猫の膀胱炎 考えられる原因や症状、治療法と予防法
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猫の膀胱炎 考えられる原因や症状、治療法と予防法

いつも元気な猫が、落ち着きなく何度もトイレに行ったり、排尿時に鳴いたり…このように、普段とは違う行動をとるようになった時は、膀胱炎を患っているかもしれません。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

猫が膀胱炎になる原因

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膀胱炎とは、その名の通りおしっこをためる袋である膀胱が炎症を起こす病気です。尿道から細菌が入ってしまったり、尿結石などで膀胱が傷ついてしまったりした時に、炎症が起こります。

猫の膀胱炎は原因が特定できないものも多く、それらは特発性膀胱炎と呼ばれます。

猫の膀胱炎の症状

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膀胱炎の症状としては、以下のようなものがあります。

●おしっこの回数が増える
●血尿が出る
●何度もトイレに行く
●トイレ以外の場所で排尿する
●排尿姿勢をとってから尿が出るまでに時間がかかったり出ないことがある
●排尿時に痛そうに鳴く
●尿に血が混じる 

上記のような症状が見られた場合、膀胱炎の疑いが高くなります。

猫の膀胱炎の治療・予防方法

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膀胱炎の原因によって、抗生剤が処方されたり、結石や結晶をできにくくする処方食が薦められたりします。
人の膀胱炎ではたくさん水を飲み、どんどん排尿することが重要になりますが、猫にたくさん水を飲ませることは難しいため、飲水の代わりに皮下補液などを用いて水分を摂らせることもあります。
膀胱炎により著しい排尿困難がある場合は、入院治療が必要になることもあります。とくにオスは尿道が細いので、炎症による腫れや血の塊により、スムーズに排尿できなくなるためリスクが高いです。

この膀胱炎を予防するには、第一にトイレの環境を整えること、そして猫の水を飲む量を増やすことがポイントになります。トイレが気に入らず、排尿を我慢する時間が長くなるのは好ましくありません。

また、水を飲む量を増やすとおしっこの量が増えるので、膀胱炎の原因となっている細菌を体外に排出しやすくなります。猫がいつでも水を飲めるように、複数箇所に水場を設置し、常に新鮮な水に取り換えるようにしましょう。

結石ができないようにするには、猫のおしっこの中にカルシウム、マグネシウム、リンなどのミネラル成分が増えないようにすることが重要です。このような成分がおしっこに増えるのはエサが原因です。尿検査により結晶ができている場合は、定期的に尿検査を行いながら、獣医師の指示にしたがって処方食を食べることも重要です。

また、肥満により飲水や排尿が面倒になり、ぎりぎりまで我慢することで膀胱炎を起こしてしまうことがあります。軽快に動けるような体型を維持することは大切です。

猫は膀胱炎になりやすく、実際ペット保険の保険金請求額が非常に多くなっています(2014年版「アクサダイレクト猫のきもち保険」の保険金支払データより)。膀胱炎は、飼い主の心掛けで早期発見が可能なので、いつもと違うなと思った時には動物病院で診てもらいましょう。とくに、おしっこの回数・量・色のチェックは欠かさないようにしましょうね。

猫は膀胱炎になるリスクが高い動物なので、しっかりとした予防が大切です。

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