【コーギースタイル】キミがいてボクがいる MY DOG！ MY STYLE！03（Vol.41）

いつだって元気でオチャメで、ちょっとヘタレで甘えん坊。コーギーがいるところには、いつでも笑い声があふれている。愉快なコーギーさんと飼い主さんの暮らしぶり、今回も見せてくださ～い。（コーギースタイル Vol.41より）

コーギースタイル編集部
更新日：2021.01.08

マーキング

近所の子供に手紙をもらうほど地域ぐるみで愛されている名物犬

津島昌子さん+ ころ（オス・3歳）

近所の仲良しな子供達と撮影！他にもたくさん友達がいる。

穏やかで愛嬌のある性格が新しい縁を繋いでいく

兵庫県の住宅街の一角にある津島家に到着すると、玄関へと続く10段ほどの階段の上からコーギーがこちらを見下ろしていた。ニコニコ笑う柔和な表情。どうやら歓迎の様子。ころ（オス・3歳）だ。こっちに来たそうなそぶりを見せるが、躊躇している。「なぜか、この階段は降りられないんですよ。公園などにある同じくらい急な階段は問題なく降りていくのですが。不思議ですよね」と笑うのは飼い主の昌子さん。

この階段から降りることができない。

津島家は父の厳さん、長男の大輔さん、長女の侑里さんと昌子さんの4人家族。そこに、ころが加わることになったのは侑里さんがきっかけだった「たまたまペットショップに行ったら娘がコーギーの子犬を見て、飼いたいって言って。抱っこしたら、もうだめでしたね」ころはすぐに津島家の自慢の愛犬になった。そのかわいいところを挙げればきりがない。ボール投げで遊ぶ表情、散歩中のウキウキした様子。リードをつけるために抱っこして撫でると、なぜかあくびをするところ。そして、なんといっても、性格が良い。

ケージの中は落ち着ける場所。お気に入りの歯磨きガムを食す。

「穏やかですね。家に来た当初からおとなしくて飼いやすいです。半年くらい吠えなかったから、心配になったくらい」と昌子さん。　穏やかさだけではなく愛嬌もあるので、近所でも人気者となった。特に仲が良いのは子供。遠くから子供の声が聞こえてくるだけで、ころはそわそわし始める。近所の公園で遊んでいる小学生たちも、ころの大ファンだ。公園で会うと、追いかけっこをして遊ぶことも。「小学校でも子供達がころの噂話をするらしく、有名だそうです。私が知らない子でも『あ！ころちゃん！』と声をかけてくれることもあるんです」　ころは、この町の名物犬とも言えるほど知られる存在なのだ。

子供達と走るのが大好き。10人くらいで、走り回ることも。

以前、子供から手紙をもらったこともある。「下校の時間になると、特に仲が良い子供が家に来ることもあります。『ころちゃん、遊ぼー』って。ころも喜ぶので、その子に散歩に連れて行ってもらうこともあるんです」　撮影中、公園に向かって歩いている時に出会った子供達が、嬉しそうに近寄ってきた。もちろんころも耳を倒して、口角を上げ、大喜びする。

一番仲が良いのは、もちろん昌子さん。「ちよっと私のことをなめてますけど」というが、信頼している様子のころ。

聞けば、ころは家に来た当初は人見知りで、知らない人を警戒していたそう。その緊張を解き、人に慣れるきっかけとなったのは、小学生くらいの年頃の子供が優しく接してくれたことだった。ころの子供好きの理由もこの話を聞けば納得だ。　そして昌子さんも、ころのおかげで子供たちや、その親御さんとも仲良くなることがある。この町での暮らしが、さらに華やいだものになった。「これからも、穏やかな性格を大切にしながら、健康的に過ごしてほしいです」と笑顔で語る昌子さん。　信頼する飼い主さんの様子を見つめるころの表情は、相変わらず柔和。これからも愛らしさを存分に発揮し、新しい縁を紡いでいくはずだ。