小さい体と立派なお髭が魅力的! ミニチュア・シュナウザーの特徴

小さい体と立派なお髭が魅力的! ミニチュア・シュナウザーの特徴

家庭犬としても番犬としても飼育することができるミニチュア・シュナウザー。非常に魅力的な性格のこの犬種についてご紹介します。

  • サムネイル: 蒼樹 りんどう
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1.概要

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日本でも1万匹近く飼われている非常に人気の犬種です。頭が良く、しつけもしやすく、都会でも問題なく飼える、まさにいいとこだらけなミニチュア・シュナウザー。家庭犬としてだけでなく、番犬としても活躍するなど、多くの才能を秘めています。

2.歴史

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■原産国:ドイツ
■起源:17世紀
■グループ:第2グループ

かつては農場でネズミ狩りなどを行っていましたが、その小さな見た目から徐々に愛玩犬として、人々に愛されるようになりました。使役犬に分類されてはいますが、現在のミニシュア・シュナウザーは、ほとんど愛玩犬のようになっていますね。ドッグショーでも人気の犬種となっています。

ミニチュア・シュナウザーとミニチュア・ピンシャーは途中まで同じ歴史を歩んできたそうです。犬種として登録される際に、別々に分かれたのだとか。スタンダード・シュナウザーとも酷似してしますが、彼らは兄弟犬にあたります。

3.身体的特徴

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■体高:30cm〜35cm
■体長:体高とほぼ同じ
■体重:4.0kg〜8.0kg
■毛色:ブラック、ブラック&シルバー、ソルト&ペッパー、ホワイト

小さいながらも、四肢はしっかりとしていて、シュナウザーとしての力強さが感じられます。ブラック、ホワイトはそれぞれ漆黒、純白で他の色が混ざらないのが良いとされていますよ。ショーに出場しない場合は強くこだわる必要はありませんが、やはり色合いがはっきりとして美しいと目を引きますよね。

被毛は粗くダブルコートですが、抜け毛はあまり多くないと言われています。アンダーは柔らかく、オーバーは硬く、毛が密にして生えていますよ。尻尾は断尾されることもありますが、自然のままが好ましいとされています。

4.性格・気質

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落ち着いていて忍耐強い

騒がしく吠え立てるようなことはなく、非常に落ち着いています。パニックになったり噛み付くこともあまりありません。また忍耐強い面がありますので、子どもとも仲良くすることができますよ。他の犬ともあまり喧嘩するようなことがないので、都心でも安心して飼うことができます。

頭が良く人間との相性が良い

もともと人間との相性が良く、飼い主さんの言うことをよく理解してくれます。その訓練性の高さからしつけもしやすいとされ、番犬としても活躍できのだとか。様々なアクティビティでチャンピオンになるなど非常に賢く頭の良い犬種になりますので、マンションでも問題なく一緒に暮らすことができますよ。

遊ぶことも好きで機敏

落ち着いた性質のミニチュア・シュナウザーですが、体を動かしたり遊ぶことも好きですよ。動きも機敏ですのでドッグスポーツもよくこなします。室内での遊びだけでなく、ノーリードで遊べるような場所で思い切り遊ばせてあげるといいですね。ミニチュア・シュナウザーはノーリードでもあまり遠くまではいかないと言われていますよ。

5.入手方法と価格

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入手方法

2016年のJKC登録頭数が7位になるなどミニチュア・シュナウザーは日本での人気の犬種ですので、ショップからでもブリーダーからでも購入は可能ですよ。購入場所がたくさんあるということは、里子に出されてしまう子も少なからずいるということです。悲しい思いをする子を少しでも多く救うために、まずは里親になることを検討してみてはいかがでしょうか。

価格

160,000円〜270,000円ほどが平均のようですね。ショップやブリーダーによっても変わりますが、毛色でも価格に差が出ることがあります。金額の差は、直接問い合わせて理由を訊くようにするといいですね。

里親に関しては基本無償です。ワクチン代や病院代などを支払うことはありますが、犬自身に価格がつくことはないので、支払いを求められた場合は内訳を尋ねるようにしましょう。

6.しつけ

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しつけのスタンス

■信頼関係を築くのが何よりも大事

「飼い主だから偉い」「立場が上だから言うことを聞け」という態度はもちろんいけませんが、だからといって甘やかして育てても信頼関係は生まれません。しつけとは犬と人間が共生するために必要なことを教えるものですので、多少厳しくはしながらも徹底的に行いましょう。飼い主さんの愛情とリーダーシップが感じられれば自然と信頼関係は生まれますよ。

■体罰は厳禁

当然ですが、体罰は絶対厳禁です。人間にとってはただの戯れでも、犬にとっては強い衝撃となることもありますので、触れるときは力加減を大切にしましょう。直接的な暴力だけでなく、マズルをつかむ、無理やりお腹を見せるといった行為も、犬にとっては屈辱的であり体罰にあたります。犬が嫌がることは絶対にやめてください。

■叱るよりは褒めて育てましょう

頭の良い犬種ではありますが、初めは失敗してしまうこともあるかと思います。最初から完璧にできるわけではないので、失敗は叱らずに無視するようにしましょう。成功するまで何度も教え、成功したら大げさなくらい褒めてあげます。イケナイことをしたときに叱るのは大切ですが、叱らない環境を整えてあげるのも大事ですよ。

