コーギースタイル
【キミがいてボクがいる】My Dog! My Style!

【キミがいてボクがいる】My Dog! My Style!

いつだって元気でオチャメで、ちょっとヘタレで甘えん坊。コーギーがいるところには、いつでも笑い声があふれている。愉快なコーギーさんと飼い主さんの暮らしぶり、今回も見せてくださ~い。(コーギースタイル Vol.39より)

  • サムネイル: コーギースタイル編集部
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【田村昌幸さん、美佐子さん +麿】この子を連れて帰らなくてはダメだと抱いた瞬間にビビビっと来ました

人懐っこくて元気だけど 家族に対してはツンデレ?

玄関に入ったとたん、お尻をプリプリさせながらスタッフに挨拶に来てくれた若々しいコーギー。埼玉県で、ご主人の昌幸さん、奥様の美佐子さんと暮らす麿(オス・10ヶ月)だ。

「以前から犬を飼いたいなと考えていたんです。犬種にこだわりはなかったのですが、旅先で賢いボーダー・コリーを見て、それもいいなと思っていました」と美佐子さん。

コーギーも選択肢にあったので軽い気持ちでブリーダーを訪れた。そこで超カワイイ子犬と出会ってしまった。

「実をいうと、主人は犬を飼うことにあまり乗り気じゃなかったんです。でも、コーギーの子犬を抱き上げたら、『この子を連れて帰らなくちゃダメだ』と言い出しました(笑)」

昌幸さんはその時のことを
「子犬を抱っこした瞬間、ビビビっと来ちゃいましたね」と笑う。

撮影日はすごくいい天気。ダッシュしたあとは、自主的に木陰に入って休憩する麿。なんかフォトジェニック?

撮影日はすごくいい天気。ダッシュしたあとは、自主的に木陰に入って休憩する麿。なんかフォトジェニック?

ただ、残念なことにビビビっと来た子犬は月齢が足りず、即連れて帰ることはできなかった。そのため翌週にあらためて迎えに行ったそうだ。

昌幸さんが横になると、麿もよくそばで寝転がっている。取材日は長時間の散歩撮影を頑張ってくれたせいか、さすがの麿もお疲れ気味。ありがとね。

昌幸さんが横になると、麿もよくそばで寝転がっている。取材日は長時間の散歩撮影を頑張ってくれたせいか、さすがの麿もお疲れ気味。ありがとね。

麿と名づけられた子犬は豊かな表情と賢さで、2人を驚かせた。

「小さい頃から私たちの言葉を理解しているようで、意思疎通ができます。ちょっとツンデレなところもかわいいですね」と美佐子さん。

ん? 全体的にコーギーは(人に関しては)デレデレの子が多い印象なのだけど……麿のツンデレとは?

スタッフの持ち込んだオモチャを怖がりつつも気になる麿、美佐子さんに持ってもらって確認中。前足がカワユイっすな。

スタッフの持ち込んだオモチャを怖がりつつも気になる麿、美佐子さんに持ってもらって確認中。前足がカワユイっすな。

「私たちが麿と触れ合いたくてオイデと呼びかけても、こちらを見るだけで来ない時がありますね。でも自分が甘えたい時には寄ってきて……。そういう点がツンデレだな~と思います」

なるほど。いつもはベタベタしない麿がそうやって甘えてきてくれるからこそ、破壊力が増すというわけだ。

麿が来てから、田村家の生活は大きく変わった。共働きなのでどうしても平日は留守番が多くなるが、散歩は絶対に欠かさない。休日は家族そろって散歩に行くことも多くなった。

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いつも散歩に来る河原で、記念撮影。麿の笑顔は、田村家にいつも幸せを与えてくれる。

パペットは麿のバトル相手。これで遊ぶ時は、若い麿の動きに負けないよう、美佐子さんも真剣に相手をするそう。

パペットは麿のバトル相手。これで遊ぶ時は、若い麿の動きに負けないよう、美佐子さんも真剣に相手をするそう。

「麿はヨーイドン! で誰かと一緒に走るのが好きです。散歩の途中で私たちと走ると楽しそうですね」

その様子を撮影させてもらうと、ヨーイドンで意気揚々と走り出した麿、途中で後ろを振り返って、昌幸さん、美佐子さんが付いてきてるか確認している。スピードの調整もしていて、ただ単にダッシュするのではなく〝家族で走るのが楽しいんだ!〟という麿の気持ちが伝わってくるようだった。

