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夏旅は水を求めて~中級編:愛犬と一緒にカヤックデビュー!

夏旅は水を求めて~中級編:愛犬と一緒にカヤックデビュー!

まぶしい日差しに白い雲。どこか遠くへ出かけたくなったら、緑に囲まれた湖へ足を運ぶのはいかがでしょう? 今回は、アウトドアの達人・木村東吉先生から、初めてのカヤックの心得を伝授。愛犬との新たな楽しみ方を開拓しました!(MY♡DOG Summer 2020 Vol.3より)

  • サムネイル: MY♡DOG編集部
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静かな湖畔でも水遊び

heana(ヒーナ)さん

heana(ヒーナ)さん

左から、まろんくん(オス・13才/パピヨン)、ひまわりちゃん(メス・推定6才/ミックス)

今回、初めてのカヤック体験ということで少しドキドキのheanaさん。
愛犬とともにライフジャケットに身を包み、いざ、レッスンスタート!

木村東吉先生

木村東吉先生

ファッションモデル、エッセイスト、アウトドアライフスタイルブランド「5LAKES&MT」主宰。趣味でアウトドア活動を始め、おしゃれで洗練されたオートキャンピンブームの火付け役に

5LAKES&MT
https://5lakesmt.com/

Step.1 まずは陸上でトレーニング

愛犬と一緒にカヤックを楽しむためには、飼い主さんが気持ちに余裕を持って乗れるようになることが必須です。
そのため、まろんくんとひまわりちゃんはいったん休憩。heanaさんのトレーニングからスタートします。

陸上でパドルの持ち方を学ぶ

今回は、初心者向きの漕ぎ方、「フェザリング」を教わります。 パドルの先端「ブレード」の向きがポイント!

今回は、初心者向きの漕ぎ方、「フェザリング」を教わります。 パドルの先端「ブレード」の向きがポイント!


パドルの持ち方3つのポイント

1. 肘の角度は90度

パドルを頭に水平に乗せ、肘の角度を90度にします。 実際に水上で漕ぐときもこの角度を保ちましょう


パドルを頭に水平に乗せ、肘の角度を90度にします。実際に水上で漕ぐときもこの角度を保ちましょう

2. パワーフェイスが手前側を向くように

ブレードの向きが重要! パワーフェイスが、常に自分の方に 向いている状態を意識します


ブレードの向きが重要! パワーフェイスが、常に自分の方に 向いている状態を意識します

舟を漕いでいるときも、これら のポイントを意識することです ぐに上達します! 愛犬にも目 配りする余裕を持てるよう、まず はこの3 つを身につけましょう


3. やわらかくパドルを握る

パドルを握る手に力を入れすぎる と、すぐに疲れてしまって、長く漕ぎ 続けることが難しくなります


パドルを握る手に力を入れすぎると、すぐに疲れてしまって、長く漕ぎ続けることが難しくなります

パドルの上手な漕ぎ方を知ろう


パドルの上手な漕ぎ方を知ろう

パドルの中心を支点にして、 片側を水面に下ろす

パドルの中心を支点にして、 片側を水面に下ろす


逆側の手を押し出すよう意識する

逆側の手を押し出すよう意識する


横から見ると……

横から見ると……


先生に助けてもらいながら、いざ水面へ

まず、先生と一緒に漕ぎます。タンデム(2人乗り)の場合は後ろの人が 指示を出します


まず、先生と一緒に漕ぎます。タンデム(2人乗り)の場合は後ろの人が 指示を出します

慣れてきたら、独り立ち

慣れてきたら、独り立ち


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Step.2 愛犬と一緒にカヤックに乗り込む

ひと通り、カヤックに乗って漕げるようになったら、いよいよ愛犬と一緒に船出です!
安全にカヤックに乗せる方法も木村先生から教わります。

1. 最初に愛犬を舟に乗せる

舟が岸から動かないのを確認し、愛犬を抱っこして 乗せます


舟が岸から動かないのを確認し、愛犬を抱っこして 乗せます

2. 愛犬の座る位置は、舟の先端に

進行方向の、一番前に愛犬を座らせます


進行方向の、一番前に愛犬を座らせます

3. 舟をパドルで押さえる

乗り込む際は、転覆を防ぐために舟をパドルで押さえ、 水に浮かべます


乗り込む際は、転覆を防ぐために舟をパドルで押さえ、 水に浮かべます

※通常舟の向きは、岸に対して平行ですが、撮影日は風が強かったため垂直にして乗り込んでいます。

4. ゆっくり乗り込む

乗り込むときも、犬から目を離 さないように注意。船底に対し て垂直に体重をかけると、流さ れにくく、スムーズに乗り込むこ とができます


愛犬の様子を見ながら、片足ずつ乗り込みます

Step.3 いざ! 愛犬と小さな船旅!

