心臓に病を抱え、「普通の猫の暮らしは出来ない」と言われた子猫。1人の少女の愛情で、奇跡が…!

心雑音という病気をご存知ですか。心臓から異音が生じる症状で、現在心臓に異常がある・もしくは将来的に心臓に異常が起きる危険性を意味する病気です。そんな子猫はある少女と出会い、たっぷりと愛され、そして……。

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    勝田 琢磨
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親友を亡くした少女

小さな女の子、ブルックリンは熱烈な猫愛好家です。家で飼っていた2匹の老猫とは大の仲良しで、愛し合いされの恋人のような関係を築き、幸せな毎日を送っていました。

しかし、別れは必ずくるもの。少女が愛した2匹の猫は虹の橋の向こうへ旅立ってしまいました。ブルックリンは、胸を裂くような悲しみに襲われました。しかしいつまでも悲しむわけにはいきません。ブルックリンは無事立ち直り、今まで以上に生き物をいつくしむようになります。

そしてしばらく経ってからブルックリンはママに、「新しい子を迎えようよ」とおねだりするようになりました。今まで猫と一緒に育ってきたわけですから、側に毛むくじゃらの友だちがいないとさびしくて仕方ないのでしょう。

猫をおねだりされたパパママでしたが、すぐに新しい猫を迎え入れる予定はありませんでした。しかし、そんな折、動物病院にて働くママがある子猫と運命的な出会いを果たします。

ペチャっとした顔が魅力的なその子猫は、ママの働く動物病院で生まれた子です。しかし、遺伝子的な問題があり、心雑音という症状を抱えていました。

心雑音とは心臓で起きる雑音の総称です。心臓から異音が聞こえる症状が現れます。心臓に問題がある可能性が高いだけでなく、それ以外の臓器にも病気の疑いが生まれるもので、そんな子を飼うにはある程度の知識と気構えが求められます。

ブルックリンのママはその子を目の当たりにして直感しました。

「ああ、うちの娘ならこの子を理解できるだろう」

そして迎えたブルックリン6回目の誕生日。この日は誕生日プレゼントとは別に、あるものが少女のために用意されました。ドキドキで箱を開けたブルックリンの目に飛び込んだのは、例の子猫ちゃんでした。

心臓に問題を抱える子猫は、マックスと名づけられました。そしてこの日から、マックスはブルックリン一家の一員として生活を始めます。

ブルックリンは愛情深くマックスを愛しました。マックスは心雑音という症状がありますから、あまり激しい運動をすることができません。またあまりストレスのない環境も必要としていました。子猫時代は問題なくとも、将来的に心臓病が起きるかもしれないわけですから、マックスに課せられた制約は数多くなります。ですので、他の猫となら一緒にできることをブルックリンは我慢しなくてはいけませんでした。

しかし、先住猫から学んだ命の大切さを理解していたブルックリンは、マックスのペースに合わせて彼と一緒に生活を重ねます。

マックスはブルックリンの愛を受けてすくすく育ちました。猫に育てられたブルックリンが、今、その愛を新たな子猫に与えている……ブルックリンの脳裏には虹の向こうへ渡った猫の姿があるはずです。

マックスはそんなブルックリンを深く敬愛しているようで、彼女の腕で眠るときは喉を穏やかにゴロゴロと鳴らします。

マックスの体調を気遣った生活のおかげもあって、マックスはすくすく成長します。そしていつしかモフモフは倍増し、どことなくライオンのような気高さを持つ猫になりました。

そして2歳になったマックスに、奇跡が。なんと、心臓でうごめいていた心雑音がキレイさっぱり消えていたのです。そんな奇跡を目の当たりにしたブルックリンのママは、

「娘の愛がマックスの心の穴を埋めたんだわ」

と感じたそう。

8歳になったブルックリンは、地元の動物保護団体の募金活動にいそしんでいるとのこと。今日も、ブルックリンはマックスを傍らに動物を救うため、活動をしていることでしょう。

愛で胸の穴を埋めた。そんな少女のお話でした。

出典:LoveMeow

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Facebookコメント

  • Sizuko Furuno

    2016年12月21日 10:56

    女の子には大きな力が、あったんですね。幸せです。

  • 上田公子

    2016年12月20日 06:43

    ほっこり(^ー^)

  • Tosinori Ueda

    2016年12月19日 23:08

    いいお話ですね。

  • Reiko Harashima

    2016年12月19日 22:52

    奇跡は起こるのですね〜。😸

  • Watanabe Norman

    2016年12月19日 22:44

    優しい子ですね。ホッとします。