猫を連れて電車に乗るのはOK? 乗車ルールや料金について
病院に連れて行く時など、猫と一緒に電車に乗る機会は意外にあるものです。猫を連れて電車に乗る際のルールや注意点などを紹介します。
- 更新日:
猫は電車に乗れる? 乗車ルールは?
猫と一緒に電車に乗ることはできます。ただし、必ずケージやキャリーバッグに入れて乗車するのがルールです。ケージやバッグの大きさにも規定があり、JRはじめ地下鉄や私鉄各社のWebサイトを確認すると、長さが70cm以内で縦・横・高さの合計が90cm程度というのが一般的です。その大きさのケージの中に顔を含めた全身が入ることが、電車に乗る際の条件となっています。
乗車料金
乗車料金は鉄道会社によって異なり、料金がかかる場合と無料の場合があります。料金がかかるのは、例えばJR。有人改札でケージやバッグを見せ、手回り品きっぷ(290円 ※2022年4月時点の料金)を購入する必要があります。JRのほか、おもに近畿地方を走る阪急電鉄や近畿日本鉄道、福岡を走る西日本鉄道(西鉄)などの私鉄でも同様に手回り品料金がかかります。
東京近郊を走る地下鉄や私鉄は無料の場合がほとんどですが、念のため事前に問い合わせるか、乗車の際に有人改札で確認をしておくことをおすすめします。
猫と電車に乗る際に用意した方がいいもの
猫と一緒に電車に乗る際、ケージやキャリーバッグのほかに、以下のような準備があると安心です。
1.リード、ハーネス
室内飼いが基本の猫の場合、暮らし慣れた家から出て外の世界に行くというのは、とても不安なことです。びっくりして、ケージを開けた時に逃げ出してしまうことも少なくありません。万が一の事態に備えて、リードやハーネスを装着しておきましょう。なお、猫は骨格の関係で首輪のすっぽ抜けが多いため、リードは首輪ではなくハーネス、もしくはリード装着用の金具の付いたベストなどに付けたほうがよいようです。
2.水、フード
猫が脱水症状を起こさないよう、時々、水分補給をしましょう。フードについては、乗り物酔いをして嘔吐してしまうおそれがあるので移動中の食事は避けた方が無難ですが、念のため持参して、猫の様子を見て与えましょう。
3.タオル
用意しておくと、猫が粗相をした際などに役立ちます。
4.トイレ
長時間の移動が予想される場合は、猫用のポータブルトイレを持参すると安心です。
そのほか、猫が安心できるよう、お気に入りのおもちゃなどを用意してもよいでしょう。
注意点
最後に、電車移動全般の注意点をご紹介します。
1.脱走には全力で注意を!
猫はひとたび脱走すると、そのまま迷子になってしまうケースが少なくありません。とくに、電車のホームで逃げ出してしまうと、事故に遭う確率が高まります。愛猫の安全のためにも、脱走にはくれぐれも注意してください。
2.ケージやキャリーバッグに入る練習をする
電車での外出を予定している場合はもちろん、外出の予定がなくても、万が一に備えて「ケージやキャリーバッグの中は安全だ」と猫に認識させるとともに、中に入る練習をしておきましょう。リビングや猫のお気に入りスペースの近くなどにケージやキャリーバッグを置き、猫が自由に出入りできるようにしておくのがおすすめです。
3.ポータブルトイレにも慣れさせておく
とくに繊細な性格の猫は、トイレが変わると排泄を我慢してしまうことがあります。家にいる間も時々ポータブルトイレを使わせて、外出先でも猫が安心して排泄できるよう準備をしておきましょう。
以上のような準備を整えて、愛する猫と快適な電車移動ができるといいですね。
猫と一緒に旅行に行こう! 注意点は? | PECO(ペコ)室内飼いの猫は、旅行には連れて行けないと諦めがち。でも、猫と泊まれる宿もあります。猫と旅行する際のポイントを紹介します。
猫のハーネスの用途やメリット、選び方や注意点など | PECO(ペコ)猫を移動させたり散歩させたりする際は、首輪よりも安定性の高いハーネスとリードを装着しておくと、猫も飼い主も安心です。最近ではおしゃれでかわいいハーネスも増えてきているので、今まで首輪を使っていた人も要チェックです。ここでは、ハーネスの使い方や選び方、首輪との違いについて紹介します。