今からでも間に合う! あなたの愛猫を少しでも人慣れさせるためのコツ
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今からでも間に合う! あなたの愛猫を少しでも人慣れさせるためのコツ

猫はむやみに愛敬をふりまく動物とは言い難いかもしれません。しかし、少しは人を好きでいてくれた方が、友人が来た時や動物病院での受診時に過度のストレスにさらされる心配も減りますよね。人間と同じく猫も幼い頃の環境が大事ですが、成猫になってからでも遅くはありません。少しずつ試してみましょう。

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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

「社会化期」の過ごし方で、人慣れするかどうかが決まる

猫の「社会化期」は生後2〜3ヶ月頃までと言われています。
※注:「社会化期」の期間の考え方は諸説あります。

この期間に母猫から十分な愛情と刺激を受けると、脳が活性化されて、感情のコントロールが上手にできるように。また兄弟猫との遊びの中で、「ここまでやると怒られる」という加減も学びます。

逆にこの時期に母猫との関係性が希薄だった子猫は、情緒不安定になったり協調性に欠けたり、攻撃的もしくは臆病に育ってしまうことも。人慣れという意味では、社会化期の中でも特に生後7週齢までが重要になり、撫でられる、抱かれるなど人間とのスキンシップが多いと成長後も人を嫌がらないと言われています。

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ちなみにペットショップやブリーダーが販売する動物は、動物愛護管理法により生後56日以降と条文化されているため、飼い主が猫を家に迎える頃には「社会化期」を過ぎています。そのため幼少期にしっかり親猫や兄弟猫と過ごしていたか、お世話をしている方が一頭一頭にしっかり愛情をもってスキンシップを行っているかどうかを見極めることが大切です。

正確な週齢が分からない子猫を保護したり譲り受けたりした場合は、猫の様子を見ながらスキンシップをとりましょう。社会化期はあくまで一つの目安です。どんな経路で飼い始めるにせよ、子猫のときの方が人慣れさせやすいといえます。

子猫のときに実践しておいた方が良いこと

一番大切なのは、「猫にとって嫌なこと」を経験させないことです。そのためには何をするにしても、少しずつゆっくり段階をふんでいくことが重要になります。人の手に慣れさせる場合は、猫が近づいてきた時に少し触り、離れていったら追わないように。触った後にフードやおやつを与えるのも良いでしょう。

また、動物病院での受診も慣らしておきたいことの一つですが、病院に行くたびに「嫌なこと」を経験させてしまうと「病院=嫌なこと」となってしまいます。たとえば、体重だけ測定して獣医師さんや看護師さんにおやつをもらって帰ってくるなど「病院=良いこと」という経験をさせておくことも有効です。

これらは子猫だけではなく成猫も実践しておいた方が良いことですが、今まで「嫌なこと」としてインプットされてしまった成猫にとっては、子猫よりも慣れるのに時間がかかるでしょう。

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Dmitrij Skorobogatov/Shutterstock.com

成猫になってからでも、できること

保護猫や成猫でも、前の飼い主から十分な愛情を受けていた場合は、比較的すんなり打ち解けることができます。一方で、あまり人と接してこなかった元野良猫や、幼齢期から飼育しているものの十分なスキンシップをとることなく育った場合は、人慣れするのに時間がかかるでしょう。「焦らずゆっくり」という気持ちが一番大切になります。基本的には子猫に行うことと一緒ですが、成猫の場合はまずどんな性格なのかをよく観察し、接し方やペースを見極めることが大切です。

1.体を触られるのは苦手だけど、比較的おおらかで人と同じ場所にいるのは嫌じゃないというタイプの場合
一緒に生活していくだけであれば無理に慣れさせる必要はありません。しかし「長毛種でブラッシングの必要があるのに触らせてくれない」「動物病院での診察を受けられない」などとなってしまうのは困ります。

少しでも慣れさせるためには、まずは近づいてきたら猫の好きなように振る舞わせます。膝に乗ったり、手の匂いをかいできたからといってすぐに触るのは控えましょう。何度かそういった行動を繰り返し行うようになってきたら、少しだけ触ったり、触りながらおやつを与える、というステップに進んでみてください。

2.神経質でなかなか人に心を開かないというタイプの場合
無理に近づかない方がいいかもしれません。数は少ないものの、猫の中には縄張り意識が非常に強く、なかなか心を開かない子が一定数います。そういう性格の場合、不用意に近づいても恐怖心が増す一方に。猫は極度の緊張状態では、食べ物も食べず、飲み物も飲まず、体調を崩します。心を開いている様子がまったく感じられなかったとしても、食欲があり体調不良がなければ、家は安心できる場所だと認識しているので焦る必要はありません。

もし、同じ空間でリラックスするような素振りを見せ始めたら、上記1の方法にステップを移してみましょう。

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飼い主以外の人に慣れるためには

飼い主といる時はリラックスした様子でも、知らない人には心を開かないというケースは多々あります。猫は自分のペースを大事にする生き物なので、テリトリーである家に大勢の知らない人がやってくることは、恐怖でしかありません。「友人にも慣れて欲しい…」と希望する飼い主もいると思いますが、“猫にとっての幸せ”を考えるならば「人見知り」の性格をそのまま受け入れてあげましょう。「でも、それだと寂しすぎる…」と思うのであれば、まず、以下のようなことを避けるよう、訪れる友人に伝えておく必要があります。また、猫が身を隠せる場所、その場から離れられる場所も必ず用意してあげましょう。

猫に興味を示さない

最初は飼い主も友人も、猫に声をかけず、見ることもせず、おしゃべりを楽しみます。その時できるだけ友人には動かないでいてもらってください。もし猫が、物かげや押し入れから出てきても、気づかない振りをすることが重要です。間違っても隠れた場所に顔を突っ込んで「出ておいて」などと言わないでください。

大声で騒がない

猫は音に非常に敏感です。大きな声を出すと驚き“びくっ”と体を縮ませて警戒するので、接する時は優しく声をかけながら近づきましょう。飼い主が男性で低い声に慣れている場合は問題ないですが、一般的には女性の高い声の方が安心するといわれています。

目を合わせない

人間同士なら目を合わせるのは親しみをこめたコミュニケーションですが、猫にとっては「見つめ合う=ケンカの合図」になります。目が合ってもさっとそらし、敵意がないことを伝えましょう。

無理に触らない

触ろうと思っても猫自身が嫌だと思えば、サッと逃げてしまいます。そのため無理に触ったりすることはできないと思いますが、もし猫が自分から近づいてきたとしてもあまり長い間触らないようにしましょう。急に攻撃的になることもあるので要注意です。

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いかがでしたか? 大事なのはとにかく「人間は不快なことはしない」、「食べ物と温かい居場所を提供してくれる」ということをわかってもらうことです。

犬のような人懐っこさを猫に求めるのは無理ですが、そこが魅力でもありますよね。ゆっくりと慣らしていけば、来客時や動物病院での受診時も猫に大きなストレスがかかることは避けられるようになるでしょう。

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  • 阿部強

    2017年05月27日 11:56

    実家の 猫は男嫌いなのか? 実家に帰省する度に シャー😾! 威嚇しまくり!

  • 宗像

    2017年05月26日 20:14

    ちょーブサカワ(///∇///)

  • 大久保由紀

    2017年05月26日 13:40

    育ってる環境にもよるんでないかい?