フェレットの飼育は簡単? 難しい? フェレットの飼育難度について

フェレットの飼育は簡単? 難しい? フェレットの飼育難度について

ここではフェレットの飼育難度について。コンパニオンアニマル(犬・猫)とエキゾチックアニマル(小動物)と比べてみました。どうぞご参考に。

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    出久野 げんまい
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フェレットの飼育難度について

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まずフェレットの飼育難度について高いのか低いのか、それについては断定してお答えすることは出来ません。

というのは、ペットの飼育難度というものは、その動物に対する事前の知識、心構え、経験、飼育環境など人それぞれの主観で大きく異なる為です。
と、そんなことは言われなくても分かっていますよね。

なのでここではペットしてメジャーであるコンパニオンアニマル(犬・猫)と比較を交えつつ、また他の※エキゾチックアニマル(小動物)とも比較した観点から、フェレット飼育の難度についてお答えしたいと思います。

※今回の記事ではエキゾチックアニマルをペットとしてよく飼われる小動物(ハムスター、モルモット等)と限定していますが、正確にはこの呼称は野性味の強い動物全般を指します。

フェレットを飼うのは難しい?

犬や猫などのコンパニオンアニマルと比べフェレットを飼うのは難しいかどうか。
他のエキゾチックアニマル(小動物)と比べ飼うのは難しいかどうか。

まず最初に結論から申し上げますと、

コンパニオンアニマル(犬・猫)と比べると難しくはありません。
エキゾチックアニマル(小動物)と比べると難しいです。

フェレットは、ペットとしての歴史が長く、社会性に富み、しつけも行え、コンパニオンアニマル(犬や猫など)に近しい要素が多いです。
その割に、体が小さく、ケージ飼いが出来ることが犬・猫と比べ難しくはないと述べる理由です。

反対に、エキゾチックアニマル(小動物)としては、エキゾチックという分類でありながら、飼育水準がコンパニオンアニマルと同程度要求されるということが、難しいと述べる理由です。

もちろん、あなたがフェレットに何を求めているかによってこの結論は変わります。

下記からは、他のペットとの比較を交えつつ、フェレットの飼育上の問題、独特な習性などをご紹介しますので、それらを考慮して、あなたにとって飼育が難しいか難しくないかの判断材料にしてください。

フェレットの飼育難度比較

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しつけ

フェレットは「コンパニオンアニマル」と比べると、しつけが難しいです。

が、しつけそのものがほぼ出来ない「エキゾチックアニマル」の括りでは圧倒的にしつけやすい部類です。

例えば、しつけの基本と言える「特定の場所での排泄」をフェレットは覚えることが出来ます。
ただこれは犬や猫のように、して良い場所、ダメな場所を学ばせる、というよりはフェレットが「隅で排泄する」という習性を利用してのトイレトレーニングです。

つまりペットを飼い主に合わせる方法ではなく、飼い主がペットに合わせたしつけ方(忍耐力)がフェレットには相応必要ということです。

ケージ飼いが基本

犬や猫でもケージ飼いをしているご家庭はありますが、そうでないご家庭も多いと思います。
しかし、フェレットの場合ケージ飼いはほぼ必須条件となります。

これはフェレットに狭い場所を好む習性がある為です。
この習性は猫にもありますが、往々にしてフェレットは猫よりも体が小さく、加えて何でもかじってしまうという習性も持っており、自由にすることの危険性が猫の比ではありません。

十分にしつけが行き届いているからと、家の中で放し飼いしているご家庭もあります。
が、やはり安全性を考えるとケージはほぼ必須です。

そしてこの体の小ささ、ケージ飼いがメインというのは一つのメリットです。
が、考え方によってはケージ飼いのみでは済まない、ケージの外にも出して遊ばせる必要があるところが一つのハードルになります。

暑さ・寒さ対策

フェレットはケージ飼いが基本である以上、暑いときは涼しい所に、寒いときは温かい所に自由に行き来出来る犬猫と比べても、暑さ・寒さ対策に敏感にならなければいけません。

フェレットは寒さに強く、暑さに弱い性質があり、特に日本の夏は彼らにとって致命的な暑さです。
また寒さに強いといっても、限度があります。

夏の暑さ対策、冬の寒さ対策、また寒暖差の激しい春・秋。
つまりフェレットの暑さ・寒さ対策は、1年を通して常に気にかける必要があります。

エキゾチックの多くはこの性質を持っているため、特別難しいとは言えませんが、コンパニオンアニマルと比べるとこれは一つのハードルとなるでしょう。

ちなみに、フェレットの適温環境は20~24℃です。

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独特なニオイ

フェレットには特有のニオイ(体臭)があります。
筆者の周りにいるフェレット飼いの方は「めんつゆ」のニオイと呼んでいます(あまり共感は得られないそうですが)。

とにかくそんな感じの独特なニオイです。

ただコンパニオンアニマルにも、他のエキゾチックアニマルにもこれはありますし、この独特なニオイが好き、気になったことはない、という飼い主も多いです。
が、もしニオイに敏感で慣れない場合、日々のお手入れで軽減することは出来れどなくすことは出来ないということに留意してください。

診察してくれる動物病院の数

エキゾチックアニマルの中でも診察可能な動物病院が多いフェレット。
しかしコンパニオンアニマル(犬・猫)と比べるとその数は圧倒的に劣ります。

その割にワクチン接種や※避妊手術・臭腺除去手術などが必要に迫られることがあり、定期的な健康診断も必要です。

※現在、市販されているフェレットは避妊手術・臭腺除去手術を既に済ませている場合がほとんどです(スーパーフェレットと呼ばれています)。
が、中にはされていない個体もいますので引き取る前に必ず確認するようにしてください。

以上が他の動物と比較した、フェレットを飼育する上で挙げられる主な違いです。

最後に

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フェレットはコンパニオンアニマルの良さと難しさ、エキゾチックアニマルの良さと難しさを兼ね備えたペットと言えます。

そして個人的にはコンパニオンアニマルを飼育出来る環境にある方で、かつ初めてペットを飼うという人にはフェレットの飼育はおすすめできます。
反対にエキゾチックアニマルしか飼育できない環境では、あまりおすすめできません。

社会性の高い個体であれば、フェレット同士、犬や猫との多頭飼いも可能です。
多頭飼いをお考えの際は、社交性を育む時期である幼い内からが望ましいです。

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