「これだけはお願い」「じつはどうなの?」飼い主さんが獣医師さんと、上手につきあうためのポイント13
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「これだけはお願い」「じつはどうなの?」飼い主さんが獣医師さんと、上手につきあうためのポイント13

ペットを飼っているとなにかと動物病院のお世話になりますが、獣医師さんの目から見て私たち飼い主はどう映っているのでしょうか? 今回は、動物病院を利用する際の注意点について獣医師さんにお話を聞いてみました。

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獣医師さんが飼い主さんへ伝えたい“8つのこと”

今まで、さまざまな飼い主さんと出会ってきたA獣医師(40代女性)、B獣医師(50代男性)のおふたり。診療での実際のエピソードをもとに、受診をスムーズに行うために知っておいた方が良いことをお話しいただきました。

1.自己判断せず、「あれ?」っと思ったら病院へ

ペットに異変が起きたときは、自分で判断をしないようにしましょう。「これくらいだったら大丈夫」と放っておいた結果、重篤になってからあわてて来院するという事態に。むしろ心配性なくらいの方が安心です。

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2.普段お世話をしている人が、病院に連れて行きましょう

ペットのお世話をしていない人が病院に連れて行くと、家での様子や症状を把握できていないため、最終的には獣医師さんが電話で詳しく知っている人に様子をヒアリングすることもあるとか。基本的にはペットのことを一番良く知っている人が連れて行き、どうしても無理で代理の人に受診をお願いするときは、食欲や体調など事前に細かく伝えておくことを心がけましょう。

3.突然のトラブルだからこそ、まずはペットの状況確認を

愛犬や愛猫が「何かを食べてしまった」「急に倒れた」「落下した」など、突然のことにパニックになってしまうこともありますよね。気が動転した状態で動物病院などに電話をしてしまうこともあるかと思いますが、まずは深呼吸をして「何が起こったのか?」「今、ペットはどういう状態なのか?」を確かめましょう。そのうえで獣医師さんに詳細を伝え、「今すぐ病院に行く必要があるのか?」「まず何をしたら良いのか?」などのアドバイスをもらうことが重要になります。

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4.獣医師さんのアドバイスは、家族ぐるみで実践しましょう

愛犬や愛猫の病気、体調不良により動物病院に行ったとき、症状によっては「●●はしないでください」「●●などは与えないでください」と診察時にアドバイスをもらうことがあります。ですが気がつけばきちんと守っているのは、獣医師さんから直接話を聞いた飼い主さんだけということも。お願いされた内容については、必ず家族全員に共有をしてみんなで協力をして徹底するようにしましょう。

5.「注射はかわいそう…」の躊躇は、もっとかわいそうなことに

愛犬や愛猫が採血や注射で針を刺されていると「かわいそうなので、やめてもらえませんか?」と思わず言いそうになることもありますよね。じつは動物は、痛みというより恐怖により嫌がる子が多いと言われています。そのため飼い主さんはペットを不安にさせないよう、優しく見守ることで応援してあげましょう。もし、治療内容について疑問や不安がある場合は、遠慮せずなんでも聞いてみましょう。

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6.セカンドオピニオンの場合も、初診同様にまずは容態の説明から

別の病院で診察してもらう際、ついつい前の病院の愚痴を言いたくなることもますが「そもそもなぜ病院に通い始めたのか? その病院ではなんと言われたのか? どんな治療をしていたのか?」などを伝えることが先決です。受診前に今までの経緯をまとめておくとよりいいそうです。新しい病院で良好な関係を築くためのちょっとしたマナーですね。

7.治療で出された薬は、最後まで使い切る必要があります

処方された薬を途中でやめてしまったことはありませんか?「もう治ったかな!?」と飼い主さんが薬を自己判断で中止したりせず、人のときと同様、「良くなったら薬を止めていいですよ」と言われない限り、もらった薬はすべて使い切りましょう。

8.ネットの情報を鵜呑みにしないで

レアなケースがあたかも一般的なことのように書かれていたり、古い情報がそのまま残っていたりすることがあります。鵜呑みにしてパニックにならないよう、「掲載された日付」「獣医師の監修が入っているか」など情報の信憑性を確認しましょう。

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飼い主さんが獣医師さんに聞いてみたい“5つのこと”

獣医師さんとは受診時間だけの限られたおつきあい。「本当は聞きたい」と思っていることも直接だと言いづらい、待っている人のことを考えると遠慮して聞けないこともあると思います。そんな質問をぶつけてみました。

Q:腕の良い獣医師さんを見つける方法は? 良さそうな獣医師さんと判断できる基準はありますか?

A:専門医制度がある分野であれば、専門医がいたり、専門医外来を設けていたりするかどうかが客観的な判断になると思います。ですが、相性の良さは実際にその先生とお話してみないとなかなかわからないものです。ちなみに、受付の対応が素晴らしい病院は、やはり先生の対応も素晴らしいことが多いので、まずはお電話をしてみるのも一つです。

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Q:診察時、聞きたいことがあっても、混雑していると気が引けて帰ってしまうことも。どのくらいの時間なら大丈夫ですか?

A:基本的に遠慮する必要はありません。混んでいるときなどは、質問状を書き「次回教えてください」と渡す方法も。どうしても今聞いておきたいことは、そのときに聞きましょう。

Q:セカンドオピニオンで他の病院を受診されていたら、不愉快ですか?

A:そんなことはありません。ですが、セカンドオピニオンに行く前に、不安や疑問があれば、伝えてほしいとは思います。それで解決することもあると思いますよ。また、獣医師に言わないで行くよりも、はっきり伝えてペットのカルテや検査結果をちゃんともらった方が、良いセカンドオピニオンが受けられるはずです。

Q:他の病院に転院したいとき、どう言えばいいですか?

A:
◇大学病院や二次診療施設での診療も検討している
◇先生が信頼できると思う施設があれば紹介してほしい
◇別の病院での診療が終了したら、また先生の病院にお世話になりたい
以上の3つをお伝えいただければいいのかな、と思います。

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Q:手術や、その病気への経験値を聞かれるのは失礼ですか?

A:大丈夫ですよ。むしろ得意な先生を紹介することが獣医師の務めだと思っていますから。

いかがでしたか?いざ、というときに一番頼れるのが獣医師さんなので、良好な関係を築いておきたいですよね。次回診察や相談を受ける際の参考になればと思います!

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