ちなみに、遊びに行ったドッグランで別の家族がやっていた「だるまさんがころんだ」に自主的に混ざったこともあるそうで、家族はもちろんのこと、人と何かをするのが麿は好きなのかもしれない(昌幸さん達は慌てたが、相手の人も笑ってくださったそうだ)。

「麿はまだ10ヶ月で、体験していないこともいっぱいあります。泊まりの旅行もしていません。いろいろな所に連れていって、いろいろな経験をさせてあげたいですね」と美佐子さん。

木陰で涼む昌幸さんと麿。男同士のちょっと渋いカットになりました。たまにはいいね。

木陰で涼む昌幸さんと麿。男同士のちょっと渋いカットになりました。たまにはいいね。

さらに、美佐子さんがこっそり教えてくれたところによると、麿ですっかりコーギーの魅力にはまってしまった昌幸さんは2匹目も考えているそう。

「ボーダー・コリーの多頭飼いを、うらやましそうに見ています」と美佐子さんが言えば、昌幸さんも

「麿はあまり興味がなかったのでできなかったんですが、もし2匹目を迎えたらフリスビーで一緒に遊んでみたいんです」と熱く語る。

田村家に麿の弟分か妹分が加わるのは、そう遠くない話かも?

【How to keep】麿の場合

コギさんにしては小食!?

美佐子さんいわく「小さい頃から少食で、あまり食にガツガツしていません」という麿。食いしん坊が多いコーギーにはめずらしいタイプなのだ。味や素材を変えるなどして、麿が食べるように工夫をしているそう。

今までで一番驚いた出来事は?

生後6ヶ月の頃、美佐子さんが帰宅すると、メガネが破壊されていた。レンズが見あたらなかったので食べたに違いないと思い、救急病院に連れて行ったことがある。幸いにも何回かに分けてウンチと一緒に出てきて、事なきを得たそうだ。

寂しくなるとパパの靴を集める?

これも美佐子さんが帰宅した時のこと。玄関にあったはずの昌幸さんの靴がたくさんリビングに散らばっていたそう。どうやら麿が一足一足持ってきていたらしい。「お気に入りの皮のサンダルがボロボロになっていました……」

名前の由来は征夷大将軍!

「我が家の苗字が田村なので、征夷大将軍の坂上田村麻呂からいただきました。洒落みたいですけど(笑)」 たくましく強く育ってというイメージもあるそうだ。麿の顔には立派なマロ眉もあるので、そっちの意味でもぴったりの名前!?

好きなもの

「ヨーイドン!」のかけ声で、家族と一緒に走るのが大好き。ただし、時々、昌幸さん達が「ドン!」という前に、自分で「ワン!」といってフライングで走り出すこともある。

「ヨーイドン!」のかけ声で、家族と一緒に走るのが大好き。ただし、時々、昌幸さん達が「ドン!」という前に、自分で「ワン!」といってフライングで走り出すこともある。

嫌いなもの

耳洗浄の薬液が嫌いで、ボトルを見せるだけで部屋の隅っこにエスケープ。美佐子さんは「耳の中に液体が垂れる感覚が苦手なよう」と推測する。 洗浄する時は2人がかりで行うそう。

耳洗浄の薬液が嫌いで、ボトルを見せるだけで部屋の隅っこにエスケープ。美佐子さんは「耳の中に液体が垂れる感覚が苦手なよう」と推測する。 洗浄する時は2人がかりで行うそう。

田村家が考える麿の序列

めったに怒らない美佐子さんだが、怒ると激コワで効き目バツグン。ということで1位。昌幸さんの方が麿に甘いそうで2位。しつけやお世話の中心が美佐子さんで、昌幸さんは全力で遊んでくれて、甘えさせてくれる相手だと麿は思っている。

めったに怒らない美佐子さんだが、怒ると激コワで効き目バツグン。ということで1位。昌幸さんの方が麿に甘いそうで2位。しつけやお世話の中心が美佐子さんで、昌幸さんは全力で遊んでくれて、甘えさせてくれる相手だと麿は思っている。

Text:Eriko Itoh Photos:Miharu Saitoh

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