ロットワイラーってどんな犬? 歴史やカラダの特徴について

牛を倒すことができるといわれているロットワイラーは、逞しく勇敢な大型犬です。警察犬としても用いられており、がっちりした外見は、迫力充分です。ここではロットワイラーの歴史や特徴について、みていくことにしましょう。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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ロットワイラーの歴史

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ロットワイラーは、もっとも古い歴史を持つ犬種の一つといわれています。その起源は、古代ローマ軍が、現在のドイツへ侵攻する際に持ち込まれたものと考えられています。この犬は、兵士の食料となる家畜の追い犬として軍に帯同し、夜は番犬としての役割を与えられていたそうです。そして、軍隊の一つが南ドイツに定住することになり、ロットワイラーの祖先犬も、共に定住するようになりました。この犬が、現在のロットワイラーの基礎犬となったのです。

定住したのは、ロットワイル地方と呼ばれる場所でした。この場所は、古代ローマ時代の大浴場に用いられていた赤いタイル(Rote Wil)が多く掘り出されたことから、その名がついたといわれています。この、ロットワイルという記名が、ロットワイラーの犬種名の由来になっています。

この地域で、ロットワイラーの多くは家畜業者に飼育され、家畜の追い犬や、大きな荷車などを引く役割を担うようになりました。一時は「肉屋の犬」(Metzgerhund)と呼ばれていたこともあるそうです。

しかし、産業革命が起こったことで、鉄道をはじめとする輸送網が発達し、さらにドイツが交通の妨げになることを防ぐために、家畜の移送(追い立て)が禁止されます。ロットワイラーの活躍の場はなくなり、飼育の必要性が薄れたことで、個体数も激減、1800年代後半には絶滅の危機に瀕してしまいます。

そこで、一部の愛好家たちが立ち上がり、1900年代初頭に初めて犬種クラブが設立されます。計画繁殖による個体数の増加に尽力した人々のおかげで、1930年には、ドッグショーにデビューできるまでになり、絶滅の危機を脱したのです。

20世紀に入り、ロットワイラーは、強靭な体力と持って生まれた勇敢さを買われ、警察犬や軍用犬、山岳救助犬として世界中で用いられるようになりました。原産国ドイツの犬種クラブが「ロットワイラーは作業犬として育てていく」と一貫して主張している通り、活動の場を広げています。

ロットワイラーのカラダの特徴

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ロットワイラーは、一目見ただけで「怖そう」と感じられるほど、迫力と威圧感をまとった犬です。筋骨隆々としたカラダつきは、逞しさを感じさせます。太腿の筋肉がとても大きく、四肢は太く引き締まっています。歩き方も堂々としており、並外れた力強さと俊敏性、忍耐力を持ち合わせています。体高はオスが61~68㎝、メスが56~63㎝程度、体重は41~50kg程度になり、大型犬としてはコンパクトです。

被毛は、皮膚に沿うように寝ており、艶があります。短毛ですが、ダブルコートとなっているので、抜け毛は多めの犬種となります。毛色は、ブラックで赤茶色のマーキングが頬、マズル、喉、胸、足などに入ります。

ロットワイラーの顔の特徴

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カラダに対して頭は小さめですが、首とマズルは太いです。耳は小さな逆三角形の垂れ耳になっています。強靭な顎と歯の持ち主で、咬む力は相当強いので、しつけの時から注意が必要です。

ロットワイラーは、飼い主や家族など知っている人間に対しては温厚ですが、自分の家族に対して脅威を感じた時は、警戒心をむき出しにします。力も相当強いので、仔犬の時から、しっかりとしたしつけが必要不可欠です。初心者には、飼育が難しい犬種ですので、家族として迎え入れる場合は、専門家やドッグトレーナーに相談し、よく検討しましょう。歴史や特徴をよく理解し、愛情と責任を持って向き合うよう心掛けましょう。

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