人が大好き☆穏やかなラブラドール・レトリーバー、その生態を追う!

人気犬種堂々の1位を取っているラブラドール・レトリーバー。その人気はとどまるところを知りません。ラブラドールと言えば優しくて大人しくて……って少しくらいは知っているけれど、実際はどんな犬なんでしょうか?

  • サムネイル: kana
    kana
  • 更新日:

1.概要

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

盲導犬としても多大な活躍をみせるラブラドール・レトリーバー。そんな彼らは人に尽くすことが大好きです。優しい顔にいつも幸せそうな雰囲気をまとっているラブラドール・レトリーバーを、キライな人はいないんじゃないでしょうか?

その性格から初めて犬を飼う人にも向いている犬種となっています。

2.歴史

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

■原産国:イギリス
■起源:19世紀
■グループ:第8グループ

詳しい起源はわかっていませんが、カナダのニューファンドランド島にいた犬が祖先ではないかと言われていて、19世紀に入ってすぐイギリスへ送られてきたのが始まりだと考えられています。

カナダでは海沿いにいたこともあり、泳ぎが得意な犬種として漁師とともに魚を獲得・回収していました。イギリスではその回収するという習性を特出させ、鳥猟犬として猟師とともに活躍することになります。

現在では盲導犬をはじめとした介助犬や、麻薬探知犬などの作業犬として働いていますね。

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

3.身体的特徴

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

■体高:オス 55cm〜57cm / メス 54cm〜56cm
■体長:60cmほど
■体重:26kg〜36kg
■毛色:ブラック、チョコレート、レバー、イエロー

以前、網から零れ落ちた魚や水辺に撃ち落とされた鳥などを回収していたためか、ラブラドールの足には水かきがあります。水をよく弾く密生した被毛も当時の名残で特徴的ですね。抜け毛が少ないのでお手入れもしやすいですよ。

ラブラドール・レトリーバーを大型犬とするか中型犬とするかはそれぞれの規定によって変わり、日本では大型犬という認識が広がっていますが、海外では中型犬という扱いになることもあります。ドッグランやホテルを利用する際は、体重などを伝えて事前に問い合わせておくといいですね。

4.性格・気質

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

友好的

ラブラドール・レトリーバーはとても友好的な犬種として有名ですね。番犬としての働きもしますが、基本的には誰にでも平等に接していきます。めったに怒ることもありませんので、子どものいる家庭や初めてワンちゃんを飼う方にも向いている犬種となります。

明るく気立てがよく甘えん坊

陽気なラブラドール・レトリーバーは家族が喜ぶことをよく知っていて、飼い主さんたちを楽しませることが大好きです。言うことをよくきく聞き分けのよさがありますが、みんなで一緒にいることが大好きな甘えん坊な面もあります。

平和主義

争うごとをあまり好かない心優しい性格をしています。番犬として不審者に飛んでいく勇敢さももちろんありますが、むやみに争ったり喧嘩をすることは好みません。そのため、他のワンちゃんや動物とも仲良くできる寛容さがありますよ。

とにかく人が好き

とにかく人と一緒にいることが好きなワンちゃんですので、大型犬ではありますが、外より室内で飼うことにむいています。また、その人懐こく人が大好きな性格が災いしてか、誘拐されてしまうようなこともあるそうです。ラブラドール・レトリーバーを飼う際は是非室内で飼う環境を整えてあげましょう。

子犬のときはやんちゃなことも

ラブラドール・レトリーバーの性格が落ち着くのはだいたい2歳くらいになってからだと言われています。子犬のときや若いときはソファやクッション、ベッドを噛んでしまうなどやんちゃんな面が強く見られがちです。きちんとしつければすぐに直りますので「問題がある」と思わないようにしてください。

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

5.しつけ

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

大人しく従順な性格とは言え、ちゃんとイケナイことはダメだと教えないと時には大変な問題犬になってしまうことも。

しつけのスタンス

■信頼関係を築きましょう

何よりも大切なのは「信頼関係」です。主従関係や上下関係などは必要ありません。言い方を変えれば確かに上下関係のように思えますが、「親子」のような間柄になるよう心がけましょう。力ではなく精神的に飼い主さんがリーダーであることをわかってもらいます。