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ミニチュア・シュナウザーのしつけ

■常に穏やかな気持ちを持つこと

ミニチュア・シュナウザーは繊細で、周囲の人間の反応にも敏感な犬種です。そのため、ストレスを溜めやすい傾向にあるのだそう。ストレスが溜まると問題行動にも繋がります。飼い主さんがイライラしながらしつけをしても、犬が怖がるだけです。穏やかな気持ちを忘れず、しつけは辛抱強く行いましょう。

■リーダーが誰かをよくわかってもらう

ミニチュア・シュナウザーは、自分がリーダーだと思ってしまうと、家族を守るために他人に吠えたり、飛びかかるなどの問題行動を起こす可能性があります。散歩のときも、飼い主さんがリードを引くようにし、ミニチュア・シュナウザーが先に出そうになったら、無言で方向転換をするなど、誰がリーダーなのかをきちんと理解してもらいましょう。

7.お手入れ

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ブラッシング

毎日1回はブラッシングしてあげましょう。特に口周りのひげは汚れやすいので、食事のあとや散歩後は濡れタオルで拭きながら、ブラシで汚れを落としてあげてください。コームや獣毛ブラシなど、いくつかのブラシを使い分けてブラッシングしてあげるといいですね。

爪切り

犬には白い爪と黒い爪の2種類があり、両方持っている子もいれば片方のみの子もいます。

白い爪は、光を当てると血管が透けると思いますので、そこまで切らないように注意しながら切ります。黒い爪は、先端から少しずつ切り進めていき、断面が湿ってきたり白い膜のようなものが薄く小さく見えたら血管が近い証ですので、それ以上切らないようにしてください。終わったらヤスリで整えてあげるといいですね。

犬は爪とともに血管も伸びますので、子犬のうちから定期的に切ってあげましょう。

シャンプー

ブラッシングを済ませたミニチュア・シュナウザーをペット用のバスタブに入れ、37℃ほどのお湯で後ろ足から首に向かって濡らしていきます。シャワーヘッドに靴下などの布をかぶせ、水勢を弱めたら体に当てて濡らすといいですよ。濡らし終わったら薄めたシャンプーをかけ、地肌をマッサージするように洗っていきます。足の裏など全身洗ったら長し、薄めたリンスを毛になじませるように揉みこみましょう。馴染んだら、流し残しがないよう注意しながら流していきます。

終わったらバスタブから出し、犬自身に体を振るってもらいましょう。自然と行なわない場合は耳に息を吹きかけるといいですよ。水を飛ばしてもらったらタオルドライしていきます。ゴシゴシこするのではなく、当てて水分を吸い取るようにしましょう。びしょびしょになる前に新しいものに変えると早く乾きますよ。吸水性に優れたペット用のタオルを使ってもいいですね。

吸えるだけの水分を吸ったら、ドライヤーで乾かしていきます。火傷をするといけませんので、風勢は弱め、体から離して使いましょう。スタンドに立てると、両手が空いてブラッシングができるので乾かしやすいですよ。

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耳掃除

湿気がこもりやすい垂れ耳ですので、掃除は週に1回でも、チェックは毎日行いましょう。

掃除はイヤークリーナーを耳の穴に注入し、穴の出入り口付近にある尖った部分をマッサージするように揉みこみます。自然と耳垢が浮いてきますので、ある程度揉んだら手を離し、犬自身に頭を振ってもらいましょう。耳介はイヤークリーナーで湿らせた柔らかい布で優しく拭いてあげてくださいね。

目のお手入れ

目やには細菌が繁殖する原因にもなりかねますので、見かけたらすぐ取るようにしましょう。固まってしまっている場合は蒸らしたタオルをあててふやかしてあげるといいですね。ゴシゴシこすると眼球が傷ついてしまう危険がありますので、目頭を優しくさっと拭くように取り除きましょう。

歯磨き

歯周病を防ぐためにも、毎日1回は歯磨きをしてあげてください。永久歯に生え変わる前から、口の周りや歯に触れられることと歯ブラシ・歯磨き粉に慣らしておくことで、いつまでもおとなしく歯磨きさせてくれますよ。生涯美味しくご飯を食べてもらえるよう十分注意しましょう。

8.かかりやすい病気と寿命

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寿命

14年ほどが平均だと言われています。全犬種の平均と比べても同じくらいですね。もちろん、子犬の頃から食事内容や運動のさせ方に気をつけることで、もっと長い時間を一緒にいることが可能です。ぜひ愛犬にとって住みやすい環境を整えてあげてください。

尿結石

犬では比較的珍しい病気ですが、ミニチュア・シュナウザーはこの尿結石にかかりやすいと言われています。膀胱などでできた結石が尿道に詰まってしまう病気で、トイレの回数が増えたり、血尿がみられたりします。バランスの偏った食事や感染症、排尿の我慢などが原因で発症します。

内科療法で結石を溶かすのが基本ですが、重症であったり、他の病気を併発する可能性がある場合は、外科手術を行うこともあります。バランスのとれた食事や、常に新鮮な水を与え、きちんと排尿させることが大事になります。掛け声とともに排尿を促すしつけをしている場合は、きちんと様子を見て、愛犬がトイレを我慢することのないよう気をつけてあげてくださいね。

最後に

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ミニチュア・シュナウザーはとても優秀な家庭犬です。しかし、しつけ1つで良い子にも悪い子にもなってしまいます。ぜひミニチュア・シュナウザーの良さを上手に引き出して、素敵な毎日を過ごしてください。

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