「うちの子に限って…」がいちばん危険!? ペットの迷子予防と、迷子になってしまった時の対応とは?
「室内で飼っているからうちの子は迷子の心配はない」と思っていませんか? でも、うっかり扉や窓を閉め忘れたり、散歩の途中でリードが手から離れたり…。迷子になる原因はいろいろなところに潜んでいます。もしものときに大事なペットにつらい思いをさせないためにも、早めに対応策を整えましょう。
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目次
1 どんなときにペットは迷子になる?
普段は落ち着いていて迷子になることが考えられないような子であっても、雷、工事の音など、普段は聞こえてこない大きな振動や音に敏感に反応し、恐怖心からいつもは考えられない行動をすることがあります。
また、室内にいてもたまたま家の扉が空いていて外に飛び出してしまったり、散歩中、急に走り出すことで飼い主が思わずリードを手から離してしまったり、首輪が緩くするっと抜けたりしてしまうこともあります。
あらゆる場面で、ペットが迷子になるおそれがあるということを、心に留めておく必要があります。
迷子になるシチュエーション
【犬の場合】
・散歩中にリードが手から離れる。
・首輪が抜ける。
・買い物のときお店の外につないでいたのに、戻ったらいなくなっている。
・家のドアの開閉時。
・車の乗降時。
【猫の場合】
・家のドアの開閉時。
・窓の隙間に手を入れて、窓や網戸を開けて外へ。
・普段からベランダに出している場合は、ベランダを伝って外へ。
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2 迷子にさせないためには?
自宅の環境を整える
玄関のドアを閉めることは鉄則です。また、犬や猫がリビングにいる場合は、玄関のドアを閉めてからリビングの扉を開けるようにしたり、ペット用ゲートを玄関の前にとりつけたりすることで、二重扉にするよう心がけましょう。
「うちの子は賢いからドアノブをおろしてドアを開けるのよ」などと感心している場合ではありません。そういう犬や猫こそ迷子になってしまう可能性が高く要注意です。 ドアノブロックやスライドロックなどを使用することで、外に飛び出てしまう可能性を減らすことができます。
特に猫の場合、体が細いうえにジャンプ力もあるので、ベランダから飛びててしまうことがあります。外に出られるような隙間があったら埋める、ネットを張るなどの対策が必要です。
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外出時の注意点
首が苦しそうだからと首輪をゆるくしているとリードを引っ張られた時に首輪が抜ける可能性があります。散歩中は首輪を適切なきつさでつけてあげるか、ハーネスを装着するようにしましょう。
また、リードの持ち方として、リードの輪を手首に先に通し、リードを持つようにすると、リードが手が離れてしまっても手首に引っかかるため迷子の心配が減ります。
大きな音が発生すると、びっくりして走り出すことがあるため、大通りや工事中の場所を通ることはできる限り避けるか、小型犬なら抱きかかえて通るなどの工夫をすると良いでしょう。
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車でお出かけをする際も注意が必要です。抱いていた犬や猫が窓から飛び出してしまうことも考えられます。
また、車の乗り降りの際に脱走してしまうこともあるため、リードを外したり付け替えたりするのは、車のドアが閉まっている時だけにしましょう。怪我や思わぬ事故などを避けるためにも、車内では基本的にクレートで過ごさせることをおすすめします。
3 迷子に備えての対策は?
首輪の裏に住所や連絡先を書いておいたり、迷子札をつけたりすることは必須です。また、ペットの写真を正面、横、上から撮影しておくと、いざというとき迷子のチラシに使用できます。日頃から愛犬に「マテ」「オイデ」などの訓練をしておくことで、万が一手元からペットが離れても迷子になることを未然に防ぐこともできます。
他にも、小さな子ども一人だけでお散歩には行かせないようにしましょう。お子さんが一人で散歩に行けるようになったとしても、リードを放してしまう可能性があるため、最初のうちはリードを2本つけ、どちらも持つようにするといいでしょう。2本同時に持つのが難しければ、片方は手首を通しておくだけでもいいでしょう。万一、握っているリードを1本放してしまったとしても、もう1本が手首に通っていれば逃走を防ぐことができます。
迷子対策グッズ
鑑札をつけておくと、書かれている番号から犬の飼い主が特定でき、発見につながります。
鑑札
迷子札の基本アイテム。犬の場合、居住している市区町村に飼い犬の登録をすることが狂犬病予防法によって義務付けられており、登録をすると鑑札を交付してもらえます。鑑札番号から飼い主が分かるようになっているので必ず首輪に装着しておきましょう。
犬の鑑札、注射済票について-厚生労働省
IDカプセル
小さなカプセルの中に、住所や連絡先などを書き込んだメモを入れるタイプの迷子札。カプセルに入っているので、雨に濡れても字がにじむ心配はありません。
GPS首輪
GPSがついた首輪もあります。GPSを受信することで、どこにいるのかがすぐにわかるため、万が一逃げ出してしまっても捜索に力を発揮し発見をサポートできます。
マイクロチップ
動物病院でペットの皮下に直径2mm〜11mmぐらいのICチップを挿入します。体から離れないため落としたり紛失したりする心配がなく、動物保護センターなどにある専用読み取り機を使って、書き込まれた情報を見ることができます。
留守番用カメラ
外出先から家にいるペットの様子を、携帯電話などで確認できます。万が一家から脱出した場合、その状況や脱出時間をチェックすることで、捜索範囲を絞ることができます。
4 もし、迷子になってしまったら…
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日頃から気をつけていても、万が一ということもあります。もしペットが迷子になってしまったら、以下の場所へ速やかに連絡しましょう。
警察に連絡
・管轄の保健所・愛護センターに連絡
・清掃局に連絡(万が一交通事故で亡くなってしまった場合、身元不明の犬猫は清掃局で処理されるため)
また、自身で探すことも重要です。迷子になってしまった犬猫の捜索を方法を調べながら実行してみましょう。
・SNSなどを使用して情報収集
・迷子のチラシを作って近所に配布
・香りが強く好きなおやつを家の周りに置いておく
・使用済みの猫砂やペットシーツを置いておく
・捕獲器を自治体やNPOに借りて設置
5 PECO迷子サポートに加入していると
万が一迷子になってしまった場合、事前にPECO迷子サポートに加入していれば、ペット探偵があなたの大切なうちの子を捜索いたします。
迷子になってしまった時
・PECOアプリの「おまもり」タブから、会員証の閲覧画面に行きます。
・会員証の下に連絡ボタンがあるのでそこから画面の指示に従って必要事項を記載の上連絡をお願いいたします。
ご連絡いただいた後の対応
・ペット捜索の専門家より、ご記入いただきましたお電話番号にご連絡を差し上げます。
・ペットの外見的特徴や性格、失踪時の状況など、およそ40項目を詳しくヒアリングいたします。
捜査の開始
・メールにてペットの画像データなどをご送信いただき、ポスターやチラシを作成いたします。
・失踪場所周辺の地形などを調査し、初動の捜査方針を判定します。
・専従スタッフが失踪場所を訪問し、迷子ペットの捜索を開始します。
・毎日の捜索終了後、御依頼主さまへ進捗状況など当日の結果をご報告いたします。
ペットの迷子捜索のプロに依頼すると発見率は80%以上ですが、全てのケースで必ず見つかることを保証するものではありません。もしもの時に備えペットも飼い主も悲しい思いをしないよう日頃から対策は万全にしておきましょう。
6 +αでもっとあんしん 協賛企業のおすすめサービス
うちの子と充実した毎日をもっと楽しく安心に過ごしたい。
もしものケガや病気に備えて、小さな家族を守りたい。
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