雨にも負けず! ねこ愛溢れる「むさしの猫のマルシェ」イベントレポート!

雨にも負けず! ねこ愛溢れる「むさしの猫のマルシェ」イベントレポート!

10月15日、武蔵境で開催された「むさしの猫のマルシェ」。お天気はあいにくの雨でしたが、それを吹き飛ばすような、ねこ愛に満ちた素晴らしいイベントでした! 当日の熱量を、少しでも感じていただけますように。

  • サムネイル: PECO編集部
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前日は大雨、当日も18時まで雨予報。
お天気、大丈夫かな? ステージ、大丈夫かな?
不安に思った方々を勇気づけたのは、イベント主催の「むさしの地域猫の会」による、前日のInstagramの投稿、「雨がなんだ!雨だろうが雪だろうが猫たちは生きてる!」だったのではないでしょうか。
その投稿に背中を押されるように、当日は続々とねこ好きたちが会場に集まりましたよ!

個性豊かなブースが出揃いました!

雨にもかかわらず、開場前の設営中からテントを回るお客様が続々と来場されました。
それぞれのブースは、飲食店や、雑貨や、ねこグッズの販売や、似顔絵やタロットのワークショップなど、本当に個性豊か!
そんな中、PECOは「PECO KONEKO館」として、チャリティ缶バッジや猫雑貨の販売と、「NEKO RIBBON PROJECT」のストーリーポスター展示を行いました。
今回の読み聞かせの絵本、「明日もいっしょにおきようね─捨て猫、でかおのはなし」の絵を手がけた竹脇麻衣さんにイラストを描きおろしていただいたチャリティ缶バッジは、今回が初お披露目。かわいいことこのうえないイラストで、大好評なのはもちろんですが、手に取ってくださった方たちの多くが、「うちのこ」のお話を聞かせてくださったのがとっても嬉しかったです。

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表情豊かなねこたちが、みんなみんな愛くるしい! 見れば見るほど愛しくなります。

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缶バッジはもちろん、PECOねこ部渾身のハンドメイドねこ雑貨もご好評いただきました!

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竹脇さんの愛猫・小頓ちゃんのストーリーポスターも。

雨にも負けない熱いステージプログラム

開場すぐから始まった、豪華なステージプログラム。
雨のため、客席にイスも出せない状況の中、皆様傘をさしながらどのステージも熱心にご覧になっていました。

最初のステージは、絵本の読み聞かせ

文・穴澤賢さん、絵・竹脇麻衣さんによる「明日もいっしょにおきようね─捨て猫、でかおのはなし」を、フリーアナウンサーの山下しづ香さんの朗読と、音楽家の山田稔明さんの音楽でお届けするスペシャルな読み聞かせ。通常の読み聞かせと違い、ステージでは大きな紙芝居のように、拡大した絵本を見せてくれました。
竹脇麻衣さんの、何とも言えない絶妙な、たまらなく愛しい表情の「でかお」たちの絵を見ながら、朗読と、音楽と、目も耳も使って体験する読み聞かせ。
お話は、序盤は悲しくて、ハラハラして、「悲しいお話か!」とつぶやくお客様もおられましたが、皆様どんどん引き込まれていく様子でした。(悲しいだけではない結末は、ぜひ絵本をご覧ください)
雨は強く降っていたけれど、まるでそれも演出の一部のように、ステージを盛り上げる要素のひとつになっていましたよ!
とくに印象的だったのは、何人もの小さな子どもたちが、ステージにいちばん近い場所で、真剣に聞いていたこと。短い時間ではないのに、みんな最後まで一生懸命聞いていました。
もしかしたら、動物愛護の未来は、この子どもたちが担ってくれるのかもしれません。

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山下さんも山田さんも、大きな絵本を掲げてくださったスタッフの方々も、光り輝いて見えました!

NPO法人ねりまねこ&むさしの地域猫の会 地域猫座談会

続いてのステージは、練馬区で活動する地域猫推進ボランティア「NPO法人ねりまねこ」のお二人と、このイベントを主催する「むさしの地域猫の会」代表・西村さんの座談会。
書ききれないほど、とても内容の濃い座談会で、ねこが好きな人、動物が好きな人の中には、野良猫や地域猫を見かけたときに、今まで踏み出せなかった一歩を踏み出すきっかけをもらった方も多かったと思います。
「どうしたらいいかわからないから」何もできずに過ごしてきてしまった人の答えになるようなお話や、「どこまでやれるかわからないから」躊躇する人の役に立つ「キャパシティ」のお話、「ねこのために何かしたい」その気持ちを大切にしようというお話。
「子どもから大人まで、見て・知って・聴いて・食べて・楽しむ、そしてまじめに考える」。
このイベントのテーマにふさわしい、とても考えさせられる座談会でした。
少しでも興味を持たれた方は、この二つの団体の活動の様子をぜひのぞいてみてください。
NPO法人ねりまねこ
むさしの地域猫の会

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楽しい内容ばかりではないけれど、座談会は終始和やかに進んでいきました。

猫のマルシェの最後は、「猫町マルシェ」

天気予報の通り、雨が降り続いた夕暮れ前。
最後のステージは、「猫町マルシェ 猫にまつわる歌とおはなし」。音楽家の山田稔明さんと、ご近所のねこ親戚でもある音楽家・近藤研二さんも加わっての豪華なステージです!

「猫町オーケストラ」「日向の猫」などねこ満載の珠玉の楽曲たちに、お二人の関わるEテレの番組「0655」「2355」から「猫のふみふみ」「第2の人生」、そしてアンコールは手拍子で会場が一体となった「toi toi toi !」で日暮れとともにお別れ。
ステージ前の芝生は雨でドロドロなのに、そんなことはモノともしないお客様たちで大いに盛り上がりました!
ねこを愛する人が奏でる音楽やお話を、ねこを愛する人が笑顔で堪能する優しい時間。
この愛情や優しさがどんどん広がって、世の中のねこがみんな幸せになればいいと、そんな風に願わずにはいられませんでした。

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アンコールでついに雨が止みました! 山田さんと近藤さんの音楽に触れると、うちに帰って「うちのコ」を抱きしめたくなります。

来年また、会えますように

残念ながら雨の一日となってしまいましたが、来場された方々は、本当にイベントを楽しんでいらっしゃるのがよくわかるような、笑顔の方たちばかりでした。
特筆すべきは、「ねこ正装」率の高さ! ブローチやバッジ、キーホルダーなどの小物はもちろん、お洋服やバッグ、果ては傘まで、皆様ねこグッズをどこかに(または、全身に!)身につけておられましたよ!
雨のために中止になってしまった展示などもありましたが、雨だったからこそ、より皆様のねこ愛を感じたような、そんな素敵な一日となりました。
参加された方々は、きっとまた、この素敵なイベントに参加したいと思ったに違いありません。
ご参加の皆様、出店された皆様、そしてむさしの地域猫の会のスタッフの方々、素敵なイベントをありがとうございました!
来年もまた、このねこ愛満ちたイベントで、皆様にお会いできますように!

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