猫のフケ。フケの原因や考えられる病気、治療法、予防法について

猫のブラッシングをしている時に、白い粉がたくさん出てきた…これは、猫のフケです。猫のフケの原因は様々ですが、その中には皮膚炎が原因のものもあります。そこで今回は、猫のフケについて解説していきます。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:ますだ動物クリニック 増田国充院長

猫がフケを出す理由

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フケとは、古くなった皮膚が乾燥してはがれたものの総称です。人間の場合は頭部から出ることがほとんどですが、猫の場合は全身からフケが出ます。とくに春は、全身の毛が生え変わるタイミングであることから、抜け毛と同時にフケが発生しやすくなります。このフケ、自然発生するものなので基本的には心配はありませんが、量が尋常ではない時は皮膚の病気が疑われます。
それでは、フケが多いとどのような病気になっている可能性があるのでしょうか?

皮脂腺に問題がある場合

皮脂腺とは、皮膚の保護や保湿を行う皮脂を出す器官です。この皮脂腺が問題を起こすと、皮脂が皮膚の表面に広がらず乾燥状態をもたらします。また、アレルギーによって皮膚の代謝が異常に早くなり、必要以上の皮膚がはがれ大量のフケになることもあります。

感染症を患ってしまった場合

ダニやカビなどに起因する感染症を患うと、大量のフケが発生します。ヒゼンダニのように皮膚にトンネルを作り寄生する生物により、激しい痒みや脱毛・発疹が全身に広がってしまうことがあります。感染した皮膚が、老化したかのようにしわしわになってしまうのも特徴です。

猫のフケの治療・予防方法

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猫のフケを予防するには、以下のような方法があります。

ブラッシング

猫のフケ予防には、定期的なブラッシングが一番です。ブラッシングをすると、抜け毛を取ると同時にマッサージ効果もあるので、血行が良くなり皮膚環境も良くなります。また、ブラッシング中に飼い主が皮膚の異常を発見しやすいので、皮膚病の早期発見もできます。

シャンプー

シャンプーで皮膚を清潔に保つことも大切です。人間用の石けん・シャンプーは洗浄力が強すぎるため、猫の皮膚に悪影響を与えてしまいますので、必ず猫専用のシャンプーを使ってください。フケ予防用のシャンプーや、低刺激のシャンプーもありますので、猫の皮膚の状態に合わせて使い分けましょう。シャンプーをする時の注意点は、洗い残しがないようにすることと、終わった後はすぐに乾燥させてあげることです。水分を含んだ皮膚を放置しておくとカビが付きやすくなりますので、そのまま皮膚炎になる可能性が高まってしまいます。

住居環境の整備

猫の住居環境を整えることも予防になります。理想的といわれているのは、室内温度が18~29度、湿度は50~60%です。夏はエアコン(直接猫に当たらないように気をつけましょう)、冬は加湿器を利用することをおすすめします。また、ノミをはじめとした様々な寄生虫予防を行うことは、皮膚の健康を保つうえで重要です。

ストレスを解消させる

猫のフケ予防にはストレスを解消してあげることも大事です。というのも、ストレスは猫の体調不良や様々な病気を引き起こす原因になります。もちろん、ストレスが原因で皮膚炎になりフケが大量に出ることがあります。

猫のストレスを発散するためには、以下のような方法があります。

●猫は暗くて狭い場所を好むので、自由に隠れられるような場所を作る
●キャットタワーなど運動不足を解消できるようにする
●爪とぎ板を用意する
●甘えてきた時はしっかりとコミュニケーションをとる

このように、飼い主ができるフケ予防はたくさんあります。猫のフケは、少量の場合は問題ありませんが、大量に出ている場合は病気の可能性があります。その時は、獣医師に診てもらいましょう。そうならないためにも、日頃のブラッシング、皮膚のチェックを怠らないようにしましょう。

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