ボストン・テリアってどんな犬? 歴史やカラダの特徴について

陽気で友好的な性格と、タキシードを着ているような外見から「小さなアメリカ紳士」と呼ばれているボストン・テリア。ボストン・テリアの歩んできた歴史や、特徴についてみていくことにしましょう。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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ボストン・テリアの歴史

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ボストン・テリアは、チェサピーク・ベイ・レトリーバー、アメリカン・フォックスハウンドに次ぐ、アメリカ原産の犬として3番目に古い歴史を持つ犬種です。多くの犬種の起源がはっきりしないなか、ボストン・テリアの起源は、明確に記録されています。

1860年代にアメリカ・マサチューセッツ州の大都市ボストンで生まれた「フーパーズジャッジ」という犬がその起源です。ロバート・C・フーパーという人物の手によって、ブルドッグとイングリッシュテリアを交配させて作出されたジャッジは、白くて小柄な「バーネッツジップ」というメス犬と交配され、「エフ」という子どもが生まれました。その仔犬が成長したのち、さらに小さな「トビンズ・ケイト」というメス犬と交配されて、体重の軽量化が行われました。そして生まれた仔犬たちが、現在のボストン・テリアの基礎犬となりました。現在、世界中で愛されているボストン・テリアは、このたった4頭がすべてのルーツなのです。

もとは闘犬用として作出されてきましたが、闘犬が取り締まられ、ボストン・テリアの作出は愛玩犬化に方向転換しました。小型化の過程に、愛玩犬を掛け合わされることで、本来持っていた闘争心は薄れていき、やさしい性格へと変わっていったといわれています。

1889年、人気が高まったこの犬に対し、ボストン市に「アメリカンブルテリアクラブ」という犬種クラブが設立されます。当時、ボストン・テリアは「ラウンド・ヘッド」や「ブルテリア」という名前で紹介されていましたが、ブルドッグやブルテリアの愛好家から、ネーミングについてのクレームが入ります。1891年に、それを受けて名称が変更され、生まれ故郷のボストンの名前を取り、「ボストン・テリア」と呼ぶようになりました。

それからたった2年後の1893年に、アメリカンケネルクラブにおいて、正式な犬種として認定されます。誕生してからおよそ20年という速さで、ボストン・テリアは、誰もが認める犬種になったのです。1920年代にはヨーロッパへと渡り、1950年代には北米でもっとも人気のある犬にまでなりました。現在においてもその人気は衰えておらず、日本でも徐々に人気が高まっている犬種です。

ボストン・テリアのカラダの特徴

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ボストン・テリアは、体重によってヘビー、ミドル、ライトの3タイプに分類されます。カラダの大きさ以外の特徴は同じで、がっちりとした筋肉質なカラダつきをしています。仔犬の頃は丸っこいですが、成犬になると脚が細く長くなり、優雅に歩くようになります。

被毛は、短く滑らかで光沢があり、このような毛質は「スムースコート」と呼ばれています。被毛のお手入れは、比較的楽であるといえるでしょう。

毛色は「ボストンカラー」と呼ばれ、全体的に黒く、白斑を持っていることが多いです。主な毛色として、ブラックブリンドル&ホワイト、ブリンドル&ホワイト、シールブリンドル&ホワイト、マホガニーブリンドル&ホワイト、ゴールドブリンドル&ホワイト、ブラック&ホワイトなどがあります。

ボストン・テリアの顔の特徴

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間隔があいていて、飛び出しそうな大きい目、ピンと立った耳、やや垂れた頬、たるみの無い口唇が特徴で、ボストン・テリアらしい愛嬌のある表情を作る大切な要素といえます。

ボストン・テリアは、正義感が強くて紳士的な性格です。縄張り意識が強いので、警戒心が強い部分もありますが、人懐っこく、甘えん坊な一面も持っています。歴史と特徴を理解し、しっかりと向き合って、絆を深めていきましょう。

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