いざというときに役立つ! 飼い主さんと猫のための防災グッズ

災害時には人の物資だけでなく様々なものが不足します。そんな状態が長時間続けば、猫ちゃんにとっては強いストレスになり、体調を崩す原因にもなります。そのようなことが起きないように、防災バッグの中にはきちんと猫ちゃん用のものを用意しておくことが大切です。

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様々な物資が不足する災害時は、人への物資が優先され、ペット用品は手に入りにくくなることが多いです。そのため猫ちゃんのお世話が行き届かないことが多く、猫ちゃんにとってよりストレスになります。そのようなことにならないように、防災バッグには十分な備えをしておきましょう。

1.まずは飼い主さんの自衛を! 飼い主さんのお役立ちグッズ

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愛猫のため、つい自分よりも猫ちゃんのためのグッズばかり揃えてしまう飼い主さんが多いようですが、まず大切なのは猫ちゃんを守る飼い主さん自身です。栄養失調による体調の悪化やケガ、不安などによる飼い主さんの変化は猫ちゃんにも伝わります。まずは、自分の身の回りを整えられるグッズを揃えましょう。

衣料品

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■ヘルメット・防災頭巾
■着重ねできる服
■下着
■軍手
■毛布

倒壊した建物などから落下物があったり、転倒の際に頭を打ったりする可能性があるので、頭を防護できるヘルメットや防災頭巾はできるだけ防災バッグに常備しておきましょう。寒いときでも対応できるように、バッグに入れる服は着重ねできるものをそろえ、下着も多めに持っておくと安心です。

毛布やタオルといったものは、飼い主さんが暖かいだけでなく、猫ちゃんが寒がっていた場合にかけて使うこともできます。特に猫ちゃんを飼っている家庭の人は心持ち多めにもっても良いかもしれませんね。

食料品

■飲料水
■インスタント・レトルト食品
■缶詰食品
■お菓子

食料は救援物資の中でも最も早く届けられるものの一つですが、何らかのトラブルなどで届かないこともありえます。特に飲料水は1日1人3リットルと考えて、人数分+猫のための余剰分を持つようにしましょう。火を使わずに食べることができるインスタント食品やレトルト食品なども多く入れておきたいですね。

また、手軽な栄養補給や気分を落ち着けるためにもお菓子を少量でも入れておくことも大切です。ただ、これらの食品は猫ちゃんにとって有害なものが多いので、与えないようにしてください。

日用品

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■懐中電灯
■救急セット
■ポケットティッシュ
■生理用品
■ナイフ・缶切りなど
■ラジオ

停電などに備えて、懐中電灯を持っておきましょう。夜中でもも猫ちゃんがどんな様子か見るのにも役立ちます。救急セットなどは飼い主さんに使えるだけでなく、簡単な手当てであれば行うことができるでしょう。ただ、人間の塗り薬などは猫ちゃんには強すぎるので、傷口の消毒や保護だけにしてください。

また、ポケットティッシュや生理品は通常の使い道以外に止血や包帯代わりといった使い方もできます。ラジオは貴重な情報源の一つとなるので、小型のものでもよいので一つはバックに入れておきましょう。その際、乾電池や手漕ぎ充電器などを忘れずに持ちたいですね。

その他

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■洗面用具
■裁縫道具
■ローソク・マッチなど
■ロープ
■新聞紙

洗面用具や裁縫道具は、あれば身の回りを清潔にしたり、服を修繕したりと様々な役に立つので、バッグに余裕があれば詰め込んでおきたいグッズです。ローソクやマッチなどは明かりとして、暖をとるものとして便利です。ロープなどは何かを固定したり、まとめたりするのに使えます。

新聞紙は猫ちゃんのケージの目隠しとして使えるほか、トイレシートの代わり、保温効果を期待して床に敷くなどの使い方があり、非常に便利なので一束ぐらいは入れておきましょう。

2.これだけは入れておきたい! 猫ちゃんのための必需品

食料品

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■いつも食べているフード
■飲料水
■簡易食器

猫ちゃんは環境の変化に敏感な上に、フードに対してこだわりがある子が多いです。救援物資にはペットフードが含まれていることもありますが、見慣れないものは猫ちゃんが食べてくれないことがあります。そのことを想定して、防災バッグにはいつも食べているフードを3日~2週間分用意しましょう。

飲料水も大切な命綱です。猫ちゃんはしっかりと水をあげないと、水分不足になることが多いので、飲料水は惜しまず与えるようにしましょう。猫ちゃんが食べやすいように、折り畳みのできる容器などを持っておくと、猫ちゃんがご飯を食べやすくなります。

食料品の場合は賞味期限に注意してください。半年に一回ぐらい検品を行い、ストックを新しいものと交換できるように心がけるのが大切です。しっかりとチェックすれば、いざというときにも困らなくてすみます。

トイレ用品

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■ペットシート
■猫砂
■ポータブルトイレ
■消臭スプレー

猫ちゃんと一緒に避難するときに一番問題になるのはトイレです。ワンちゃんのように外でするわけにはいかないので、基本的には室内ですることになりますが、環境が変わるとなかなか用を足してくれない子が多いため、できるだけ普段使っているトイレを再現してあげる必要があります。

