
【部屋が臭う!】 それなら愛犬と空間、ダブルの臭い対策が効果的!
玄関に入るとむわっと鼻をつく、犬の独特な臭い。家族ならそれほど気にならない臭いでも、来客にとっては少し気になってしまうものです。普通の生活臭とは異なる、犬の臭い対策には、ちょっとしたコツと工夫が必要です。
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他人に指摘されて気づく、家に染みついた犬の臭い

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犬には独特の体臭がありますが、一緒に暮らしていれば、いつの間にか慣れて気にならなくなるものです。しかし、その臭いはなくなったわけではありません。何も対策をしなければ、臭いはだんだんと部屋中に染みついて、家の臭いそのものとなってしまうのです。
家の臭いは、そこに住む人の印象を左右します。もし、他人が家にきた時、むわっと鼻をつく臭いに不快な思いをしていたら・・・。実際に、臭いを他人に指摘されることは、犬を飼う家ではよくあることです。安心して家に人を呼べるよう、犬の臭い対策はきちんと行いましょう。
原因を知って、確実な臭い対策を

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いくらキレイにしていても、犬の臭いがゼロになることはありません。そこは、全身を毛でおおわれた動物であり、多少の臭いは当たり前といえます。しかし、臭いの原因を知って、適切なケアをすることで、臭いは大幅に軽減することができるのです。
体臭
独特な犬臭さの一番の原因が、汗腺からくる体臭です。犬の汗にはフェロモンの役割があり、臭いがあるのが特徴。その汗腺が全身にあるため、臭いが発生しやすいのです。では、どんなケアがよいのでしょうか。
●シャンプーする
定期的なシャンプーが効果的。ただし、洗い過ぎると皮脂を落とし過ぎ、かえって皮膚病などになってしまうため、成犬なら月に1~2回が適当です。
●こまめに体を拭く
パグのようにしわが多い犬や、セントバーナードのようにヨダレが多い犬は、汚れや細菌が溜まりやすく、そこから臭いが発生します。濡れたガーゼなどで、こまめに拭くようにしましょう。排泄後に、肛門・陰部を拭いてあげるのも効果的です。
●肛門腺(肛門嚢)をしぼる
犬のお尻には、肛門腺(肛門嚢)という臭腺があります。室内犬は、ここに分泌物が溜まりやすいので、定期的に絞り出すことが必要です。放っておくと、カーペットなどに染み込んで、悪臭の元となります。
口臭
犬の口臭の原因は、歯周病などの“口内トラブル”。口の中に残った食べかすによって歯垢が溜まり、それが歯石となって歯周病へとつながります。歯周病は、健康面にも影響を与えるので注意が必要です。
●デンタルケア
犬も、歯磨きをしないと歯周病にかかってしまいます。口臭予防のためにも、歯磨きはとても大切。どうしても嫌がる場合には、かじることでデンタルケアができる専用の玩具や、ガムなどをうまく取り入れてみましょう。
●フードを見直す
人工添加物が多く含まれるフードや、質の悪い脂質やたんぱく質を含むフードを食べると、口臭や体臭が強くなるとされています。フードを見直したら体臭が変わったという事例も多くあります。
耳
健康な犬の耳は、耳垢が少なく臭いもほとんどありません。とくに、耳の垂れた犬種は、水分や汚れ、細菌が溜まりやすいので要注意。ツンと酸っぱい刺激臭を放つことがあります。
●キレイに洗浄する
耳の臭いが気になる時は、できるだけこまめに耳の中をチェックすることを習慣づけましょう。市販されている犬用の耳の洗浄剤を使えば、カンタンに手入れができます。
犬の臭いは、病気のサインである可能性も

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犬の臭いは、健康のバロメーターでもあります。ケアをしてもすぐに臭う、臭いに加えいつもと違った行動をする、といった場合には、病気が原因となっている可能性も。臭い対策にばかりとらわれず、動物病院を受診してみることも大切です。
「犬」と「空間」、ダブルの臭い対策が効果的

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犬の臭い対策のコツは、「犬」と「空間」の両方を、効果的にケアすることです。まずは、臭いの発生源である「犬」をケアしたら、次に大事なのが「空間」のケア。室内に漂う臭いを、染み込んでしまう前にできるだけ消していくことがポイントとなります。
犬の臭いは、他の生活臭とは異なります。その基となっているのが、アンモニアや硫化水素といった強力なものであるため、芳香剤などで臭いを抑えるだけでは解決できません。きちんと消臭をしないと、むしろ臭いを複雑に増幅させてしまう結果になることも。
●空気の入れ替え
シンプルですが、とても効果的。こまめに窓を開けて空気を入れ替えるだけで、こもりがちな臭いを外へ逃がすことができます。数カ所を同時に開けると、空気の流れができて素早く換気できます。
●消臭機・空気清浄機
日中は仕事で留守にしているなど、こまめな換気が難しい場合におすすめ。中でも、オゾン消臭の機能があるものは、犬の臭い対策より効果的です。
●ペット用の消臭剤
化学物質の使われていない、ペット用の消臭剤を選びましょう。犬は香りにも敏感なため、無香タイプがおすすめです。犬がよくいる場所などに使いましょう。
「犬」と「空間」を同時にケアすることで、犬の臭いは大幅に軽減することができます。犬の臭いと向き合うことは、犬の健康と向き合うことでもあるため、ぜひ実践してみることをおすすめします。