犬・猫の誤飲を防ぐ! 獣医師が教えてくれた注意したいポイント
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犬・猫の誤飲を防ぐ! 獣医師が教えてくれた注意したいポイント

屋外だけでなく、室内にも危険はたくさんあり、誤飲が思った以上に重大な事故につながることもあります。わんちゃん、猫ちゃんを守るためにも、どんなシーンやポイントで起こりやすいのか、身の回りの危険なものをチェックしておきましょう。

  • サムネイル: 本多 美也子
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

わんちゃんの危険ポイント5

1.おもちゃやタオル

わんちゃん用のおもちゃは、遊んでいるうちに思わぬ事故につながりやすいものです。布製品はかじることでちぎれやすく、興奮のあまり思わず飲み込んでしまうことも。タオルなどでも同じことがいえます。

プラスチック製のおもちゃは、噛んでいるうちに壊れ、とがった破片を食べてしまうことも。遊ぶときは飼い主さんや家族が見守ったり、ちぎれそうな箇所や壊れている箇所がないかのチェックをしたりするようにしましょう。

また、ビー玉やサイコロなど人の使う小さなおもちゃを誤って飲み込んだときに喉に詰まってしまうことが。とくに小さなお子さんがいる家庭では、わんちゃんと遊ぶときには、片づける、箱にしまうなど、管理に気をつけることが重要です。

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2.針や糸、細長いもの

キラキラした針や糸などは、「なんだろう」とわんちゃんも興味を示してしまうものです。前足で掴みきれないので口で掴もうとして、ごくんと飲み込んでしまうことも。また、食べ物のニオイや味のついた爪楊枝や竹串も危険です。犬が届くテーブルなどへの置き忘れはくれぐれもご注意を。

3.人の飲み薬、アクセサリー

すべてのものに興味津々のわんちゃんは、ニオイのない薬などの錠剤でも、パクッと食べてしまうことがあります。また、ピアスやキャッチ、イヤホンのイヤーキャップなどをうっかり飲み込むことも。薬などはとくに危険なので、わんちゃんに届かない場所に保管するなど、家族全員で決めておくといいですね。

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4.散歩中の小石や花、食べ物

散歩中に、小石や木、花や、落ちている食べ物など思わぬものを口に入れてしまうことが。なかには有害なものもあり、飲み込んでしまうことで大きな事故になることもあります。散歩中にはわんちゃんの行動をよく見て、口に入れようとしたときには、すぐに引っ張れるようにリードを短めにしておくことも有効です。拾い食いが多い子は、口元にガードをつけておくのもいいでしょう。

5.人の食べ物

普段は人のご飯をあげないようにしていても、食事をした後の食器をテーブルに置いていて気づいたら食べ残しをムシャムシャということもあります。

また外出先などで、家族以外の人がわんちゃんに食べ物をくれることも。犬のことをよく知らない人だと、人のお菓子をくれたりすることもあるでしょう。急いで飲み込み喉に詰まらせたり、人の食べ物を狙うようになったり誤飲事故のリスクが高まることも。わんちゃんを守るためにも、「あげないでください」と伝えることも大切です。

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猫ちゃんの危険ポイント5

1.紐やリボンなどの細長いもの

猫ちゃんは、紐やリボン、コード類など細長いものが大好き。遊んでいるうちに飲み込んでしまい事故にもつながることも。おもちゃだけでなく、裁縫用の糸もかじっているうちに飲み込むことがあります。コンセントに入ったままの電気コードは、かじることで感電や火災にもつながるので要注意です。

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2.針や光る鋭いもの

キラキラ光るものに夢中になってしまう、猫ちゃん。針山に刺さっている針を1本ずつ抜いて遊ぶこともあり、その際に誤って飲み込んでしまうこともあります。

また、アルミホイルも、キラキラ、カシャカシャするので猫ちゃんの大好きなもの。簡単に噛み切れるのでそのまま飲み込んでしまうこともあります。ソーイング、料理などをする際は、猫ちゃんの様子を把握しておきましょう。

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3.人間の食べ物や薬品類

わんちゃんほどではないにしても、食いしん坊で好奇心旺盛な猫ちゃんはいます。骨付き肉などの料理はバリバリと骨まで食べてしまうことも。とがった骨を飲み込むと思わぬ事故にもつながります。また、薬はキラキラした包装が気になって食べてしまうこともあるので注意しましょう。

4.布もの

タオルやソファーカバーなどは、爪とぎにするのにぴったりと思っている猫ちゃんがいっぱい。爪にひっかかった糸くずを食べてしまったり、布もの自体を噛み噛みしたりしているうちに、飲み込んでしまうこともあります。

ねこじゃらし系のおもちゃもフエルトや布の部分を噛みちぎって、食べてしまうことも。喉に詰まることもあるので、注意したいですね。

5.植物

猫草だけでなく、植木の葉っぱまで食べてしまう猫ちゃんもいます。アジサイ、アイビー、クリスマスローズ、オシロイバナほか、食べると中毒症状を起こしてしまう植物がたくさんあります。猫ちゃんと暮らす飼い主さんは、よく調べて安全な植物を置くようにしましょう。

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もし食べてしまったら? 対処方法を確認しておきましょう!

なるべく防ぎたい誤飲ですが、起きてしまったときの対処について獣医師に伺いました。

1.食べ物を誤飲・誤食してしまったとき

少量であれば排泄されるのを待つこともありますが、食べ物が喉に詰まっているようなら一刻を争います。すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

また、大量のチョコレートや骨付きチキンなどを食べてしまった場合は、中毒を起こしたり、小骨が内臓に刺さったりする可能性もあります。この場合もすぐに獣医師の診察が必要です。

2.食べ物以外のものを誤飲・誤食してしまったとき

わんちゃんや猫ちゃんは誤飲・誤食をしてもケロッとしていることもありますが、タバコや人の薬など中毒の心配があるもの、竹串や画鋲などとがったものは消化管を傷つける恐れがあるので、すぐに病院へつれて行きましょう。また、中毒性もなくとがってもいないものでも腸閉塞を起こす恐れがあります。

通常はレントゲンで確認をして、場合によっては内視鏡で異物を取ったり、開腹手術になったりすることもあります。

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いずれにせよ、日頃から屋内外問わず、しつけをしっかりしておくことが大切です。また、食べ物や薬、裁縫箱など、ついついテーブルの上に置きっぱなしになることで、ぐんと危険が増えます。わんちゃん、猫ちゃんの安全を考えた暮らしをするためにも、飼い主さんもすぐに片づける習慣を身につけたいですね。

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