アビシニアンってどんな猫? 歴史やカラダの特徴について
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アビシニアンってどんな猫? 歴史やカラダの特徴について

引き締まったすらりとした姿に、小さな顔と大きな耳が魅力のアビシニアン。スーパーモデルのように爪先立ちで歩く姿も美しい猫です。

  • サムネイル: 石山 マキ
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アビシニアンの歴史

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アビシニアンは最も古い猫の品種の一つといわれていますが、出自は明らかになっていません。古代エジプトの壁画や出土品に描かれていた猫がアビシニアンに似ていることから、エジプトが起源だとも、エチオピア(旧名アビシニア)を起源とし、戦争の際イギリス兵が祖国へ持ち帰ったとも伝えられています。

正確な出自はわかりませんが、アビシニアンはイギリスに渡ってから改良され、1870年頃にはイギリスのキャットショーにデビュー。イギリスの猫血統管理団体であるGCCF(Governing Council of the Cat Fancy)に品種として登録された後、1920年代後半にはフランスでも本格的な繁殖が始まりました。
アビシニアンが初めてアメリカに輸入されたのは1900年代の初めですが、ブリーディングの基礎となるアビシニアンがアメリカに来たのは、1930年代の終わり頃です。アメリカでも1950年代以降に人気が高まり、今では世界中のたくさんの人に愛される猫種となりました。

アビシニアンのカラダの特徴は?

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アビシニアンはフォーリンタイプの中型の猫です。カラダはすらりとしなやかで、筋肉質で引き締まった四肢を持ちます。手足は長く、非常に長いしっぽを持っています。標準的な体重は3~5kgとされています。

アビシニアンはトラディショナルカテゴリーのタビー・ディビジョンのアグーティ・タビーのみでルディ、レッド、ブルーおよびフォーンのみが認められています。
アビシニアンやそれを起源とするソマリでは、その毛色にルディやソレルというほかの猫にはない名前がついています。ルディは赤褐色がかったブラウンタビー、一方のソレルは赤っぽいブラウンにアプリコットの地色が合わさるとレッドのように見えるため、団体によってはレッドと呼称されることもあります。

アビシニアンの毛色は淡色のソリッド(単色)に見えますが、1本の毛に色合いの変化がある「ティックド・タビー」と呼ばれる毛の集合体となっています。そのため、見る方向によって毛色の印象が変化し、輝いているように見えます。仔猫の頃はしっぽや手足にタビーらしい縞模様が浮き出ることがありますが、大きくなるにつれて細かいティックドに変化していきます。

アビシニアンの顔の特徴は?

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アビシニアンの頭部は丸みを帯びた修正くさび形で輪郭はやわらかく丸みを帯びています。大きな耳はやや離れ少し外向きについています。額にはM字の模様があり、クレオパトララインといわれるアイラインの入ったくっきりした目元は非常に魅力的です。アーモンド形の大きな目はグリーン、カッパー、ヘーゼル、ゴールドの4色が認められています。
艶やかな毛並みと長い手足、大きな耳と目を持つアビシニアンは、古代の壁画から抜け出てきたような気品あふれる姿が素敵な猫です。

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