“ペット専門”の賃貸不動産が教える、今どきペット賃貸物件の探し方とは?

“ペット専門”の賃貸不動産が教える、今どきペット賃貸物件の探し方とは?

ペットを飼っている人の住居における悩みといえば、希望の間取り&家賃の物件を見つけられないことですよね。とくに賃貸物件に住んでいる人のなかには、部屋探しに苦労をしている人が多いはず。そんな飼い主さんが知っていると役立つ物件事情や住まい探しについて、「ペット賃貸カンパニー」代表の込山さんに教えていただきました。

  • サムネイル: 山本 はな
  • 更新日:

ペットを飼う人におすすめしたい! 物件探しのポイントは?

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康


込山さん みなさんがイメージする理想の物件は、実際にはなかなかありません。安くて、広くて、駅近で、買い物が便利で、ペット飼育可で…となると、それなりの家賃となってしまうのが現実です。しかし、理想の住まいをイメージしていただくことはとても大切なことです。

一般的なお部屋探しの場合、通勤に便利なエリアやお部屋の広さや設備、家賃との兼ね合いで意思決定をしますが、ペットを飼っている人の場合は、「ペット可であること」や「近隣に迷惑がかからない」などの条件が最低必要となります。加えて物件を探していくなかで「近くに素敵なお散歩コースがあったらいい」とか、「ペットが快適に暮らせる広さが欲しい」など、ライフスタイルの要望も出てくるそう。

一言でペットといっても、性格や大きさは違いますし、飼う人によって飼い方にも違いはあるものの、ペット飼育経験のある人とない人とでは、飼育環境に対する理解度が大きく異なります。だから、『担当するスタッフがペットを飼っている』や『ペット可物件を扱っている不動産屋さん』であれば、優先順位を整理する手伝いをしてくれたり、暮らし方のアドバイスをしてくれたりと、飼い主ならではの苦労に寄り添った提案をしてもらいやすいというメリットが。希望のエリアで、ペット可物件を多く扱う不動産屋さんが見つかったら、まずはそこに相談してみてください。

なお、ペット可物件の場合は、物件ごとに飼育における管理規約が細かく設定されています。このあたりは、事前に必ず確認しておくようにしましょう。

<物件を選ぶときに確認しておきたいポイント>
◆敷金、礼金(ペット飼育の場合は通常の敷金とは別に必要な場合も)
◆ペットと一緒に住むときの条件や規約
◆近隣に動物病院があるか? 犬が散歩できる公園などがあるか? などの周辺環境

多頭飼育している人や大型犬を飼っている人でも、交渉次第で承諾も!

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康


とは言うものの、多頭飼いしている人、猫ちゃんや大型ワンちゃんを飼っている人の場合、希望条件をどんどん削ることになったという方も多いはず。それは「犬・猫飼育応相談」と物件情報に書かれていても、詳細を聞けば、“小型の犬・猫1匹まで”を指している場合があるからです。

込山さん 例えば、中型犬2匹を飼っている飼い主さんだとします。オーナーさんの目線でいうと、中型犬2匹って15キロ近い犬2匹を想像して、近隣に迷惑がかかるのでは? という不安を感じるのは当然のこと。ただ実際は、やや小柄な子もいますし、しつけができていれば吠えて迷惑をかけることも少ないはずです。そこで、飼い主さんのお写真を見せて、具体的にどんなワンちゃんでどんな飼い方をされている人なのかをしっかりアピールすると、『それならば』と承諾していただけたことが何回もありました。実際に、中型犬3匹の飼育にOKをいただいたこともありました。

物件のオーナーさんは「ペットを巡るトラブルが起きる可能性がある」、「部屋が汚れるかもしれない」などリスクを心配していることが多いので、とくに多頭飼いの人は、どんなペットを飼っているのか? どんな性格なのか? 今までどんな暮らしをしてきたのか? などを伝え、諦めないで交渉してみるのも一つの手ですね。

<物件を交渉するときのアピールポイント>
◆どんなペットを飼っているのか、写真や動画で見せて説明する
◆犬の場合、どんなしつけをしているのか説明する
◆猫の場合、ツメ研ぎ対策としてどんなことをしているのか説明する

ペットを飼っている人におすすめのお部屋の特徴とは?

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康


人、犬、猫が満足できる、そんな住まいはどんな物件なのでしょうか? ペットと一緒に住める物件には以下のような違いがあります。
◆ペット可賃貸物件とは
一般のアパートやマンション、戸建て住宅で、ペットと一緒に暮らすことを可能としている賃貸物件。そのため、ペットのための設備は基本的に備わっていません。
◆ペット共生賃貸物件とは
ペットと暮らすことを前提に企画された賃貸住宅。一般のペット可賃貸とは大きく違い、住居部分や共用部分にペットとの生活を配慮した機能や設備があることが特徴です。

込山さん ペット共生物件としてリフォームをしている物件は、特徴的な作りのお部屋が多くておすすめです。例えば犬を飼われている方は、お部屋に使われている素材に注目していただきたい。滑りにくい素材に変えていたり、室内の臭い対策で壁に消臭機能がある素材が使われていたりします。
また建物の入口には、お散歩から帰ってきたときに便利な足洗い場などの設備も。リードフックがあると飼い主さんも両手を使って楽に作業が行えます。

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康


一方、猫ちゃんの場合は、1階のバルコニー部分に高い柵を設置している物件などもあります。室内飼いが推奨されていますが、お部屋の外に出したいと思っている飼い主は非常に多い。そんな飼い主さんと猫の要望を満たせ、脱走することもないので安心です。

お部屋は人間だけではなく、ペットにとっても、日常を過ごす場所です。彼らが心地よく過ごしてくれると飼い主も幸せな気分になれそうですね!

<共生賃貸物件における注目の設備ポイント>
室内設備
◆滑りにくい床材、消臭機能の壁クロス
◆爪研ぎ防止の腰壁(板材等を張りめぐらせた壁)スタイル
◆壁面に棚板が設置してある猫棚
◆ドアを閉めていても出入りできるペット専用ドア
◆玄関からの飛び出し防止ゲート

室外設備
◆エレベーターのペットボタン
◆建物入口の足洗い場、リードフック
◆屋上などにあるドッグラン
◆猫が超えにくい高い柵

込山さん ここ数年で、ペット共生物件というのは徐々に増えてきています。しかし、みなさんが、ペットと一緒に住みたい物件にたどり着くまでには時間がかかります。なぜなら、ネットで物件を探せる時代になってから、理想の条件を選択して検索できる便利な機能がついたことで、他の方も同じような条件で検索している状況が増え、良い物件の競争率がとてもあがっているからなのです。

だからこそ、まだ引っ越しの具体的な予定が決まっていなくても、早めに不動産屋さんに相談してみてください。愛犬や愛猫を受け入れてくれる物件の相場観や、自分のこだわりポイントなどが、不動産屋さんと話すことで明確になっていくはずです。

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康


内容について報告する