ミニチュア・ダックスフンドの特徴や性格、飼い方のポイント

ミニチュア・ダックスフンドといえば、胴長・短足の特徴的な体型と自由気ままな性格が魅力。日本でも愛玩犬として大人気ですが、じつはもともと狩猟犬として活躍していた犬種であることを知っていましたか? 今回は、ミニチュア・ダックスフンドの歴史や性格について解説します。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:ますだ動物クリニック 増田国充院長

ミニチュア・ダックスフンドの歴史

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ミニチュア・ダックスフンドの元となったダックスフンドの歴史は古く、16世紀のヨーロッパでは、アナグマの狩猟犬として活躍していました。そして、19世紀以降にイタチやウサギなどを狩るために、スタンダードより小型のミニチュア・ダックスフンドが交配(交雑)により生まれたのです。

1888年にはドイツで、「ドイツテッケルクラブ(Deutscher Teckelklub)」というダックスフンドの繁殖に尽力する団体が設立され、ミニチュア・ダックスフンドの繁殖に関する厳しい基準を設けたことで現在の隆盛につながっています。

ミニチュア・ダックスフンドの特徴

ダックスフンドとは、ドイツ語で「アナグマ犬」という意味です。ダックスフンドは巣穴にいるアナグマを狩るために、胴長・短足という特徴的な体型に改良されました。その体型は狩猟犬らしく引き締まり、胸筋がよく発達しています。

面長の顔立ち、アーモンドアイ、垂れ耳といったチャームポイントは、現在のミニチュア・ダックスフンドにも引き継がれていて、ジャパンケネルクラブの2016年犬種別登録数はプードル、チワワに次ぐ第3位と、日本でも幅広く愛されている犬種です。

ミニチュア・ダックスフンドの性格と上手な付き合い方

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ミニチュア・ダックスフンドはもともと狩猟犬として活躍していたこともあり、小さなカラダにも関わらず怖いもの知らずの勇敢さを持ち、好奇心が旺盛。「犬界の楽天家」と呼ばれるほど、自由気ままな一面もあります。

また、アナグマなどの小動物を狩っていた狩猟犬のDNAを受け継いでいるため、ハンティングのような遊びを好みます。穴掘りやおもちゃへの噛みつき、タオルの中にもぐることも大好きです。

愛くるしいビジュアルからは想像できない活発さを持ち合わせているため、飼い主が少し目を離した隙に家の壁を掘って穴をあけてしまったり、おもちゃを破壊してしまったりといったやんちゃな行動をみせることもあります。

ミニチュア・ダックスフンドは、一般的に独立心が強いといわれていますが、心を許した家族には親密なコミュニケーションを求めます。家族の団欒にはすぐに飛び込んで来ようとする一方で、初めて会う人やほかの犬とは一線を引き、突然吠えるなど攻撃的な面をみせることがあるので注意しましょう。

ミニチュア・ダックスフンドと長く快適に暮らすためのヒント

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ミニチュア・ダックスフンドは遊ぶことが大好きなので、飼い主からも積極的にコミュニケーションの時間を作るようにすることが大切です。

信頼できる家族(飼い主)への愛情が強く、甘えん坊な性格なこともあり、できるだけ留守の時間が少ない環境が理想的です。犬好きの子どもがいる家庭や、家にいる時間が長い老夫婦などは、ミニチュア・ダックスフンドにとってとくに適した環境といえるかもしれません。

また、小型犬は室内の運動だけで十分だと思われがちですが、ミニチュア・ダックスフンドの場合、1日2回は散歩に行くのが理想的です。個体によって運動量は多少異なりますが、1回の散歩は30分程度を目安とし、しっかりと運動させてあげましょう。

そして、胴長・短足の犬種にとっては宿命的ともいえる病気が、椎間板ヘルニアです。犬はもともと上半身が重く、下半身が軽いというカラダつきをしていますが、胴長・短足の体型はとくに腰に負担がかかるため、椎間板が変形しやすい傾向があります。

椎間板ヘルニアの発症リスクを少しでも抑えるために、階段・段差を上り下りする際には飼い主が抱っこをし、滑りやすいフローリングの床には滑り止めマットやカーペットを敷いてあげるなど、日常的に気を配ることが大切です。

ミニチュア・ダックスフンドの性格やカラダの特徴をしっかりと理解し、幸せなドッグライフを送りましょう。

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