すべてのワンコに明るい未来と愛情を

すべてのワンコに明るい未来と愛情を

日本全国には、人間の身勝手な行動により行き場をなくしたワンコたちが多数います。そんなワンコたちを殺処分から救うため、日々奮闘し、活動している人々を紹介します。そして、ふるさと納税を通じて支援することができるこの活動にあなたも参加してみませんか。

  • PRピースワンコ・ジャパン・プロジェクト

保護されるワンコたちは、年間どれくらいいるの?

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 ワンコは古くから人間と共に生活し、私たちに癒しを与えてきてくれました。現在でも多くの方が可愛い愛犬を良きパートナー、家族として共に過ごしていることでしょう。一般社団法人ペットフード協会の「2019年全国犬猫飼育実態調査」の結果によると、日本国内のワンコの飼育頭数は8,798,000頭にものぼります。[※参考1]

 しかし、ワンコの飼育頭数が増える一方で、保健所に収容をされ、飼い主さんや里親が見つからず殺処分となるワンコがいるのも現実です。環境省が発表した「平成16~30年度の犬・猫の引取り及び処分の状況」では、平成30年度に保健所に引き取られたワンコの頭数は35,535頭。そのうち、28,032頭は飼い主さんへの返還・里親に譲渡されていますが、7,687頭は殺処分となっています。[※参考2]
 引き取り頭数、殺処分の頭数は年々減少傾向にありますが、それでも悲しい思いをしている数多くのワンコがいます。

 しかし、日本全国には少しでも多くのワンコを救おうと、行き場のないワンコたちを保護し、新しい家族を探す活動をしている団体が多く存在します。

殺処分ゼロを目指す「ピースワンコ・ジャパン・プロジェクト」の活動

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 動物保護活動を行う団体のひとつであり、広島県を拠点に活動しているのが、認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンです。「ピースワンコ・ジャパン・プロジェクト」を立ち上げワンコの保護・譲渡活動を行っている日本最大級の組織で、広島県・神石高原シェルターを中心に、全国8カ所で譲渡施設を設置・運営しています。

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 日本のワンコやニャンコの殺処分ゼロを継続的に実現させるため、引き取りと譲渡、繁殖の抑制、飼い主さんの意識改革などの総合的な取り組みが大切だという理念のもと活動をしています。その第1歩として、2011年に全国でもっとも殺処分数が多かった広島県で殺処分をストップさせることを目標に掲げ、「広島の犬の殺処分ゼロを目指す1000日計画」を発表し、2016年には広島県で殺処分の対象となったワンコの全頭引き取りを開始しました。
 2020年11月末までの間に、2,441頭のワンコを譲渡・返還し、1,714日間にわたって、広島県の殺処分機の稼働をストップさせています。
 ※返還数とは、迷い犬として保護されたワンコのうち、ピースワンコ・ジャパン・プロジェクトの保護施設にきた後、元の飼い主さんへ無事帰ったワンコの数です。

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「ピースワンコ・ジャパン・プロジェクト」を立ち上げるきっかけとは

 プロジェクトの母体であるピースウィンズ・ジャパンは、国内外の災害や紛争などの被災地で人道支援を行っています。災害救助犬を育成し、人命救助に役立てたいと考え、候補となるワンコを引き取るために、広島県の動物愛護センターを訪れた際に出会ったのが当時まだ生後3ヶ月だった夢之丞(ゆめのすけ)です。
 「人にまったくなつかず、ペットとして飼うのは難しい」と判断され、2日後に殺処分される予定だった夢之丞を保護しました。 
 「殺処分を逃れたこの子は、人の命を救う仕事にきっと向いているはず。」 ーその想いから夢之丞と名付け、災害救助犬として育てられ、このプロジェクトをスタートさせることとなりました。

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プロジェクトを立ち上げるきっかけとなった夢之丞(手前)。2015年「第7回日本動物大賞」功労動物賞を受賞しました。

