猫のエイズ 考えられる原因や症状、治療法と予防法

じつは、猫にもエイズがあります。それが、猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症です。通称、猫エイズとも呼ばれます。しかし、FIVに感染している猫のすべてが発症するわけではありません。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

猫がエイズになる原因

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まずは猫のエイズについて、誤解や偏見があるようなので説明しておきますが、猫のエイズは人には感染しません。また、猫同士でも普通に生活しているだけでは感染リスクは低いといわれています。通常は咬傷や交配により感染が成立します。

猫のエイズの症状

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それでは、猫がエイズに感染するとどのような症状が現れるのでしょうか。
感染してすぐに風邪のような症状がみられることがありますが、その後まったく何の症状も示さない状態が何年も続くことがあります(無症侯期)。発症期に入ると、全身のリンパ節が腫れたり、口の中を痛がったり(口内炎や歯肉炎による)、鼻水やくしゃみなどの鼻風邪のような症状がみられます。また、免疫力が低下することにより、日和見感染(健康な猫では病気になることがないような病原体により病気を発症する)や腫瘍、骨髄の病気を発症し、予後はよくありません。

猫のエイズの治療・予防方法

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このFIVに対しては特効薬がないことから、根本的な治療は難しく、対症療法で症状をやわらげることになります。
猫エイズのワクチンもありますが、効果があまり期待できないという問題があります。

一番の予防方法は、エイズ感染猫とケンカや交配などをさせないことです。そのため、猫を完全室内飼育にすることは最善の予防方法になります。

すでに猫エイズに感染している猫と暮らす場合は、なるべくストレスなく過ごせるように、多頭飼育は避け、一匹で落ち着いて生活できるようにしてあげるとよいでしょう。なるべく無症状の時期を長く過ごしたいですが、発症してしまった場合でも、対症療法を行うことで症状が緩和することもあります。

大切な猫が感染症で苦しむことがないように、できる予防はしっかり行いましょう。

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