【猫】もしもの時のために覚えておこう!猫のCPR(心肺蘇生術)

【猫】もしもの時のために覚えておこう!猫のCPR(心肺蘇生術)

基本的には体の異常は速やかに獣医師さんへ。しかし、いつどんなことがあるかわかりません。もしもの時のために猫の心肺蘇生術を覚えておきましょう。

  • サムネイル: 関 慶之
    関 慶之
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もしも急に猫の心臓が止まってしまったら。
決して他人事ではありません。大事な家族を守るため、猫の心肺蘇生術を覚えましょう。

1.心肺蘇生術はどういうときに必要?

心肺蘇生術は人間の場合と同様、何らかの原因によって猫が呼吸していない際に、救急救命処置を施すことを指します。

どういうときに必要?

よくあるパターンは、猫が溺れた時、熱中症になった時、交通事故にあった時などです。
ですが、それ以外の状況でも原因不明の心肺停止が起こらないとはいえません。
いつどんな時でも対応できるように覚えておきましょう。

2.心肺機能の確認

心肺蘇生法術に入るときは、猫の体右側を下、左側を上にして寝かせ、背中側に位置取りしましょう。

呼吸の確認

まずは猫を平らな場所に寝かせ、以下のことを確かめましょう。

・胸に手を当てて上下に動いているか
・口元に耳を近づけて、呼吸音が聞こえるか

猫が心肺停止になった場合は焦らず次の作業に移る必要があります。猫の命を救えるのは飼い主さんだけです。飼い主としてしっかりと守ってあげましょう。

心拍の確認

心拍の確認に利用する拍動点とよばれる部分がいくつかあります。猫の体型や種類によっては確認が難しいところがあります。いくつか覚えておきましょう。

・心臓(太っている猫の場合はやや分かりにくいが、肘の後ろの胸)
・首
・前足の動脈
・後ろ足の動脈
・太ももの動脈

動物の拍動点はいくつかあります。日頃からどの場所が確認しやすいかなどを把握しておくすることが大切です。猫とのスキンシップをはかり、いざという時に備えましょう。

3.心肺蘇生術の手順

気道確保

猫の下に手を入れ、舌を引っ張り出します。
この時に異物等を見つけたら、指でつまんで取り除きましょう。
首をまっすぐにし、気管に空気が通りやすいようにしましょう。

人工呼吸

猫の下あごをつかみ、口を閉じます。風船を膨らませるような感覚で、猫の胸が膨らむまで吹き込みます。これを1分間の間に20回以上程度繰り返しましょう。猫が呼吸をしていないと思ったらすみやかに動物病院へ連れて行きましょう。

心臓マッサージ

人工呼吸をした後、さらに心拍と呼吸の有無を確認しましょう。猫が蘇生していない場合、今度は心臓マッサージを施します。猫の心臓は左側の肘が体に接触するあたりにあります。この部分を指で強すぎない程度の感覚で1秒間に1回マッサージします。マッサージを5回程度行ったのち人工呼吸を行い、そのローテーションを繰り返します。

心肺蘇生術を繰り返す

心臓マッサージを施したにあとも未だ猫が蘇生しなかった場合、
・心臓マッサージ(5回)
・人工呼吸(1回)
をワンセットとし、心拍と呼吸を確認しながら繰り返しましょう。

一般的には脳への酸素が5分断たれると蘇生しても脳にダメージや後遺症が残る場合がありますので、猫ちゃんの容態に気づいたら迅速に対応しましょう。

さいごに

愛猫の危機はいつ訪れるかわかりません。
大事な家族だと思うのであれば、この心肺蘇生術を身に着けておきましょう。

猫の身体はとっても繊細です。肋骨も折れやすいですので見よう見真似でやるのはとても危険です。この記事を読むだけでなく、わからない部分は必ず動物病院で聞くようにしましょう。猫と飼い主さんのより良い生活が続きますように。

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