仔猫に起きる突然死の原因と予防法

元気だった仔猫が突然倒れたと思ったら、そのまま息を引き取ってしまった…。仔猫は免疫力がないため、病気になりやすく重症化する傾向があり、体調が急変し助からないケースが少なからずあります。そんな悲しい突然死を防ぐためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。今回は、仔猫の突然死の原因や予防法について解説します。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

突然死とは

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突然死とは、「予期できない突然の病死」のことで、発症から死亡までの時間が24時間以内の場合、突然死や急死と呼ばれます。

仔猫の突然死の原因

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仔猫の突然死を引き起こす原因としては、以下のようなものが考えられます。

先天性疾患

心臓や血管の奇形など、先天的な疾患を持っていることで、仔猫が突然亡くなることがあります。

低体温・低血糖

とくに生後間もない仔猫の場合は、カラダが冷えたり、一定時間ミルクを飲めなかったりすることが命に関わります。そのため、常に温かい環境を作り、数時間毎に哺乳をする必要があります。

事故

○中毒
猫は毒性に非常に弱い動物として知られています。とくに、人間用の薬や植物のユリ、ガソリンの不凍液などには注意をしてください。猫がこれらの有毒物を口にした場合、急性の腎不全を起こして亡くなるケースがあります。

○外傷
猫の頭に強い衝撃が加わることで脳内に血腫ができてしまい、脳が圧迫されることで突然死を引き起こすケースがあります。運動能力が未発達な仔猫の場合は、高い場所からの転落事故などに注意が必要です。

感染症

ウイルス感染や寄生虫感染が、突然死の原因となることもあります。猫パルボウイルス感染症などは致死率の高い疾患として知られています。また、犬の病気というイメージの強いフィラリア感染症も、猫に感染すると突然死という結果を招くことがあります。

仔猫の突然死の予防方法

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寄生虫やウイルスの感染、中毒や高所からの転落など、原因が明確な突然死については、飼い主の努力次第で予防することが可能です。

まず寄生虫対策としては定期的な予防薬の投与、ウイルスについてはワクチンの接種により、ほぼ確実に予防することができます。

また、中毒を起こす可能性のある食物や薬物の保管を徹底する、猫が転落してしまうような危険な場所を作らない、猫のカラダに負担になるような食事を与えないなど、飼育環境や食生活を整えることで、突然死のリスクを軽減することができます。

抵抗力が弱い仔猫は、病気などを発症すると重い症状になりやすく治療が間に合わないことも多いといわれていますが、突然死の原因の多くがわかってきており、予防することも十分に可能です。知識や情報を蓄え、突然死の予防に努めていきましょう。

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