飼い主さんが好きな犬種ですので、信頼関係さえ築ければ様々なしつけを素直に聞き入れてくれますよ。

■叱りすぎないように褒めて伸ばす

ラブラドール・レトリーバーは飼い主さんの喜ぶ姿が大好きです。そのため、叱るよりはいいところをたくさん褒めてあげると覚えるのが早くなりますよ。もちろん、イケナイことをしてしまったときに叱るのは大切なことです。しかし、どんな小さなことでもいい子にしていたら褒めるようにしましょう。

■体罰は厳禁

しつけている最中はうまくいかず大変な思いをするかもしれませんが、体罰は厳禁です。無理やりお腹を見せたり、マズルを強く掴むようなこともやめてください。噛まれたときに腕や指を奥まで入れるのも、噛み癖をなくすには有効的ですが何事も限度が大事です。恐怖心で支配してはいい関係は築けません。

ラブラドール・レトリーバーのしつけ

■何があっても諦めず根気強く行う

しつけがきちんとなされないまま育ったラブラドール・レトリーバーは、世間の印象とは正反対の破壊魔になってしまいます。散歩では飼い主を引っ張り、家具やら家の壁やらに穴を開けたり、人の言う事はまったく聞きません。

自由奔放なのは楽しそうに見えるかもしれませんが、それはかえってストレスになります。全て自分で考え、決め、家族を守らなければならないというのは、心理的に負担が大きく、ラブラドール・レトリーバーにとっては物に当たる原因になります。それは犬にとっても人にとっても不幸なことですよね。

ラブラドール・レトリーバーはとても賢い犬種なので教えたことは大抵すぐにものにしてみせるでしょう。初めて犬を飼う人や、トレーニングを自力でした事ない人、少し不安がある人は一度トレーナーと一緒にしつけの方法を練習するといいですね。

トレーニングは犬だけのものではありません。8割方、人間が「教えるテクニック」を学ぶ事で、ワンちゃんも理解しやすくなりますよ。

6.お手入れ

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

ブラッシング

ラブラドール・レトリーバーは短毛ですのでお手入れは難しくありません。毎日1回のブラッシングで十分ですよ。ただ、遊ぶことや泳ぐことが大好きなため、体にホコリや汚れをつけてしまうこともあるかと思います。気づいたときはさっとブラッシングしてあげてください。

爪切り

ワンちゃんの爪には黒と白の2種類があります。どちらかの子もいれば両方の子もいますので、切る前に愛犬の爪を確認してあげてください。

白い爪は強い光を当てることで血管が透けるかと思いますので、誤って血管を切らないように注意しながら切りましょう。

黒い爪は血管が透けることもありますが、見極めるのがなかなか難しいと思いますので先端から少しずつ切っていくようにしてください。爪の中が湿ってきたり、白い膜のような物が小さく見えてきたら、それは血管ですのでそれ以上切らないようにしましょう。

歩くときに爪のあたる音がしたら切りどきです。ワンちゃんの爪が伸びると一緒に血管も伸びてしまいますので、頃合いになったらきちんと切るようにしてください。

シャンプー

ブラッシングを済ませたら、お風呂に入れます。温度は一貫して37℃ほどのぬるま湯にしましょう。水勢は弱めシャワーヘッドを当てながら、後ろ足から頭にかけて濡らしていきます。

シャンプーをする前に肛門腺絞りを行いましょう。肛門の左右斜め下、時計でいうと4時8時にあたる場所にきつい臭いを放つ肛門嚢というものがあります。そこをきゅっとつまんで中から液体をだしましょう。かなり臭いですので体にかからないように注意して行うと良いですね。

肛門腺絞りが終わったら、あらかじめ薄めておいたシャンプーを体につけていきます。足の裏や指の間、尻尾なども忘れずに、皮膚をマッサージするように洗ってあげてください。全身洗えたら流していきます。

全て流せたら今度は毛に揉み込むようにリンスを馴染ませます。全身につけられたら流し残しがないように注意しながら流していきます。死角になりやすい顎や脇などは特に注意しましょう。

