【猫びより】個性的な3匹のイケメン看板猫【池袋本町】（辰巳出版）

（猫びより 2021年07月号 Vol.119より）

猫びより編集部
更新日：2021.09.17

マーキング

池袋駅から徒歩約20分、東武東上線下板橋駅より徒歩約7分ほどの場所にある「寿司常」。
安倍重吉さんと晴美さんご夫婦が営むアットホームなお店には、白黒のキュウ君（10歳♂）、茶白のテン君（8歳♂）、キジ白のチビ君（4歳♂）の3匹のイケメン看板猫がいます。

ゴロンと転がってくれたテン君

「客商売だし、猫を飼うのはいつもお父さんが反対していたんだけれど、私は生まれたときからずっと猫と一緒でね。昔から“猫娘”と呼ばれてたぐらいだから、猫のいない生活なんて考えられないのよ」と笑う晴美さんは筋金入りの猫好き。

テン君のお散歩を見守る晴美さん

晴美さんに負けず劣らず猫好きの息子さんの吉則さんが、倉庫で野良猫が生んだ子猫と出会い、連れて帰ったのがキュウ君だとか。

家の中では一番いばっているチビ君

長年猫と暮らしたおかげで、今ではすっかり猫好きになった重吉さんの後をついて近所にお散歩に行くのが、キュウ君とテン君の日課だそうです。

重吉さんとキュウ君は仲良くお散歩

とにかく人なつこくて、誰にでも触らせてくれるキュウ君とは違い、重吉さんにしかなつかないテン君、そして内弁慶なチビ君も子猫のときに拾われ、キュウ君が一生懸命子育てしたとのこと。
「キュウは近所の人気者でね。あちこちでごはんをもらっているみたいで、たまによそのお宅で寝ていることもあるみたいだよ」と笑う重吉さん。

看板猫の風格たっぷりのキュウ君

看板猫たちは子猫の頃から生ものを与えずに育てたので、お刺身や寿司ネタには縁がない様子。
「カウンターに上がってお客様の食べ物を盗ってはいけないから。みんな決してカウンターに上がることはないんですよ」と晴美さんは胸を張ります。
「子猫100匹と一緒に暮らしたい」という、晴美さんの昔からの夢が叶う日が来ると楽しそうです。