ペットが子どもの人生を豊かにする!? 飼うメリットと注意すべきポイント

ペットが子どもの人生を豊かにする!? 飼うメリットと注意すべきポイント

家族の一員として動物と過ごし、愛情を注ぎながらお世話をし、ともに暮らしていくことは、子どもにとって勉強や遊びだけでは得られない学びの場になるといわれています。そんな良い影響と、ペットと子どもが一緒に生活する際の注意点についてまとめてみました。

  • サムネイル: 山本 はな
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

ペットが子どもに与える4つの良い影響

子どもはペットと一緒に生活をすることで、「動物は温かい」「かわいくてかけがえのない存在」ということだけではなく、「保護すべき相手」ということを学びます。そんななか、子どもはどのような良い影響を受けるのでしょうか。

《1》:心の支え、癒しになる

最近は、少子化が進んで以前に比べると一人っ子が増えてきました。アイペット損害保険会社の調査で「子どもにとってペットの存在は?」と聞いたところ、約5割が友達、約4割が兄弟・姉妹と全体の約9割の子どもたちが“動物”としてではなく“身近な存在”としてとらえています。動物は人の癖や身体的特徴を気にしません。この当たり前のことが、子どもにとってはとても大きな安らぎになるのです。

またペットからは言葉を話しませんが、話しかける相手がいることや、触れたときの温かさが自分の気持ちを受け止めてくれる心の支えになったりします。「保育園」「幼稚園」「小学校」など、子どもが集団の中で傷ついたりストレスを感じた時の癒しの存在に。ペットは、子どもの成長を見守ってくれるかけがえのない相手なのです。

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《2》:思いやりの心を持つようになる

アイペット損害保険会社の調査によると、「ペットは子どもにどのような影響を与えましたか」という問いに対し、5割以上の人が「思いやりの心を持つようになった」と回答しています。

家族の一員である動物と過ごすことは、心の育みといわれる情操教育の一つだと考えられています。愛情を注ぐとそれ以上の愛情を返してくれるペットだからこそ、子どもは安心して心から思いやることができ、 「優しくなでると喜ぶしぐさをする」「叩いたり毛をひっぱると嫌がって逃げようとする」など、生き物を通して相手の立場にたって考えて行動しようとするようになるのです。

《3》:お世話をすることで責任感が養われる

思いやる心は、「お世話をする」という形で表れます。子育てに「子どもを子ども扱いしない」という大切なポイントがあるように、子どもにも「動物のお世話」という「仕事」を任せることで、周りの役に立ちたいと思うようになっていくようです。「自分が遊び相手になってあげないと…」「自分がご飯をあげないと…」など、ペットの世話を通じて自分も家族の一員として機能しているという自信がついていきます。

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《4》:命の大切さを理解できるようになる

責任感が養われることで、ペットは自分にとって大事なパートナーであるとともに、保護する相手である、という認識が生まれます。

また人間よりも寿命が短いため、子どもにとっては初めての身近な「死」を経験する機会になることも多いようです。大切な存在との別れは深い悲しみに包まれますが、家族みんなで受け止めることで命の尊さを肌で感じることができるのです。

ペットと子どもが一緒に生活する時の注意点

同じ空間で生活するにあたり、気をつけたいポイントがいくつかあります。動物が子どもにおよぼす影響としては「アレルギー」「感染症」などが、子どもが動物にもたらす影響としては「ストレス」などが挙げられます。具体的に確認していきましょう。

《1》:アレルギー

一番のアレルゲンとなるのは「毛」や「上皮(フケ)」です。これからペットを迎える家庭で子どもの肌が弱く、アレルギーが心配な場合は、毛の抜けにくい犬種や猫種を選ぶという方法もあります。すでに飼育している場合は、こまめなブラッシングや室内の掃除が大切です。空気清浄機などを設置するのもいいでしょう。