タオルドライをする前にワンちゃんに水を飛ばしてもらいます。自然と体を震わせない場合は耳に息を吹きかけるといいですよ。全身を覆えるようなタオルを複数枚用意しておき、びしょびしょになる前に新しいものに変えると早く乾きますよ。ペット用の吸水性に優れたタオルもありますので、そちらを使ってもいいですね。

タオルでほとんどの水気を取ったらドライヤーで乾かしていきます。スタンドなどドライヤーを立ってておくものを用意すると両手が空いて乾かしやすいですね。火傷をするといけませんので風勢は弱めて体から離して使いましょう。ブラッシンを一緒に行うと毛艶がよくなりますよ。

耳掃除

ラブラドール・レトリーバーは垂れ耳ですので、お掃除は週に1回で構いませんがチェックは毎日行うようにしましょう。綿棒は皮膚を傷つけてしまう危険がありますので使わずに、イヤークリーナーとコットンなど柔らかい布を使用します。

イヤークリーナーを耳の中に注入し、外耳道の出入り口付近にあるちょっと尖った場所をマッサージするようにくにくにと揉みます。自然と汚れが浮き上がってくるかと思いますので、頃合いになったら手を離しましょう。シャンプーのとき同様自然と頭を振りますので飛び散る耳垢にだけ注意しましょう。

外耳の汚れはイヤークリーナーで濡らしたコットンを使って拭き取ってあげましょう。強くこすらないよう注意して行うといいですね。

目のお手入れ

人間と同じでワンちゃんも目やにが出ます。見かけたらすぐにとるようにしましょう。ゴシゴシとこすっては皮膚や目を傷つけてしまう危険がありますので、こするのではなくさっと取るように心がけてください。もし固まっていてさっと拭えない場合は、蒸らしたタオルでふやかせてから取りましょう。

お風呂中にやると取りやすいですよ。

歯磨き

ラブラドール・レトリーバーはよく食べる大食漢ですので歯周病など歯の病気にならないよう十分注意しましょう。子犬のころから歯磨き粉や歯ブラシに慣らしておくと抵抗なく磨かせてくれますよ。

歯ブラシなどは全て犬用のものを使い、もし歯ブラシに慣れない場合は歯磨き用のガーゼなどを使ってもいいですね。繁殖した菌が脳まで達すると最悪の場合死んでしまう恐れもありますので、毎日1回必ず歯磨きをするようにしてください。

7.かかりやすい病気

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

股関節形成不全

股関節の発育がうまくいかずに変形したり炎症を起こして、脱臼などを起こしてしまう病気です。原因としては遺伝が主ですが、子犬のころから栄養過多な食生活を送ることでも発症します。片脚を引きずったり、腰をふりながら歩くなどの歩行異常が見られたら、この病気の可能性が高いため早急に動物病院に行きましょう。

体重が増加し、動きが活発になる生後6ヶ月~1歳頃のラブラドール・レトリーバーで気付くことが多いですよ。

食べ過ぎ注意!

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

ラブラドールは食欲旺盛で、何でも食べるし、出されただけ食べてしまいます。出されていなくても自分で探して食べてしまうこがありますし、時には食べ物ではないものも食べてしまうので、拾い食いには要注意ですね。

小さな子供がいる家庭では“電池の誤飲”がよく挙げられます。電池を飲み込んでしまうと、お腹に穴が開いてしまい、要手術しなければならない重篤な症状を引き起こし本当に危険です。

また食べ過ぎによる肥満にも気を付けましょう。ラブラドールは関節が弱い子が多いので、関節に負担を掛ける肥満は身体によくありません。

最後に

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

ラブラドール・レトリーバーは大型犬ですから、家も運動も費用も、それなりに余裕がある人向けです。いくら大人しくて優しくて従順でも、その世話の大変さは小型犬を遥かに超えます。

でも、それを差し引いても、一緒にいると彼らの柔らかい雰囲気には癒されますよね。彼らが幸せに過ごせるように、楽しくラブライフを過ごしせますよう願っています♪

内容について報告する