犬の脳炎 考えられる原因や症状、治療法と予防法
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犬の脳炎 考えられる原因や症状、治療法と予防法

犬の脳炎は、発症原因がはっきりしておらず、悪化すると命に関わることもある厄介な病気のひとつです。愛犬が脳炎と診断された時のために、犬の脳炎についての知識を身につけておきましょう。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

犬の脳炎の原因

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犬が脳炎を患う原因としては、以下のようなものが考えられています。

感染症

様々な病原体に感染することで、脳炎を発症する場合があります。たとえば、真菌では「クリプトコッカス」「ブラストミセス」「コクシジオイデス」など、ウイルスでは「狂犬病ウイルス」「ジステンパーウイルス」また、そのほか細菌や寄生虫、原虫、異物など、様々なものが原因となります。

原因不明のもの

自己免疫が突如、脳を攻撃し始めることによって引き起こされる脳炎であり、現在のところその原因は充分に解明されていません。パグでみられる「パグ脳炎」はこれにあたり、パグのほかにもペキニーズ、シー・ズー、マルチーズ、チワワ、ポメラニアン、パピヨン、ヨークシャー・テリアなどでも発生することがあります。感染症に関しては予防接種をはじめ、感染源となるほかの犬との接触を少なくするなどの予防方法がありますが、原因不明のものについては予防のしようがありません。

犬の脳炎の症状

犬の脳炎の症状としては、以下のようなものがあります。

●全身の痙攣
●歩行異常
●視力低下

いつもと歩き方が違う、よく物にぶつかる、安静時にカラダが震えるなどの症状がみられた時は、動物病院で診てもらった方がよいでしょう。症状が進行すると、昏睡状態に陥ったり、食事が摂れなくなったりします。

犬の脳炎の治療方法

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脳炎により発作などの症状が起こるため、発作を抑える薬が使用されます。それに加え、感染症など原因が分かっているものに関しては、その原因に対する治療を行います。自己免疫が脳を攻撃している原因不明のものでは、多くの場合、免疫抑制剤を使用します。残念ながら、最終的に安楽死が必要となるケースもあります。

犬の脳炎の予防方法

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犬の脳炎については、明確な予防法がなく、飼い主ができることはいつもと違う様子を見逃さない、感染症にならないように気をつけるくらいしかありません。しかし、この脳炎という病気を知っているかいないかで、実際にかかってしまった時の対処に大きな違いが生まれます。

犬の健康を守るためにも、脳炎についての正しい知識を身につけておくことが大切です。また、日頃から犬の様子に気を配り、病気の早期発見・早期治療に努めましょう。

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