愛犬に迷子札をつけよう! 迷子札の用途と種類
愛犬と万が一離れた時に役立つのが迷子札。チョーカーやチェーンなど愛犬に似合う迷子札をみつけて、もしもの時に備えておきましょう。
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迷子札の用途
もし、愛犬が迷子になってしまったら…と考えたことはありますか?
「うちの犬は大丈夫」だと思っていても、地震などの災害が多いここ数年。震災の際に、愛犬がびっくりして逃げだし行方不明になってしまったというケースが多々あるようです。
また、愛犬が散歩途中に脱走してしまったり、自宅からいなくなってしまう可能性だって、ゼロではないのです。
迷子札は、愛犬の名前や飼い主の連絡先などを記載しておく名札のようなもの。迷子札を着けていれば、万が一、愛犬が迷子になってしまった時に、無事に飼い主のもとへ帰ってくる手助けとなるのです。
迷子札と犬鑑札との違いとは?
犬鑑札とは、愛犬を飼い犬として住居している市区町村に登録した際に、行政機関から配られる札のこと。また、年1回の狂犬病予防注射を受けた際には、注射済票が配布されます。じつは、これらを愛犬に装着することは、法律で義務付けられているのです。
鑑札には犬の情報を知るための登録番号が記載されています。そのため、愛犬が万が一迷子になって保護された場合、鑑札を装着していれば、飼い主を特定することができ、行政から飼い主のもとへ連絡がくるようになっています。
ただし、一般の人が愛犬を保護した際は、行政に連絡をしない限り飼い主には連絡が入らず、保護されるまでに時間がかかってしまうと鑑札が破損したり、外れてしまう場合も。
一方、迷子札を着けていれば、一般の人に保護された場合も、行政などを通さず、迷子札の情報をもとに直接飼い主に連絡が入るのです。
迷子札の種類
迷子札には、さまざまな種類があります。ここでは、おすすめのタイプと通販サイトをご紹介します。
1.チョーカー
レザーやリネン、デニム生地など、さまざまな素材が揃うチョーカー。お気に入りのネームタグをつければオリジナルの迷子札に。細いタイプのチョーカーなら、鑑札も一緒に取りつけることができるので迷子対策が完璧です。
2.チェーンタイプ
もしも首輪が外れてしまったときも、チェーンタイプの迷子札をつけていれば安心です。
3.ネームタグ
首輪につけることができるのがネームタグ。形やデザインの種類も豊富なので、愛犬に似合うものをみつけてあげましょう。
4.鑑札入れ
犬鑑札が入るタイプの迷子札もあります。迷子札、犬鑑札、注射済票が入るタイプなら、もしもの時も安心。
5.手作り
迷子札を手作りすれば、世界でたった一つの迷子札を愛犬につけてあげることができます。100円ショップで売っているUVレジン(紫外線で固まる樹脂)などを使って、簡単に作ることも。
6.無料の迷子札
迷子札を無料で作る方法もあります。万が一に備えて、WEBサイト「ペットのおうち」のペットプロフに愛犬の情報を登録すると、迷子札を無料でプレゼントしてくれるサービスを行っています。
迷子札の選び方
Iakov Filimonov/Shutterstock.com
迷子札を選ぶときに最も大事なのは、愛犬の名前や飼い主の情報などが消えないものを選ぶことです。プラスティックや革、布タイプの場合、文字が薄れたり、汚れて見えなくなってしまうことも。
デザインを重視した迷子札を選ぶなら、定期的に交換するのがおすすめです。
注意すること
topnatthapon/Shutterstock.com
迷子札に書いておくべき情報
迷子札は「うちの大切な犬」という証になるもの。そのため、下記の情報を記しておくのがおすすめです。
・愛犬の名前
・飼い主の苗字
・飼い主の電話番号
・飼い主の住所
ただし、迷子札に個人情報を記したくないという人は、迷子札には愛犬の名前と飼い主の名字を記して、犬鑑札や狂犬病予防接種済票もつけておくといいでしょう。
迷子札を首輪につけるときに気をつけること
じつは、迷子犬の多くは首輪が取れた状態で保護されるそうです。というのも、普段つけている首輪にはリードもつけているため、散歩中にリードに引っ張られて首輪が抜けていなくなってしまったり、外でつないでいてもリードを引きちぎって脱走してしまうケースもあるとか。
迷子札が、もしもの時になかったら意味がありません。首輪に迷子札をつけるなら、リードはつけないほうがいいでしょう。
万が一なんて考えたくはないけれど、いつ愛犬が迷子になってしまうかはわからないもの。愛犬と飼い主をつないでおくためにも、迷子札をつけておくことは必要ですね。