ペットカートで電車に乗るのはOK? 正しい電車の乗車方法について
多くの鉄道会社では、犬や猫と一緒に電車を利用することができます。今まで「車がないから…」と、ペットとの旅行や帰省を諦めていた飼い主も、これからは電車でペットとお出かけしてみてはいかがでしょうか? 今回は、犬や猫を電車に乗せる際のエチケットや注意点について紹介します。
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ペットカートで電車に乗ることはできる?
ペットカート(ペットバギー)は、ペットキャリーに車輪が付いていて、押して移動できるタイプの製品です。飼い主にとっては、運搬時にペットの重さが負担にならないので便利なアイテムですが、このペットカートは場合によって電車に持ち込めないことがあるので注意してください。というのも、車内への持ち込みが許可されている手回り品にはサイズ制限があり、ペットキャリーに比べて大型なペットカートは、このサイズ制限を上回ってしまうことが多いためです。
ただし、キャリー部分とカート部分が分離できるタイプのものに限って持ち込み可の鉄道会社もあるので、詳しくは利用したい鉄道会社のホームページなどで確認してください。
ペットを電車に乗せる方法
ペットの乗車方法やキャリーのサイズ規定は鉄道会社によって異なるので、利用前にルールをよく確認しておきましょう。ここでは、一部の鉄道会社を例に説明します。
まずJR東日本・西日本の場合、ペットキャリー1つにつき、手回り品持ち込み料金280円がかかります。各駅の窓口で係員に申し出て料金を支払ってください。また、布地やメッシュなどのソフトな材質のペットキャリーは乗車が認められません。
東京メトロ・都営地下鉄・東急電鉄・小田急電鉄・京王電鉄などは、ペットキャリーの持ち込みは無料です。各鉄道のサイズ制限以内の大きさで、きちんと蓋ができ、ペットが脱走する心配のないキャリーを使用しましょう。
一方、大阪市営地下鉄では、ペットキャリーの持ち込みは無料で、サイズ制限もとくにないものの、中の動物が見えないように、布などでキャリーを覆うことが推奨されています。
その他、地方の私鉄などもそれぞれに規定を設けています。ペットを連れて電車に乗る場合は、あらかじめ利用する鉄道会社の規定を確認してください。
ペットと電車に乗る際の注意点
電車での移動は、ペットにとってどうしてもストレスがかかるものです。少しでも負担が軽くなるよう、事前にペットをキャリーに慣れさせておきましょう。日頃から部屋にキャリーを置いておき、ペットが自由に中に入って過ごせるようにしておけば、キャリーに対する緊張感や嫌悪感を緩和することができます。
また、乗車前の食事や排泄も大事なポイントです。長距離の移動に慣れていない犬や猫は、緊張で嘔吐することがあるので、食事を直前にとらせるのは禁物です。さらに、乗車前には排泄もしっかり済ませておきましょう。
電車は多くの人が利用する公共交通機関なので、ルールとマナーに注意して乗車しましょう。大切な家族である犬や猫に、過剰なストレスを与えてしまわないよう注意しつつ、時には電車で遠出をして、たくさんの素敵な思い出を作ってください。
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