ミチシルベ(道標)〜ピースワンコ ・ジャパン 夢之丞物語

この動画は、殺処分予定で人一倍怖がりだった夢之丞が、人を信頼し、災害救助犬として生きていく姿を記録したものです。

「ピースワンコ・ジャパン・プロジェクト」の活動内容

 災害救助犬の育成などを行うように、「ピースワンコ・ジャパン・プロジェクト」の活動は保護活動にとどまりません。

●保護犬活動
 動物愛護センターなどからワンコを引き取り、広島県神石高原町と岡山県高梁市に4カ所ある保護施設で、日々のお世話や健康管理を行っています。
 また、人に慣れていないワンコは譲渡の前に、ドッグトレーナーによる人馴れトレーニングも行います。そして、新しい家族のもとへ送りだすために、全国7カ所にある譲渡センターで里親探しをしています。

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●終生飼養
 怪我や病気のあるワンコ、噛み付いてしまうワンコは、譲渡が難しいため「ワンだふるファミリー」としてピースワンコ・ジャパン・プロジェクトで責任と愛情を持ち、そのワンコを最期までお世話しています。

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●災害救助犬、低血糖アラート犬などの育成 
  保護犬の中で適性がある子を災害救助犬や低血糖アラート犬として育成、高齢者介護施設や学校を訪問してお年寄りや子どもたちを楽しませ、癒しをもたらしてくれるセラピー犬の育成にも力を入れています。

 このほかにも、地域再生事業として西日本最大級3つのドッグランの運営や、殺処分の現状や保護犬の存在を知ってもらうための教育・啓発事業として、出張授業や企業ボランティア研修を行っています。さらに、ワンコについての学問やトレーニングに精通した専門家から、ワンコの飼育などの知識を基礎から学ぶことができるスクールを運営しています。

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低血糖アラート犬の訓練の様子。

保護施設をご紹介

●保護犬たちが置かれている環境
 保護施設は全体で70,000平方メートル以上あり、犬舎内はワンコがある程度自由に動き回れる広さとなっています(病気の隔離犬舎などを除く)。約5,300平方メートルの庭付き犬舎施設や10,000平方メートル以上のドッグランもあります。

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ワンコたちは広いドッグランでスタッフと遊ぶことで、人への慣れや信頼を取り戻していきます。

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犬舎には柵やフェンスが設置されているほかに、地面の掘り返しがないか、各部屋の締め忘れがないかなど、ワンコが脱走をしないよう万全はチェックをしています。

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犬舎内にはエアコンが完備されています。

●100名以上の専属スタッフ
 保護施設では、獣医師5名を含む100名以上の専属スタッフに加え、清掃スタッフや多くのボランティアスタッフがワンコのお世話をしています。スタッフのお仕事はワンコたちの日々の食事、お散歩だけではありません。保護されるワンコの中には、健康面や行動面で様々な課題を抱えている子もいるため、医療やトレーニングのほかにも繁殖制限と適切な飼育管理のために避妊、去勢手術も行っています。
 そのほかにも、譲渡するすべてのワンコにはマイクロチップを装着しています。

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保護しているワンコの体重、体調ごとにフードを調整

 このように保護施設での人馴れトレーニングなどを経て、ワンコたちは譲渡会に参加し、新しい家族に出会います。

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あなたにもできる、保護犬活動支援

 このように、殺処分ゼロを継続的に続け、様々な活動を行っているピースワンコ・ジャパン・プロジェクト。この活動を支援したいけれど、施設から離れた場所にお住まいであるなど、実働的な支援が難しいという方も少なくはありません。

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 しかし、そのような方に知っていただきたいのが、「ふるさと納税」を通じての支援です。拠点地である、広島県神石高原町にふるさと納税をしていただくことで、殺処分ゼロを継続し、多くのワンコの明るい未来を創るための支援が可能です。

ふるさと納税の仕組みについて

 ふるさと納税は、ご自身が応援したい自治体に寄付ができる仕組みです。寄付をしたお金は税金の還付・控除が受けられ、手続きをすると自己負担額は2,000円のみ。さらに、お礼品をもらえる嬉しい制度です。
※控除上限額の範囲内で寄付すると、2,000円を超える部分について税金が控除されます。


ふるさと納税について詳しく

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 あなたのその行動が殺処分ゼロへ繋がります。1頭でも多くのワンコが幸せになるよう、ご協力をお願いします。

ご寄付の募集期間は2020年12月31日までとなります。

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参照1 一般社団法人ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査」
参照2 平成16~30年度の犬・猫の引取り及び処分の状況

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