一方で、幼少期から2種類以上の動物と生活している子どもは、動物と生活していない子どもに比べてアレルギー体質になりにくいという海外の報告もあります。

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《2》:感染症

基本的にウイルスは、動物種を超えて感染しないものが多いため、犬や猫からの感染をさほど心配する必要はありません。ですが、細菌や真菌(カビ)、寄生虫は感染します。そのため定期的に動物病院で健康診断を行い、予防接種や内外部寄生虫予防などをしっかり行いましょう。また口を舐めあうなど、過度な接触は控えてください。

《3》:衛生面

日常的に、トリミングやシャンプー、爪切り、ブラッシングなどのケアが必要ですが、シャンプーのしすぎは皮脂を取りすぎてバリア機能を低下させてしまうため、逆にフケが浮いたり、細菌や真菌による皮膚病になってしまうことがあります。かかりつけの先生から特別な指示などがない場合、シャンプー剤を使用して洗う頻度は1~2ヶ月に1回で十分でしょう。ある程度の汚れはブラッシングで取り除くことができるので、ブラシをこまめにかけることをおすすめします。

またペットのトイレを掃除した後は、しっかりと石鹸で手洗いをすることも徹底しましょう。

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《4》:しつけ

大切な家族の一員である犬や猫ですが、人間ではありません。犬の特性、猫の特性を理解して接することが、お互いが幸せに暮らしていくために重要です。日頃から、人とペットとの信頼関係を築き、「オスワリ」「マテ」など簡単な指示に従うトレーニングを行いましょう。

また、小さい子どもは、悪意はないもののペットがストレスを感じる接し方をしてしまうことがあるので、十分な注意が必要です。家族全員が同じ意識のもとで同じしつけが行えないと、ペットも混乱してしまうためよく話し合って決めていきましょう。

ペットを飼った後に、赤ちゃんが生まれたら気をつけること

「赤ちゃんが生まれるから」と実家などに長期間ペットを預けるケースがありますが、なるべく早くから赤ちゃんとの暮らしに慣れさせることが大切です。犬であればオスワリをさせた状態で赤ちゃんを見せ、「飼い主である自分にとって大切な存在である」ということを伝えましょう。また犬・猫ともに、無理に赤ちゃんに接触させないということや、目を離さないということは守るべき大切なポイントです。

また、赤ちゃんに対して、攻撃性を見せるケースもあります。すべての物事をペット優先で行うなど、それまで飼い主とペットが十分に良好な関係でなかった場合は、とくに注意が必要です。赤ちゃん優先の生活が始まると、ストレスから体調不良や問題行動を起こすこともあります。赤ちゃんが生まれる前から少しずつ、トレーニングしていくことをおすすめします。

飼い主さんとペットとの関係が良好であれば、赤ちゃんや子どもにとっても最高のパートナーになってくれるでしょう。

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Facebookコメント

  • Katsuji Katsuragawa

    2018年02月06日 13:45

    ウチは犬をふたつ飼っている状態で育児しています。 子供はまだ2歳前。 とても良い影響もあると思う反面犬に対する恐怖が無くなるデメリットもあります。 全ての犬が大人しく、噛まないわけではないのですがまだ理解できる年齢にないため外出時はよく注意しています。 でも、飼うことによるメリットの方が大きいですねー、何よりウチがペット大好きですから!

  • 西野陽子

    2018年02月06日 09:29

    今はどうなのか解らないけど、私の年代の保育園や小学校ではニワトリやウサギを飼育していました。 勿論、簡単には行かないでしょうけどこんな感じで小学校や中学校で殺処分される犬や猫を保護(飼育)する様に出来ればな~と、勝手に考えたりもします。

  • 高橋弘美

    2018年02月06日 00:58

    シェアさせてください!

  • Miyuki Maruo

    2018年02月05日 19:57

    我が家の小1の末娘 彼女が産まれる2年前から我が家にいる先輩ダックス君 彼がいるから、1人でお留守番もできる。 病気で寝込んでいるときも 添い寝してくれる。 親に叱られたときは 隣で慰めてくれる。 子供にとっても頼りになり癒やしになるけれど わんこにとっても、命令を下す大人達よりも守るべき格下の(あえての表現)子供がいることによって、家族内での秩序が保たれているように思います