ニヤケ度120％！猫写真家・沖 昌之さんの最新作は『イキってるネコ』が大集合！

「写真撮るなら決め顔してやるぜ？オレ、カッコイイだろ？」

タイトル：「猫流モーニングルーティン」

朝早く、海沿いを歩いていると毎日見かける猫がいる。
「毎朝ここへ来て、寝起きのストレッチをするんだニャ。天気よーし、景色よーし、空気よーし、伸びよーし！」

今日もネコなりに気合い入れていくぞー！という姿を見せつけられた気がする。

タイトル：「オレに惚れるなよ？」

「ボクはこの島を守る、猫番長。毎日こうやって片腕ずつダンベルを持ち上げて筋トレ中なんだニャ！
そんな俺、カッコイイだろ？惚れんなよ？」

鋭い目つきで、イケニャンアピールしてくる。

タイトル：「必殺、猫ガード！」

「チョット待ったニャー！それはワタクシの実家で採れた新鮮なお野菜でして、そうタダで持って行かせるワケにはいかないんだニャ！どうしても欲しかったら、このワタクシを倒してみるんだニャ！」

野菜泥棒を発見した途端、ものすごい勢いで追いかけてきた女将ネコ。

タイトル：「食後のアレ」

ニヤリとしたこの表情は、まさにイキってるように見える。
いや、もしかしたら、さっき食べたお昼ごはんの秋刀魚が、奥歯に詰まってるようにも見える。

「こうやって細い枝を爪楊枝みたいに使うと、よくとれるんだよニャ～」って聞こえてきた。

タイトル：「じつは、よーく見えるんです」

自転車置き場から、こっちを見てくる黒い影。

「君たち人間にとって、これはただのペダルかもしれない。けれど、ボクにとっては外の景色をよく見るための双眼鏡みたいなもの。こうやってペダルの隙間から外の景色を見ると、遠くの天気だって分かっちゃうんだニャ！すごいでしょ？」

ネコ目線でしか見ることができない、特別な景色でも見えそうだ。

タイトル：「猫以外は立ち入り禁止！？」

緑一面に囲まれた草原がある。ネコたちはこの草原を毎日のように訪れる。
「そこのアナタ！ここから先は、ネコしか通れません！ワタシたちネコしか入ることができない、テーマパークの入り口ニャんです。」

人間は立ち入り禁止、入口のガードニャンは越えられそうにないな。

タイトル：「諦めたらおしまい」

歩道のど真ん中で2匹のネコたちがなにかモメているように見えた。

「お兄ちゃんもう帰るの？今日はおいしいお魚がとれるって言ってたじゃん！なのに諦めるの早すぎるニャ！まだお魚獲れてないから、ワタシは帰りたくニャい～！」

お兄ちゃんネコに対して、もっと魚釣りの実力見せろ！と言ってるように聞こえてきた。

タイトル：「初恋の夏」

夏は夕日が沈むのが遅い。オレンジ色に染まった空は、まるでボクの心の色を映し出しているようだ。
「もうすぐ好きなあの子が駅に着く頃だから、ボクは急いで駅に向かう。この枯れ葉はただの枯れ葉なんかじゃない。ボクにとって恋の列車行きの切符なんだニャ。」

イキったネコだって、たまにはロマンチストになる。

タイトル：「ネコだって色々考える」

「オレだってたまにはこうやってひとりになって考える。人間と同じように悩みだってあるんだ。
でもね、最終的にいつも感じるのは、ネコでいる人生も悪くないニャいってことだニャ。」

ネコで生まれてきた人生。羨ましくも感じる。

特典情報

「どんな絵柄か気になるニャ～」

タイトル：『イキってるネコ』
著者：沖 昌之
デザイン：山下リサ
編集： ネコまる編集部
定価：本体1,320円（税込）
版型：B5変形・オールカラー96P
発行：タツミムック
発売日：2021年8月2日