猫と一緒に旅行に行こう! 注意点は?
室内飼いの猫は、旅行には連れて行けないと諦めがち。でも、猫と泊まれる宿もあります。猫と旅行する際のポイントを紹介します。
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猫と一緒に泊まれる宿の探し方
近頃では「ペットと泊まれる」宿が増えていますが、実際には「犬と泊まれる」宿であることが多く、「猫と泊まれる」宿は残念ながら、あまり多くはありません。
ですから、猫と旅行をしたいと思ったら、まず宿探しに時間と手間をかける覚悟で準備をスタート。猫と泊まれる宿の探し方は大きく3つあります。
1.ガイドブック
「ペットと泊まる」をコンセプトにした旅行ガイドブックには、宿ごとに大型犬、小型犬、猫、小動物と受け入れ可能なペットの記載があることが多く、猫OKの宿を探しやすいはず。
2.Web
「ペット 泊まれる 宿」などのキーワードで検索すると、大手旅行会社の「ペットと泊まれる宿」特集ページがヒットします。ただし、そこから猫と泊まれる宿を1軒ずつチェックして探すのは案外大変。大型犬、小型犬、猫、小動物など、検索条件を絞りこめるサイトが便利です。
3.旅行会社
「猫と泊まれる宿を自分で探すのは大変」と感じる人は、旅行会社のカウンターで相談する方法もあります。
宿を選ぶポイント
猫と泊まれる宿には、ペンションやホテル、温泉の離れ、コテージなどいくつかのスタイルがありますが、まず確認すべき点は、「猫も一緒に客室に泊まれるかどうか」です。ケージに入れて預ける宿もありますが、犬のケージと一緒に並べられてしまうと、猫には大きなストレスになります。
できればソファやベッドに上がるのはNGか、食事は客室か食堂かなども事前に確認を。宿での過ごし方をイメージして旅行の準備がしやすくなるでしょう。
また、ペット料金も無料~5,000円程度と幅があるので、確認しておくと安心です。
移動での注意点
ケージや乗り物に慣らしておこう
旅行先への移動は猫のストレスを軽くすることを一番に。そのためにもいきなり遠出をするのではなく、旅行前にちょっとしたお出かけをしてケージやハーネス、乗り物などに猫を慣らしておきましょう。
乗り物酔いに気をつけて
猫も乗り物酔いをするので、お出かけ前の食事は避けましょう。事前に猫が酔いやすいと分かっていれば、獣医師に相談をして酔い止めの薬を処方してもらう方法もあります。
熱中症は命のおそれも
旅行中、猫に車でお留守番をさせることは基本的にできないと思ってください。夏以外の季節でも車内が短時間で高温になり、熱中症になるおそれがあります。あらかじめペットを同伴できるレストランを探しておくなど、しっかり計画を立てておきましょう。
事故防止のために
猫は細い隙間もすり抜けてしまうので、万が一にも運転席に入りこんで事故の原因になることがないよう、車の中でもケージやリード・ハーネスを使用するのが安心です。ドアのロックもしっかりと。
脱走にも注意を
旅行中は、猫が脱走しないよう十分注意をしてください。また、猫を家の外に出すにあたって、受けた方がいいワクチンについて獣医師に相談したり、首輪に迷子札をつけたりと備えをしておきましょう。
宿での注意点
宿に着いたら、まずはお家で使用しているベッドやトイレ、爪とぎなどを部屋にセッティングして、猫がくつろげる環境作りを。猫の粗相を予防し、マナーを守って宿を利用することにもつながります。
最後になりますが、「犬は人につく」「猫は家につく」という言葉があるように、猫は移動にストレスを感じやすいのも事実です。猫と一緒の旅行はNGではありませんが、1~2泊の旅行であれば食事をたっぷり用意して家でお留守番をさせたり、ペットシッターを頼んだりする方法もあるので、合わせて検討をしてみてはいかがでしょう。
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