犬が散歩で歩こうとしない場合の対処法
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犬が散歩で歩こうとしない場合の対処法

犬が散歩中に立ち止まって歩かなくなったり、座り込んで動かなくなったりしてしまう…この行動には、様々な心理状態が関係しています。そこで今回は、犬が散歩中に歩かなくなる原因や対処法を解説します。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

犬が散歩中に歩かなくなるのはなぜ?

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犬が健康に生きていくために、毎日の散歩は欠かせないものです。散歩は犬が持つ運動欲求を満たすだけではなく、社会とのつながりを学んだり、探究心や好奇心を満たしたりする大切な場でもあります。犬がケガをしていたり、病気で動けなかったりする場合を除き、必ず連れて行くようにしましょう。

もし、犬が散歩に行きたがらないとしたら、その理由を見極めて、適切に対処することが重要です。

カラダの不調

もともと散歩が大好きだったのに、突然歩きたがらなくなった場合には、病気・ケガ・高齢化などにより、カラダのどこかに痛みを感じていたり、疲れやすくなっていたりする可能性があります。この場合は、すぐに動物病院で診てもらいましょう。そのまま放置してしまうと、症状が進行して寝たきりになってしまうおそれもあります。

散歩中に嫌なことがあった

突然大きな音がした、見知らぬ犬に吠えられた、など犬が散歩中に嫌な思いをした可能性もあります。そんな時は、いつもと散歩コースを変えて様子を見てみましょう。

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散歩を教わっていない

とくに仔犬が散歩を嫌がる場合は、このパターンが多いようです。「散歩を教える」というのは、外の環境に十分に順化させ、外を歩くのは楽しいことだと教えてあげることです。

犬はもともと好奇心旺盛な動物なので、初めて見るものに寄っていく性質があります。しかし、中でも臆病な性格の犬は、見知らぬ景色や聴き慣れない音にびっくりして、安全な家に帰りたくなってしまうことも。また、攻撃的な犬に吠えられたり、車にひかれそうになったりした経験のある仔犬は、その恐怖から、散歩に行きたがらなくなってしまいます。

そのため、仔犬を散歩デビューさせる時は、事前に抱っこしながら散歩コースを回るなどして、外の刺激に慣らしておくことが大切です。また、大きな音がする場所、車通りが激しい場所、攻撃的な性格の犬に会う可能性がある場所は散歩コースから外しましょう。

仔犬を自分で歩かせる場合も、最初は自宅のごく周辺からスタートし、少しずつ距離を長くし範囲を大きくしていきます。

犬を散歩に慣れさせるためには、その他のしつけと同様に、根気強く繰り返すことが重要です。一度散歩が苦手になってしまった犬を散歩好きにするのは難しいので、まずは散歩嫌いになってしまいそうな出来事を慎重に避けながら、楽しい経験を積み重ねていきましょう。

まだ家に帰りたくない

一方、散歩が好きな犬は、飼い主が家に帰ろうとすると、座り込んで動かなくなってしまうことがあります。その場合は、家に向かうのとは違うルートの方に行くと、すたすた歩き始めます。

犬の散歩量はどのくらいがいいの?

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犬の散歩量について考える時は、散歩の距離よりも、外で過ごす時間に注目してあげるとよいでしょう。小型犬でも大型犬でも、一回20分程度は散歩の時間をとってください。もちろん、可能であれば1時間ほど散歩してあげても構いません。

散歩の最中はずっと歩き続けている必要はなく、散歩仲間の犬と挨拶をしたり遊んだりすることで、犬はエネルギーを発散させることができます。

ただし、散歩中に足が止まってしまったり、帰宅後もしばらくぐったりしている場合は、散歩量が多すぎるのかもしれません。とくにシニア期を迎えた犬の場合は運動量や体機能が低下するので、無理をさせてしまわないように注意してください。

散歩は、飼い主と犬がコミュニケーションを楽しむ時間でもあります。愛犬の散歩に対する心理状態を把握し、心身の健康をしっかりと守ってあげましょう。

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