柴犬のご飯選び。どれくらいの量をあげるのがベスト?

日本を代表する犬である柴犬は、縄文時代の遺跡から縄文犬(小型の柴犬系の犬)の骨が発見されるなど、古くから日本人とともに生活をしてきたと考えられています。最近では海外での人気も高く、世界中で愛される犬種となっています。今回は、柴犬のご飯について解説していきます。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:ヴァンケット動物病院 松原且季院長

柴犬の食事事情とは?

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人間と暮らしてきた長い歴史の中で、肉中心の食事をしながら植物や穀物も摂取してきた犬は、これらをある程度消化できるようになりました。そのため、現在の犬は雑食動物といえます。しかし、もともと狩りをして生活していた肉食動物のDNAは現代の犬にも引き継がれていて、健康維持のためには動物性たんぱく質の摂取が必須となっています。たんぱく質が不足すると、被毛の艶がなくなり、皮膚の病気を引き起こすこともあります。

また、脂肪分は犬が生きていくためのエネルギーとして消費されますが、過剰に摂取すると肥満になってしまうので注意が必要です。しかしながら、脂肪分が不足すると疲れやすい体質になるので、適度には摂取しなければなりません。

そして、体調を整えるためにはビタミンやミネラルが必須です。ビタミンCは体内で生成できますが、その他のビタミンを摂取しなければ病気になりがちな体質になってしまいます。

これらの栄養素を、柴犬はドッグフードから摂取します。では、柴犬のドッグフードにはどのような種類があるのでしょうか?

ドライタイプ・ソフトドライタイプ

一般的な固形のドッグフードです。フードの含水量は10~30%で、防腐剤が少なくても日持ちするのが特徴です。栄養バランスもよく作られていますし、固いので歯石がつきづらく、顎の筋肉の強化にも役立つフードです。ソフトドライタイプは、ドライタイプと比べて歯石が付着しやすいというデメリットがありますが、ニオイが強いものが多く、食いつきが良いというメリットもあります。

ウェットタイプ

含水量が75%以上のやわらかいフードで、風味が良いことから食いつきがよいのですが、含水量が多いために腐りやすく、歯石もつきやすいというデメリットがあります。

セミモイストフード

半生タイプで低カロリーのドッグフードです。1日に必要な栄養素を摂取できないものが多く、肥満になりにくいというメリットはあるものの、主食にすると栄養不足になりがちです。

柴犬のための正しいドッグフードの選び方

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柴犬をカラダのサイズで分類すると小型犬もしくは中型犬になるので、ドッグフードはサイズに合わせて「小型犬用」「中型犬用」を選びましょう。また、年齢別に分かれているフードもあります。生後1歳ぐらいまでは「仔犬用」、1~10歳前後は「成犬用」、10歳以上は「シニア犬用」のドッグフードをセレクトしましょう。とくに仔犬の頃は、成長に必要な栄養素がしっかり含まれているフードを選んでください。

しかしながら、飼い主が選んだドッグフードを、その柴犬がちゃんと食べてくれるかが一番の問題です。そこで、試供品を利用して、食いつきのよさを確認してから常食とするドッグフードを選びましょう。

柴犬に与えるドッグフードの量について

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仔犬と成犬では、ドッグフードの量は変わります。仔犬は成長のためにより多くの栄養を必要とするので、仔犬時代の方がドッグフードの量は多くなります。

ドッグフードの種類によってカロリー数や計算方法が異なり、その柴犬の体重、運動量、全身状態などによっても多少の誤差はありますが、ドッグフードのパッケージに書いてある給餌量を目安に与えるようにしましょう。便がやわらかい時は食べすぎ、便が固い時は少なすぎのサインである可能性があるので、毎日の便の状態を参考にフードの量を調整してください。

また、成犬になってから気をつけたいのは肥満です。肥満は万病のもとといわれるほど、様々な病気の原因となります。中には命に直結する病気を引き起こすこともあります。仔犬時代のままの食事の量では肥満になることは確実なので、少しずつ減らしていきましょう。

柴犬にとって一番食いつきがよいドッグフードを選び、年齢や体型、生活習慣に合わせて量を調節することで、適切な栄養を与えるようにしてくださいね。

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