犬の肝性脳症│嘔吐などの症状・原因・治療法まで│病気

犬の肝性脳症│嘔吐などの症状・原因・治療法まで│病気

犬の肝性脳症とは、肝臓の機能が低下することで、解毒されなかった体内の毒素が脳に影響を及ぼす病気です。嘔吐や下痢などが見られたり、ふらつきや痙攣といった神経症状が現れます。命を落とす危険があるので、早めに病院で治療しましょう。

  • サムネイル: 秋月 落葉
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肝臓は病気になっていても、大半の機能が失われるまで症状が現れない臓器です。肝性脳症の症状が現れた場合は、肝機能がかなり低下しているので、早急に治療が必要になります。

1.肝性脳症とは

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肝性脳症とは、肝機能の低下により分解されなかった毒素が、脳に達することで起きる病気です。

肝臓は、体内に入ってきたアンモニアなどの有毒物質を解毒する機能を持っています。その肝臓の機能が失われると、毒物が全身を循環し様々な影響を与えます。特に脳に到達した場合は、重度の神経症状を起こします。

症状

■食欲不振
■下痢
■嘔吐
■痙攣
■ふらつき
■昏睡

肝機能が低下することで、食欲不振や下痢、嘔吐などが見られたり、体の免疫力が落ち、虚弱体質になるため他の病気にかかりやすくなるようです。肝臓の損傷が激しい場合は、血便や吐血、内出血を起こすこともあります。

有毒物質が脳に到達した場合、痙攣やふらつきなどの神経症状が現れ、症状が悪化すると突然昏睡状態になり、死に至る危険があります。

2.肝性脳症の原因

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■肝機能の低下
■先天性

肝臓が硬く変質してしまう肝硬変などの肝臓病が原因となって、肝性脳症を発症します。肥満や感染症などの犬は特に肝臓病になりやすいと言われています。

また、先天性の疾患である門脈シャントにかかっていたり、体質的に肝臓が弱い場合は解毒が完全にされないため、肝性脳症を発症しやすくなるようです。

3.肝性脳症の治療法と予防法

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治療法

■基礎疾患の治療
■外科手術
■食事療法
■投薬

検査を行い、何が原因で肝臓の機能が低下しているかを調べます。その後、原因である病気を治療しながら、体内の毒物を解毒するために投薬を行います。食事によって有毒物質であるアンモニアが生成されないように、低たんぱくの療養食を与え、食事療法を行うこともあるようです。

門脈シャントの場合は、外科手術によって異常な場所に繋がっている血管を繋ぎなおし、血液の流れを修復します。

予防法

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■栄養バランスの取れた食事
■定期的な健康診断

肝機能を低下させる肝硬変などの病気は、肥満になっていると発症しやすいと言われています。そのため、栄養バランスの取れた食事を適切な量与え、体重をコントロールすることが大切です。

また、定期的な健康診断を行うことで、肝臓に異常が起きていないかチェックしましょう。

最後に

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嘔吐や下痢、けいれんなどの症状が見られた場合、肝臓の機能が低下して肝性脳症を発症している可能性があります。重症化する前に、病院で適切な治療を受けましょう。

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