ウサギにほうれん草を与える際の注意点について

アクがあり、独特な風味をもつほうれん草は、「ウサギに食べさせない方がいい」あるいは「量を守ればあげても大丈夫」と意見が分かれる野菜です。ほうれん草を与える場合の注意点を紹介します。

  • サムネイル: 蛭子花音
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ウサギはほうれん草を食べても大丈夫?

「ウサギにほうれん草を食べさせてはいけない」という意見があります。その理由として挙げられるのが、ほうれん草に含まれるシュウ酸という成分です。シュウ酸には、カルシウムの吸収を阻害する性質があり、過剰に摂取すると骨粗しょう症を引き起こしたり、体内でシュウ酸が腎臓や尿路に結石を引き起こすケースがあると言われているからです。そのため、カラダの小さいウサギにほうれん草を与えるのはもってのほか、という考え方が広まったのです。

ほうれん草のアクの成分であるシュウ酸は、茹でることで70~80%減少します。つまり、適度な量を適切に食べていれば大きな危険はなく、近年ではウサギの場合も少量であればほうれん草を与えても大丈夫、という意見が多くなっています。

ほうれん草を与える時は

牧草を主食とするウサギにとって、野菜は補助的に少量を食べるものです。1日に与える量の目安は体重1kgあたり3g程度。野菜によって含まれる成分が異なるので、キャベツや小松菜、白菜、ブロッコリーなどウサギが食べてもいい野菜を組み合わせたり、ローテーションにして与えたりするのが望ましいといわれています。ほうれん草も、上記の野菜のひとつとして、かたよらずに食べさせましょう。ほうれん草は糖質が少なく、食物繊維やβカロチンを多く含むので、上手に食べさせてあげたいものです。

とはいえ、シュウ酸のデメリットはやはり気になるので、茹でてから食べさせるのが安心。たっぷりのお湯で茹で、引き上げたら流水にさらしてアクを流すことがポイントです。茹でた野菜を食べたがらないようなら、シュウ酸が少なく、生で食べられるサラダホウレンソウを与えるという方法もあります。

うさぎの健康を考え、適切な方法で適切な量を与えましょう。

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