トイ・プードルを多頭飼いする時のメリットやデメリットと注意点

トイ・プードルは、警戒心が強い犬種ですが、攻撃的になることや怒ることはほとんどありません。飼い主はもちろん、飼い主以外の人間やほかの犬とも仲良く過ごすことができるので、多頭飼い向きの犬といわれています。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:あだち動物病院 足立直隆院長

トイ・プードルを多頭飼いしたい!

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プードルは、賢く明るい性格が特徴で、飼い始めたその日からすぐに飼い主と仲良くできる犬種です。しかし犬は小型になるほど神経質な一面が加わってくることがあり、プードルという犬種を小さく改良したトイ・プードルも神経質な面があります。その点は、多頭飼いをする際に注意しておきたいところです。

とはいえ、トイ・プードルが多頭飼い向きの性格であることに変わりはありません。最初は神経質な部分が出て、少し唸り声を出すことがあるかもしれませんが、すぐに仲間意識を持ち始め、みんなで走り回って遊ぶようになるでしょう。

トイ・プードルを多頭飼いする時の注意点

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トイ・プードルのみで多頭飼いをすると、それぞれの性格の違いが見えてきます。基本的には賢く明るいのですが、犬によって温厚だったり、活発だったり。ちょっとした違いがあるので、その観察をしているだけでも飽きることはないでしょう。

また、多頭飼いのトイ・プードルは群れを作って生活します。犬はもともと群れの中で生活する動物なので、多頭飼いされている犬の中で役割分担・上下関係ができ、リーダー犬が先頭を歩くようになります。

しかし、注意しておきたいのがトイ・プードルの毛色です。個体差はありますが、トイ・プードルは毛色によって性格が異なるともいわれています。具体的には、性格が不安定なレッド、気の強いブラック、独立心の強いブラウンは注意が必要です。ほかにも、アプリコットも個体差はあるものの、気が強く協調性が少ないといわれているため、多頭飼いをする際にはちょっと大変なことがあるかもしれません。

このような毛色のトイ・プードルを多頭飼いする時には、飼い主がしっかりとコミュニケーションをとって、環境に慣れさせることが大切です。先住のトイ・プードルを守りながら、新たに仲間入りするトイ・プードルを気持ち良く受け入れてあげましょう。

覚えておきたいデメリット

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トイ・プードルの多頭飼いは、楽しいことばかりではありません。いろいろなデメリットもあります。

まず、トイ・プードルの毛は巻き毛なので毛玉になりやすく、頭数が増えれば増えるほど毛玉の数が多くなります。ブラッシングの頻度も多くなるので、必然的に犬の世話に費やす時間が増加します。爪切りや耳掃除、歯磨きの時間も考えなければなりません。散歩も一度に連れて行けない場合には、何度かに分けて行かなければいけないでしょう。

また、犬の飼育費用も頭数分かかります。ドッグフード代はもちろん、トイレシートやタオルなどの日用品、初年度の畜犬登録、毎年行うワクチンやフィラリア予防薬などの医療関係費が膨らんでいきます。旅行などで家をあける際は、ペットホテル代もかかります。

そして、基本的には多頭飼いに向いているといわれるトイ・プードルではありますが、先住犬と必ず仲良くできるという保証があるわけではありません。先住犬だけの時にはうまくいっていたことが、多頭飼いをしたことでうまくいかなくなるリスクもあります。そのような変化に耐えられる金銭的な余裕があるかどうかが、多頭飼いを成功させるポイントになります。

多頭飼いをすると、想定外のことも起こるものです。たとえば、ストレスで先住犬が体調を崩してしまったり、新しい犬となかなか仲良くできなかったり。そのような時に対応できるのかどうかも、多頭飼いをする前に検討しておきましょう。そして何より、多頭飼いをしても、それぞれの犬を大切に思う気持ちを忘れないでください。

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