頭飼いをすることをオススメします。

寿命について

10歳〜15歳ほどだと言われています。猫の平均が15歳ほどですので、平均的かそれよりやや短いといったところでしょうか。健康に長生きしてもらうためにも、十分に運動させてあげる必要があります。またストレスも短命の原因となってしまいますので、なるべく一緒に過ごすようにしましょう。

最後に

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オシキャットは、猫らしからぬほど誰かと一緒にいることに喜びを感じます。オシキャットを飼う際は、寂しくならないような工夫が必要ですね。捧げた愛情以上の愛情を返してくれるオシキャットと過ごす日々はきっととても素敵なものになるでしょう。

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