無事に乗り込むことができたら、力いっぱいかいて進むのみ!
日差しが反射してキラキラ光っている水面や、頬をなでる涼しい風。
愛犬との素敵な思い出が、また増えそう!

無事に乗り込むことができたら、力いっぱいかいて進むのみ! 日差しが反射してキラキラ光っている水面や、頬をなでる涼しい風。 愛犬との素敵な思い出が、また増えそう!


木村先生に教わったことを思い出し、一生懸 命漕ぐheanaさん。かく手はとてもスムーズ になりました


木村先生に教わったことを思い出し、一生懸 命漕ぐheanaさん。かく手はとてもスムーズ になりました

木村先生に教わったことを思い出し、一生懸 命漕ぐheanaさん。かく手はとてもスムーズ になりました


パドルでしっかり水をかくためのワンポイント

陸上トレーニングで学んだパドルの動きをしっか り意識します。また、ブレードを深く水面に入れす ぎると抵抗が強くなり、転覆する危険があるので 気をつけましょう

陸上トレーニングで学んだパドルの動きをしっか り意識します。また、ブレードを深く水面に入れす ぎると抵抗が強くなり、転覆する危険があるので 気をつけましょう


方向転換をするときは、曲がりたい方のパド ルを水に入れて固定します。

方向転換をするときは、曲がりたい方のパド ルを水に入れて固定します。ブレードは、水中に2/3程度沈 み込ませると水をつかみやす いでしょう。進行方向をしっか り見据え、できるだけ大きくゆ っくり漕ぐこともポイントです


無事、岸に帰着!

初めての小さな船旅は無事終了! まろんくんも楽しめたかな?

初めての小さな船旅は無事終了! まろんくんも楽しめたかな?


本日のレッスンを受けての感想

最初に乗ったときはとても怖かった けれど、木村先生がわかりやすく教 えてくれたのですぐに慣れることが できました! まろんは初めてなの に、落ち着いてのんびり乗っていて くれてよかったです。次は、ひまわり も乗れるようになったらいいなあ


最初に乗ったときはとても怖かった けれど、木村先生がわかりやすく教 えてくれたのですぐに慣れることが できました!まろんは初めてなのに、落ち着いてのんびり乗っていてくれてよかったです。次は、ひまわりも乗れるようになったらいいなあ

いつでも心の片隅に~木村先生のちょっとためになる話

いつでも心の片隅に~木村先生のちょっとためになる話


人も犬も、平常心で舟に乗ろう

犬とカヤックを楽しむためには、飼い主さんも冷静でいなければ、犬の安全を確保できません。特に、興奮状態の犬はふとした瞬間に舟の外へ飛び出してしまうおそれもあります。こうした事故を防ぐため、舟に乗せた瞬間、犬の様子を確認。怖がっているようなら降ろしてあげたり、動いていない舟に乗せたりして、少しずつ慣れさせるのがよいでしょう。

木村先生のこぼれ話

 昔は、舟の種類によって分けられていたのですが、レジャー用の舟の種類が増え たため、パドルのタイプで区別するようになりました。今回挑戦したような、ブレー ドが2つあるのが「カヤック」、ブレードが1つのものが「カヌー」と呼ばれます。カヤ ックのほうが水上でも安定しているので、初心者でもなじみやすく、愛犬とともにス タートするにもピッタリだと思います。


カヌーとカヤックの違いってなに?

 昔は、舟の種類によって分けられていたのですが、レジャー用の舟の種類が増え たため、パドルのタイプで区別するようになりました。今回挑戦したような、ブレー ドが2つあるのが「カヤック」、ブレードが1つのものが「カヌー」と呼ばれます。カヤ ックのほうが水上でも安定しているので、初心者でもなじみやすく、愛犬とともにス タートするにもピッタリだと思います。

企画&構成/SOULWORK
取材・文/高橋健太
撮影/秋馬ユタカ

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