マルチーズはどのぐらいの体重になるの? 肥満に注意!

落ち着いた性格で甘えん坊のマルチーズは、昔からとても人気の高い犬種です。そんなマルチーズはどのぐらいの体重になるのでしょうか?

  • サムネイル: PECO編集部
  • 更新日:

1.マルチーズの体重

マルチーズの平均体重は3kg前後

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康


■個体差もあるが平均2kg~3kgほど
■3~4カ月頃の子犬で1kg前後になる

適切な体重は犬によって個体差がありますが、マルチーズの場合は平均2kg~3kgが平均体重と言われています。4カ月ぐらいの子犬の頃には1kg前後の体重になり、その後成犬になるにつれて徐々に増えていきます。

平均体重はあくまで目安

上記で上げたように、適正体重は犬の体の大きさによって多少上下します。3kgはあくまで目安で、これを超えたからといってすぐに肥満になるとは限りません。特に、体重の増減が激しい子犬の時期には、過度なダイエットは成長の妨げになるので、肥満かどうかのチェックは生後1年を過ぎてからでも良いでしょう。

子犬の頃に痩せすぎ、太りすぎの心配をしないためには、適切な運動と適切な量の餌をあげることが大切になります。

2.子犬のエサのあげ方

子犬のうちはエサは1日に3回ほど

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康


子犬の頃は消化器官が発達しておらず、一度に多くの量をあげると消化不良を起こすこともあるので、食事を1日3回に分けて、少量ずつ与えるようにしましょう。成犬になれば、多くの食べ物を消化できるようになるので、1日1~2回与えれば問題ありません。

エサを置いておく時間を決める

■食事を置いたままにすると偏食する可能性がある
■決めた時間内に食べなかったら食事を下げる

食事を食べないからといって、エサを置いたままにしていると、犬が「いつでも食べられる」と勘違いして、だらだらと食事をしたり、わがままを言う原因になります。決めた時間内に犬が食事を食べなかったら、食べた量に関わらず、食事を下げてしまいましょう。

成長期が終わるまではダイエットは厳禁

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康


子犬の頃は成長のために多くのエネルギーや栄養を必要とするので、高カロリー高たんぱくな食事が多いです。与え続けていると、平均的なマルチーズの子犬の体重よりも増えることがありますが、成長期を終えて成犬になるまではダイエットは控えましょう。体の基礎を作る大事な時期なので、多少太り気味程度に育てても問題ありません。

多くの場合は、成犬になり運動量が増えたことで、余分についた脂肪は落ちていきます。しかし、適切な運動をさせなかったり、エサを多く与え続けていたリすると、成犬になってからも肥満になります。肥満は様々な病気になる原因になるので、早めに適切な体重へ戻す必要があります。

3.肥満のチェック方法

犬の肥満のチェック方法を紹介します。

適正体重の15%以上からは肥満

■3kg前後の体重から15%以上オーバーで肥満

その犬種の理想的な体重から15%以上オーバーした体重が肥満と呼ばれます。体格によって多少個体差はありますが、15%以上に近い数字で体重が増えていたら要注意です。

ボディ・コンディション・スコアでチェック

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康


■ペットの体型を5段階で判別できる基準
■肋骨が見えず、かろうじてくびれがあると太り気味
■くびれがなく、横から腹がでていると肥満

体重測定と一緒にやっておきたいのが、ボディ・コンディション・スコア(BCS)と呼ばれる体型チェックです。愛犬を見て、触ることで、肥満や痩せ気味などの判断を行います。飼い主さんでも肥満かどうかのチェックが簡単にできるので、スキンシップを兼ねてやっておきましょう。

肋骨が薄い皮下脂肪で覆われており、上から見たときの腰のくびれが緩やかに細くなっていれば、おおよそ適切な体重を保てているでしょう。皮下脂肪で肋骨に触ることができず、上から見たときにかろうじてくびれが見えるようであれば、「太り気味」です。肥満の兆候があるので、食事や運動量に注意しましょう。

肋骨に触れることができず、上から見たときにもくびれがなく、横から腹がはみ出しているような状態は「肥満」です。ダイエット食や運動柳雄を増やすなどして、適正体重に戻せるようにする必要があります。肥満状態にならないように、普段から食事量や運動量には気を付けてあげたいですね。

最後に

体重は健康のバロメーター。成長期のダイエットは無理に行ってはいけませんが、成犬になってからはしっかりと愛犬のウェイトをコントロールしてあげたいですね。

内容について報告する