普段から使っている猫砂などを使い、折り畳みができるポータブルトイレなどを使ってケージなどにトイレの場所を作ってあげましょう。猫砂は持参しても無くなることが多いので、できれば普段からシートタイプのトイレに慣れさせておくと良いかもしれません。

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避難所には猫ちゃんなどのペットが嫌いな人、アレルギーの人がいます。そんな人たちにも迷惑にならないように、ニオイなどには十分な配慮が必要です。猫ちゃんは体臭があまりないのでさほど気にしなくても良いですが、トイレは臭うので、消臭スプレーがあると便利です。

ハーネスやリード

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猫ちゃんにハーネスやリードと聞くと意外な気がしますが、避難所ではケージなどが不足することがあります。そんなとき、猫ちゃんが逃げ出さないようにしておくためには、ハーネスやリードで繋いでおく必要があるのです。急につけると嫌がる猫ちゃんがほとんどなので、サイズ確認も兼ねて普段からハーネスなどを付けることに抵抗がないようにしておきたいですね。

また、猫ちゃんの場合は体が柔らかいので、簡単なハーネスでは不十分なことがあります。購入する際は、胸あたりも固定できるようなしっかりとした作りのものを使うようにしましょう。

ポータブルケージ

上記で説明したように、避難所ではケージが不足することがあります。そんな時でも困らないように、できれば携帯用のポータブルケージを一つ持っておくと便利です。猫ちゃんにとっても、自分のニオイがついたものであれば安心できるので、ストレス軽減にも効果があります。あまり重くないものを選んで、携帯できると良いですね。

おもちゃやクシ

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■お気に入りのおもちゃ
■ブラッシング用のクシ
■ノミ避け薬

飼い主さんと避難してきても猫ちゃんには不安でいっぱいです。知らない人や動物が身の回りにいる状態では、なかなかストレスを発散することもできません。そんなとき、お気に入りのおもちゃやクッションなどがあれば、少しは安心してくれるかもしれません。

また、避難所には猫アレルギーの方などもいます。抜け毛が周りに散らばらないように、こまめに猫ちゃんのブラッシングを行ってあげたいですね。それと同時に、ブラッシングは猫ちゃんをリラックスさせる効果もあるので、積極的に行ってあげましょう。

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避難所では数多くの動物を同時に飼育することになるので、ノミやダニなどの寄生虫が繁殖する可能性もあります。これらの寄生虫は病気を媒介するので、早めに手を打てるようにノミ避け薬などを用意しておくのも大切ですね。猫ちゃんの体調にも気を配ってあげましょう。

その他

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■常備薬・健康手帳
■エリザベスカラー
■猫の写真
■洗濯ネット

猫ちゃんが持病を持っている場合、常備薬のストックも大切です。薬が長期間手に入らないこともあるため、獣医さんに予備の分ももらっておくと良いですね。同じく、猫ちゃんの健康手帳をカバンにいれておくと、避難先の獣医さんも
いままでどのような治療を行ってきたか、把握できるようになります。

更に一つ入れておくと便利なのが、エリザベスカラーです。市販のきちんとしたエリザベスカラーでなくても、シャンプーハットなどを貼り合わせることで代用できることもあります。手作りのもののほうが安価なので、できれば材料になりそうなクリアファイル、布、シャンプーハットとテープを入れておきたいですね。

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また、猫ちゃんの写真も忘れずに用意しておきたいアイテムの一つです。猫ちゃんが逃げ出して迷子になった際、特徴を伝えるのに役立ちます。近年ではスマートフォンに画像を入れているため、写真を持ち歩かない人が増えましたが、データが破損したり、充電切れなどを起こす可能性もあるので、紙媒体の写真を一枚は入れておくと安心です。

洗濯ネットは猫ちゃんを飼う飼い主さんの間でも重宝されているグッズです。柔らかく、視界がある程度制限されるため、猫ちゃんの動きが鈍り、捕獲しやすくなります。動物病院でも処置をする際に使用する獣医さんもいるほどで、猫ちゃんの確保に役立つアイテムなので、大き目のものを一枚入れておくと便利ですね。

3.防災バッグを作るときの注意点

一人で持てる重量にする

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様々な種類の防災グッズを入れることは大切ですが、重すぎて持ち運べないということになっても意味がありません。大人一人が持てる重量はは6~8キロと言われているので、荷物を作るときはそれぐらいの重さを目安に物をいれましょう。もし入りきらない場合は、「最低限必要なもの」と「あとで取りにくれば良いもの」に分けておきましょう。

両手が空いている状態が理想的なので、荷物を詰めるバッグはリュックサックタイプのものを選びましょう。

持ち出しやすい場所に置く

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せっかく作った防災バッグが取り出しにくい場所に合っても意味がありません。バッグは玄関の近くに置き、すぐ手にもって避難できるような位置に置くようにしてくださいね。また、定期的な点検を欠かさないようにして、賞味期限切れなどが出ないように注意しましょう。

家族がいる場合は、だれがどの荷物を持っていくのかあらかじめ分担しておくと、避難時に混乱せずに済みます。

避難先で猫ちゃんが餌を食べない、トイレをしないといった問題で体調を崩さないためにも、飼い主さんはきちんと準備をして、災害時でも最低限のお世話ができるようにしたいですね。日頃から防災の意識を欠かさずにいることが大切です。

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